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優れたディレクターは優れた医者と同じ?!アナリティカルかつヒューリスティックにお客様のサービスをデザインするサービスディレクターの仕事とは

SHIFT DAAE(読み方:ダーエ)人事グループの早川です。

DAAEチームが本格的に稼働をはじめてから半年が経過しました。期初に6名からスタートして現在では20名を超えるメンバーが在籍しています。今回はお客様のフロントに立ち、サービス企画や案件のマネジメントを一気通貫で担当するサービスディレクターにインタビューしました。医者と同じだといわれるディレクターの提案マインドと業務詳細についてぜひご覧ください!

                       
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○お客様のビジネス成功に焦点を当てた仕事がしたかった

Q:いまはどんな仕事をしていますか。

サービスディレクターとして、お客様のシステムやサービスに対する企画提案からその実装を担当しています。フルスタックエンジニアやUXデザイナーとチームを組んで、お客様により具体的なイメージをもっていただける提案ができるように3マンセルでお客様と向き合っています。優秀なメンバーがそろっているので「絵に描いた餅」にならない提案ができていると思っています。

Q:簡単に経歴を教えてください!

新卒まで遡ると、オフショアでコールセンターを提供する企業に入社して、あまりのブラック具合に1年せずに退職。その後知り合いの経営するバーで2年くらい働いていました。その知り合いからWeb系企業であれば実力次第でキャリアの再構築ができるとアドバイスを受けてからHPの制作会社、製造業のIT担当者、大手広告代理店の下請け制作会社といろいろな経験をしたのちに、デジタルマーケティングの会社に入社しました。直近はデジタルマーケティング基盤の構築やサイトパフォーマンスの改善などの提案を行っていました。

Q:そんななか、DAAEに興味をもたれたのはなぜですか。

リアルに変革を起こすことができるビジネスだと感じたからです。制作会社の経験が長いのですが、総合代理店のような大企業を除けばお客様の言いなりになりがちというか、ビジネスの本質が人と人のつながりに終始してしまうことが多いと感じています。それはそれで価値のあることだとは思うのですが、私は「いわれたものをつくって終わり」ではなくお客様が求める成果に並走できる仕事をしたいと考えていて、それゆえに定量的に測定ができるデジタルマーケティング領域での経験値を積んできました。そんななかでDAAEチームの求人に出会い、お客様のサービス成功にコミットするためのビジネスモデルをもってIT業界に変革を起こそうという事業内容に共感して入社を決めました。

○投資対効果を感じさせられないと意味がない

Q:サービスディレクターのミッションを教えてください

一番大きな役割は、自分の提案によってお客様のビジネスを成功させることだと思います。DAAEチームでは多種多様な業界のお客様に対して新規ビジネスの提案から既存サービスのブラッシュアップまで、さまざまな提案をしていますが、特に大事にしているのは「それによって何がどう変わるのか」ということです。

Q:もう少し詳しく!

まさにDAAEのE(EconomicQuality)に集約されていると思いますが、お客様にとってはその投資によって何が得られるのかが重要なので、なぜそのデザインなのか、どの程度の期間で提供できるのか、どんな方法論があるのか、投資対効果はどれくらいなのかという観点で提案をすることって、とても大事なんです。そのため、お客様が何に困っていて(Why)、どうしたいのか(What)に向き合うことからはじめます。

Q:具体的な案件事例を教えてください

某測量機器メーカー様の機器メンテナンス・拡張機能を購入することができるクロスプラットフォームアプリのプロトタイプを開発するお仕事が印象的でした。

打ち合わせのタイミングで共有いただいた仕様書はまだ柔らかく、ウォーターフォール開発では納期内の完成が難しい状態だったため、お客様と私たちが並走しながらアジャイルに開発を進めることを提案しました。アプリの開発状況をお客様がリアルタイムで確認できるようなプレビューツールを導入し、コミュニケーションコストを限界まで削減することを重視した体制を構築しました。頻繁に機能要望が追加、変更されるなか、予定工数をオーバーしないようクライアントと話し合いながら徐々に完成にまでもっていくことができたと思います。

Q:要件がまとまりきらないと開発に着手できないウォーターフォール開発はスピード感のあるビジネスシーンには向かないこともありますよね。お客様のビジネスの成功を支援することに軸があるからこそ完走しきれたのですね!

