3月は別れの季節、特に日本の学生にとっては節目の月です。私たちは今年も多くの卒業生を迎え、最長で3年近くに及んだ、それぞれのこれまでの1on1を振り返ってもらいました。

◉ある学生は、就活時に自分の興味・関心に基づいて、あらゆる選択肢を比較・検討できたことをハイライトに挙げました。特に、世間的に”ウケ”が悪い選択肢について、1on1で話す機会がなければ真剣に考えることも、自覚することすらなかった。結果的に選んだ就職先への納得度を高められ、同時に、この先のキャリアで実現したいこともわかったと語ってくれました。

◉ある学生は、自分がこんなにいろんなことを考えているのだと知らなかった、考えることが苦手だと勘違いしていたと話しました。以前は相手に意見を委ねてしまい、自分の考えを知る機会がなかった。自分に考えがあると知ることで自身を肯定できるようになり、自己発見が自身に幸福感をもたらすこともわかったと語ってくれました。

◉ある学生は、1on1を通じて大きな挑戦を決断・実行できたことをハイライトに挙げました。併せてそれをきっかけに、家族に対する自身の想いを自覚し、それを伝えることを通して、わだかまりがあった親との関係を改善できたことを、大学生活での最も重要な変化だと語ってくれました。

それぞれの学生に背景があり、感じていることがあり、考えていることがある。だからこそ私たちは「教えない・評価しない」を今まで以上に徹底していくのだと、決意を新たにしました。