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インターンは「ガクチカ」に本当に有利なの? 前編

こんにちは!株式会社CIインターン生のイイダです。


少し衝撃的なタイトルを付けたので、困惑した方もいるかもしれませんが(汗)

今回はインターンを就活の観点からお話してみようと思います!

インターンをガクチカに利用しようとしているそこのあなた!

一回これを立ち止まって読んでみないか?

そのまえに一度自己紹介。


なにせこのイイダ、卒業を控えた大学4年生で、23卒就活を行い無事内定をいただいた元就活生なのです!私にとって「就活」は人生を振り返り、未来を考える良い機会になったと思っています。そして、就活をする前に持っていた「就活無双学生」のイメージと実際の像との差に衝撃を受けたので、今回長期インターンと絡めながら、記事にしてお伝えしようと思います。

この現実はまさに悲劇です。

注意:この記事はイイダの個人的な経験をもとにした、意見書に近い文章です。

就職活動とガクチカ

みなさん、「ガクチカ」という言葉を聞いたことありますか?

上の世代の方だと実は知らない方が多いような気がします。

正解は「学生時代に力を入れたこと」です。略してガクチカです。具体的には、学生時代の活動を話すことを通じて、その人の人間性を伝えるエピソードのことを指します。

現代日本の企業面接では、必ずと言ってもよいほどこのガクチカを聞かれます。大学での成績をあまり評価しない日本では、「ガクチカ」がその人の優秀さを図るための一つの指標になります。

ガクチカどうしよう問題


就活の時に学生の頭を悩ませるのは、このガクチカを考える作業です。どんなエピソードが企業の人事に刺さるのか全く分からない状態からスタートします。「ガクチカはこうやって作ろう」などと標榜し再生数を稼ぐYoutubeチャンネルや、ブログなど世の中にあふれているのが現状で、それほど学生にとってガクチカを考えることは難しい課題です。


その中で、学生が思うのは「『社会に貢献していること』や『企業で働いた実績』を残している学生が必然的に有利になる」ということ。結果的にボランティアや、企業インターンに積極的に参加する大学生が多いイメージがあります。企業インターンに関しては、企業が青田刈りをする関係もあり、だいぶ若い年次の大学生が参加できるものが増えている印象です。

実際に、このイイダも学生時代にクラウドファンディング実施や学生団体を立ち上げるなど、典型的な「就活有利にしたい学生」でした。

面接会場にて

学生A「私は学生時代OOOのボランティアに参加しOOOの大切さに気が付きました!」

学生B「私は学生時代企業インターンにて、売上10%向上に貢献しました!」

上記の学生を面接会場で沢山見かけました。あのころは胸を張って実績を語ったものです。

そしてある日、最終選考の面接でこんなことを先方の社長から言われてしまいました。



「学生が提示する実績は、企業の人間から見るとほとんど大したことない。」

「今はボランティアと企業インターンを経験したことを話してくる学生が多いから、『またか』と思った。」

すげーつつみ隠さず言いますねー !と思ってしまいましたが、あまりにもリアルな意見でした。確かに向こうの立場から考えると当たり前の事です。何せその企業様は毎年売上を何億、何十億も出しているわけなので、学生のスモールビジネスとも言えない実績の凄さを語られても、ビジネスサイドの人からすると「へ~。」としか思いません。

就活の現実

ここでガクチカのリアルを示そうと思います。

「企業インターン」「ボランティア」経験者人口が多すぎるので、人事は何も思わない。

これに尽きると思います。確かにインターン先で10%の売上向上に貢献したといっても、本当に貢献したのか確認も出来ませんし、10%で胸張られていても困ります。面接に来たたった1人が発展途上国にて井戸を掘った話をすれば、「凄いね!君!」となりますが、井戸掘り学生人口は多いので、「凄い」と思うと同時に「またか。」と思ってしまうのはしょうがない気がします。あと、個人的にボランティアとかインターン実績を自慢してくる学生は少しうざいです。(過去の自分に対して言っています。)

