Cotoでは英語力は必須ですが、「英語を使わない力」も必要です。
私たちの職場では、お客様は外国人のみなさんです。
よって仕事を円滑に進めるうえで、英語力はど~~~~うしても必要になります。
ですが同時に、矛盾しているように思われるかもしれませんが、スタッフには、その必要なはずの英語を「使わない」ことが求められることもあるのです。
例えば今日実施したCookingイベントで、みんなで押し寿司を作っているときのこと。
こういった体験イベントには日本語初心者の方が参加されることが多いのですが、使用するのは基本的には日本語とジェスチャー!
もちろん参加者が途方に暮れて楽しめないのはよろしくないので、理解度に応じて材料名や注意事項などを英語で伝えることはあります。それでも、英語の使用は最小限に留めます。
なぜならこういったイベントの目的は、「寿司の作り方を本気で理解してもらう」ことではなくて、「日本文化や日本語への愛着や理解を深めてもらう」ことであり「活きた日本語を体験する」ことだからです。
こういう時に、英語が得意なゆえにバンバン使って英語ワールドを作ってしまうと、参加者の皆さんも普通に英語を使い出し、「日本語はまだよくわかんないけど、がんばって聞こう!」とか「今聞いた”たまご”って単語を使ってみよう!」みたいな気持ちが消えちゃうんですよね。
ということで、「英語を使いたい」という「自分」が主語の目線ではなく、「(学習者が)学ぶ・楽しむ」という主語の目線にて働いていただける方、大歓迎です!