そうですね。フルスタックエンジニアをアサインし、開発の柔軟性も担保することで、DAAE推進部の理想とする「最速でつくられる、動く仕様書」を体現できたプロジェクトです。私たちのチームが、仮説ベースで腐心して実装したプロトタイプアプリをコアとして、クライアント側でもバックエンド開発、IoT関連通信の仕様、果てはマネタイズを行うためのコンテンツの方向性の検討まで、ビジネスを進めるために必要なあらゆる検討や構築が進みはじめました。

クライアントのビジネス構築に直接インパクトを与えることのできた、コンパクトではありますが非常に投資対効果の高い施策であったと自負しています。

Q:お客様のビジネスを加速させるプロダクトマネージャー(PdM)のような業務イメージですか

最終的なゴールをお客様ビジネスの成功に設定して、サービスの方向性や実現するための体制づくり、案件のマネジメントを推進していくという意味では、PdMと呼ばれている職種に近いミッションをもっていると思います。

実際に私の直近の転職では、とあるメーカーのPdMポジションとDAAEチームとで進路を迷っていました。1サービスのグロースを目指すポジションというよりは自分のもっているノウハウを生かしながらより多くのサービスをグロースさせられるのが、DAAEのサービスディレクターというポジションの魅力だと思っています。

○理想のサービスディレクターは最高の医者

Q:将来的にはどんな「変革」を起こしたいですか
昔、お客様から言われた言葉がすごく心に残っているのですが、クライアントとクランケ(患者)って同じ語源といわれているんですね。(※諸説あります)クライアントを患者だと考えると、私たちは医者の立ち位置になるわけです。

医療業界でも医師が患者とフラットな立場になくて、方法論の追求になってしまうとよい医療が提供されないですよね。例えば心臓の一部にちょっとしたトラブルがあるだけなのに心臓移植という方法論ありきになると、患者の抱えるリスクは体力的にも金銭的にも上がってしまうわけです。IT領域だと、ちょっとした改修とかマーケティング施策で済むことを0→1ベースの大規模なシステム開発に落とし込んでしまったりすることがそれに該当しますね。

今後DX推進の流れでITに詳しくないお客様がITビジネスに着手しなければいけないシーンも多くなってくることが予想されます。そういうときにこそ投資対効果を可視化して、なぜその選択肢なのかいうエビデンスを示しながら価値提供できるようなDAAEのサービスディレクターの介在によって世の中は大きく変わっていくと考えています。

Q:サービスディレクターに興味をもっている方に一言!

入社して思ったのは「スキルや目線の高い人たちがたくさんいる」ということです。お客様との打ち合わせにはエンジニアやデザイナーと同席します。お客様に対して提供したい価値を同じ目線で考えることができて、かつ高い専門性をもったメンバーがそろっているので純粋に質の高い提案をすることができるのが魅力です。一緒に世の中に変革を起こしましょう!

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ディレクターに関わらず世の中のすべての職種に共通していると思うのですが、解決方法ありきで物事を考えると根本的な課題解決に至らなかったり、実施までがゴールになってしまってその後の効果測定が行えないってありますよね。DAAEチームでは事業を運営するうえで一番大事なことは施策のオリジナリティやクリエイティブではなく、それがどんな投資対効果を生むかだと思っています。レベルの高い各職種(ディレクター、エンジニア、デザイナー)がチームを組んでお客様と向き合うことで専門性と実現度が高い提案を可能にしております。

興味が湧いたという方はぜひご連絡ください!

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