少しずつ悲しい現実を突き付けていますが、同時に希望も見せていこうと思います。

現実を突き付けてきた社長はこんなことも言いました。


「実績よりも、結果に至るプロセスでどんな事に困って、どんなことをして乗り越えたのかをもっと聞きたい。そっちの方が人間性がでるから。だから自分が頑張ったダイエットの話でも、ぶっちゃけ人間性が分かればそれでも全然良い。」


日本企業には入社してから育成するという文化が存在します。なので入社当初から凄いことが出来る必要はそれほど無くて、時間をかけて育てる価値がある人間なのか性格なのかを見ている気がします。


就活で本当に準備する必要があること

「ダイエットの過程を話して受かるならみんな話すわ!」と思いますが、要は就活では企業は、結果よりもプロセスをきいて人間性を知りたいようです。もちろん全企業とは言いませんが、結果に対して過程を深ぼる質問が多かったことを、その時思い出しました。



ということはつまりこのことが言えると思うんです。

①目の前のことに対して必死に取組む(一番重要)

②挑戦の中で感じたもがき、苦しみなど「頑張った過程」をアーカイブして、客観的に語れるようにしておく。

その人の人間性が出るのって、社長が言っていたように困難や壁に直面した時だと思います。1 + 1の答えは2で答え方に個性は出ません。しかし、もっと難しい問題の解法は個人差が生まれます。この解法の差こそ企業が見ている点であり、それが「あなたらしさ」です。

今から1つの事例を用いながら説明していきます。

  • あなたはお小遣い稼ぎでアパレルのアルバイトをしています。
  • ある日店長から「今よりも10倍お客様が気持ちよく買い物出来るためにはどうすれば良い?」ときかれました。

あなたはどうしますか?

あなたが日常で何気なくこなしていることに本気になれば、その事物には改善点が無限に見つかるはずです。そしてたいてい、突き詰める中で何かしらの課題にぶつかります。

  • 海外のお客さんが増えてきたけど、英語で接客できないからいつも適当に挨拶して終わってたな。

世の中のアルバイト店員は「自分はただのバイトだから」と流してしまう割合が大きいと思います。しかし「いや、解決したい。」とそこで踏ん張った時に、踏ん張り方であなたの人間性が浮かび上がってきます。

  • 英会話教室に通ってみる。
  • 海外ドラマでよく出る単語をメモしておく。
  • 学校にいる留学生と友達になってみる。

このとき思いつき実行した選択肢こそが企業が知りたい「あなたらしさ」です。そして結果が伴えば素晴らしいし、伴わなくても企業に十分人間性が伝わります。「なるほど、この人は直面する問題に対してこのように対応するのか」と人事は知ることができます。

その人間性が会社にフィットすれば受かるし、受からなければその企業があなたに相応しくないだけです。

ボランティアやインターンに参加することも素晴らしい行動だとは思いますが、それ以上に大切にするべきなのは、今の自分の環境で与えられたものに必死に取り組み、ぶつかった壁を乗り越え「よう」とすることだと思います。

乗り越えるための苦難の日々は、ガクチカに使えるのは当然、それ以上にあなたを大きく成長させてくれるきっかけになります。

また、「頑張ったんです!」と熱弁するのではなく、どのように頑張ったのかを客観的に説明できるようになることが大切なので、ここも忘れないでね!

なのでこの2点を意識して学生生活を送ることがとっても重要です!

①目の前のことに対して必死に取組む(一番重要)

②挑戦の中で感じたもがき、苦しみなど「頑張った過程」をアーカイブして、客観的に語れるようにしておく。


以上!イイダが就活をする中で感じた就活のリアルです!
これで記事は終わりません!まだ肝心のインターンに触れていません。
ただこれ以上書くと、めーっちゃ長くなってしまうので来週に回します。


インターンの経験をどう就活に生かすべきなのか、果たして本当にインターンはするべきなのか?その点深掘りますので、来週もお楽しみに!

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