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自分の「やりたい」が尽きない多様なプロジェクト|UX/UIデザイナー 岡本晃大|Meetup Report #02

2023年9月14日(木)に開催したミートアップ「ベンチャー・スタートアップ出身デザイナーが語る!クライアントワークの魅力」をストーリー記事で再演。このミートアップに登壇したコンセントのUX/UIデザイナー川崎実紀と岡本晃大の2名が、自身のキャリアやデザイン会社であるコンセントでの仕事・働き方についてお話しします。

異業種からキャリアをスタート。独学のデザインを実践の中で体系化

UX/UIデザイナーの岡本晃大です。どうぞよろしくお願いします。
私は学生時代に美術系大学に通っていたり、デザインを学んでいたわけでなく、一般大学の出身です。キャリアのスタートもデザイナーではなくて、アパレル業界で販売をやっていました。

ただもともとデザインには興味があって、独学でデザインを学んでデザイナーとして転職しました。スタートアップ2社を経験していますが、どちらの会社でも「一人目デザイナー」として、ブランディングからウェブサイトやパンフレット制作まで割となんでもやってきました。

いろいろやってはいたものの、ずっと独学かつ社内唯一のデザイナーだったので、まとまった知識や手法を獲得したいという気持ちがあったこと、前職でデザインコンサルティング会社の方とご一緒させていただく機会があり、デザイン会社に興味をもったことが転職のきっかけです。

コンセントはデザイン人材の育成に力を入れていて、自分の希望が叶えられそうだなと思って転職を決めました。2023年で入社4年目になります。

プロダクトやサービスが健康に育っているかまで支援できる

コンセントでの仕事について紹介していきます。

かなり幅広くて、プロダクトデザイン、サービスデザイン、ウェブデザイン、リリースしたサービスの運用改善、研修開発などいろいろやらせてもらっています。

こういったなかで、具体的に私が何を担当しているかというと、メイン業務として一番やっているのがMVP構築(Minimum Viable Product:実用最小限の製品)です。

MVP構築では、最初にユーザー体験をデザインします。そしてプロダクトのオブジェクト整理や設計方針、トンマナ方針などを策定する「ローファイ設計」を進めます。次に「ハイファイ設計」として、仮説に基づき、オブジェクト構造の精緻化、画面ごとの骨格設計をしていきます。スタイルやUIパーツの調整などデザインルールを整えながら、一つひとつの「画面デザイン」に落としていきます。

体制としては、デジタルプロダクトディレクターと、これは規模によるんですがUX/UIデザイナー1〜4人、サービスデザイナー1〜2人くらい。主にコンセプトの検証部分などでサービスデザイナーに入ってもらい、ユーザー体験設計を一緒にやっていきます。UX/UIデザイナーは情報設計やUI設計、デザインシステムをつくるというところでメインに動くことが多いです。

リリース後のサービスの運用改善のお仕事もあります。「現状理解」にはじまり、ユーザーへの提供価値とその実現のための「課題の要件化」を実施。「要件をもとにUI設計」や仕様定義を行い、プロダクトに反映していきます。

たとえば3年くらい前にリリースしたあるサービスでは、いまも運用改善に携わらせていただいています。リリースして終わりではなくて、健康に育っているかを見ながら改修を続けているプロジェクトです。

クライアントワークをするコンセントのような会社では、立ち上げまでの仕事だけなのではと思われるかもしれませんが、サービスを中長期的に支援しているプロジェクトもあるというのはありがたいなと思っています。

次はデザインスプリント。スプリントの場合、2パターンあって、私がプログラムの設計もして、ファシリテーションもして、ユーザーに試してもらうところまでリードするパターンか、ある程度企画設計部分はサービスデザイナーに任せて、つくるというところに注力するパターンがあります。

コンセプトを作成したあとに取り組むのがPoC(概念検証)です。CIS(コンセプトインプレッションシート)を作成して、想定ユーザーの反応を見て届けたい価値を届けるものになっているかを検証していきます。

この他にも、UX/UIデザイナーとしてウェブサイトのデザインをして、そのデザインルールをまとめたり、クライアントに対してUX/UI研修を実施するプロジェクトも担当したりしています。研修目的を担当者の方とすり合わせてプログラムの設計し、講義とワークショップがセットになったオンラインプログラムを2日間に分けて実施しました。

コンセントコーポレートサイト 事例紹介「パナソニック ホールディングス 事業会社制への移行に伴うコーポレートサイトリニューアル」

バリエーション豊富&個人の意志が尊重される仕事の仕方

ふだん関わっている「コンセントの人」「クライアントの人」「開発パートナーの人」についての個人的な感想を紹介します。

コンセントの人は、話し合いとか学ぶことが好きだなと感じることが多いです。あといつも何かしらにハマって夢中になっていたり。デザイナーだからなのか、本質的なところを追求して「そもそも」ってよく言ってたりします。

クライアントの方の業界業種は本当にさまざまですが、みなさん優しくて賢い。恵まれているなと思います。開発パートナーの方もきちんとした方が多く、頼りにさせていただいて、いろんな相談に乗ってもらっています。入社して3年経ちますが、ありがたいことに平和に仕事ができています。

ここがいい!というところですが、一番は「プロジェクトが多い」こと。クライアントの業界業種も、フェーズもたくさんあるので、プロジェクトの入り方のバリエーションが豊富。入社してから今まで、やりたいこととか目指す方向も変わってきていますが、毎回やりたいことに合ったプロジェクトがあったり、やりたいことを表明してると、周りの人からも「こういうのあるけどどう?」と声がかかったりするんです。

あとは働き方がフレキシブルにデザインできる=ほとんど残業なしで働けている(2022年度全社残業時間月平均10.29時間)というのも大きい。社内の制度やしくみによる柔軟性と、プロジェクトチームメンバー間で溢れそうな部分をケアしあったり、みんな助けてくれるというのが影響してると思います。

今、私は奈良で遠方地勤務しています。最初はコンセントの拠点である東京での勤務になりますが、業務遂行上、周囲とのコミュニケーションやスキルが遠方地勤務でも問題ないと会社から承認されれば、日常的に通勤困難な遠方地にある自宅を勤務地にすることができます。他にも、大分、愛知、福井、山形などで勤務している社員がいます。

クライアントワーク以外にも、例えば今日のミートアップへの登壇のような採用推進のプロジェクトなど、自社プロジェクトがたくさんあります。自分の会社はどうあるべきだろう?と考えて、自分たちで取り組んでいけるというのは、過去に事業会社3社を経験している私からすると、そのときの働き方に近いこともできていていいなと思う部分でもあります。

働く場所として事業会社とデザイン会社で迷われている方など、一度お話しさせていただけたらと思います。情報交換してみようかなくらいの軽い気持ちで全然いいので。

カジュアル面談を実施しています。
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岡本晃大|User Experience Design group UX/UIデザイナー
アパレル業界からデジタルマーケティング会社、スタートアップと移りながら、店舗運営から新規事業のUX/UIデザイン、サービス設計まで手がける。2020年にコンセントへ入社後、デジタルプロダクトを中心とするUX/UIデザイン、プロトタイピングに携わる。


ミートアップの他パートについてはそれぞれ以下の記事にまとめています。


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