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CIOインタビュー!「世界を繋ぐ金融」クラウドクレジットのこれまでとこれから

取締役CIO(Chief Information Officer)宮田修宏(みやた のぶひろ)に自身のこと、クラウドクレジットのこれまでとこれからについてインタビューしました。

―――今までの経歴や当社に入社するきっかけを教えてください。

私は大学卒業後に都内の信用金庫に勤めていました。総合職として入社して、1年目は営業店で事務課・融資課・営業課を経験しました。特にシステム系の仕事をするつもりはなかったのですが、2年目からシステム部へ異動になりました。

異動してわかったことはシンプルで、仕組みを作る仕事は面白いということです。また、業務内容がまるで転職したかのように変わったことで、自分の適性を知ることができたと思います。ちなみに、プログラミングに関しては大学の授業で若干触れたくらいでほぼ未経験でしたが、フォロー体制もありましたし徐々に業務に慣れながらできることを増やせていけたかと思います。特に、設計だけではなく開発もさせてくれる環境だったので、その点でも非常によい経験ができました。



異動して3~4年経ってから、業務システムの設計や開発にやりがいは感じつつも、会社のサービスにもっと対外的に関われる環境で新しいチャレンジをしたいと思うようになりました。転職活動は「ITの面から対外向けの自社サービスに関わることができる」という軸の中で転職活動をしていました。一方、「異動してみたら自分にはシステムの仕事があっていた」ということもありましたし、自分の興味関心から積極的に動くというよりは、自分に興味を持ってくれる企業の面接を受けてみることにしていました。その中で無事内定をいただき、受諾を決めかけていたタイミングで、Wantedlyのスカウトメールで初めてクラウドクレジットの存在を知りました。

信用金庫での営業経験や国内金融機関の預貸率や預金金利のデータから、資金需要の低い国と資金需要の高い国を繋げられたら面白そうだなと漠然と思っていたこともあり、クラウドクレジットのビジネスは心に刺さりました。面接を経て、自分がただ漠然とイメージしていたことに既にチャレンジしている会社が、自分のような役割の人間をタイミングよく求めていたという事実からも、そのビジネスに参画したい意志とチャレンジするなら今しかないという思いが芽生えました。そして、エンジニアとして2017年8月に入社しました。


―――入社して宮田さんがチームをリードした印象に残っている当社プロジェクトは?

2018年9月のリリースした分配金システムの開発プロジェクトです。入社後にPMとして半年以上かかるプロジェクトをリードするのは初めてでしたし、業務への影響範囲が広い中で、当然ながらお客様への分配金額が間違うということは許されないということもあり、プレッシャーも含めて印象に残っています。

分配金レポート(分配金情報)をWEBシステムに取り込めるように加工するシステム、このシステムからデータをインプットして、商品情報や購入情報、顧客情報と突合して按分計算をして、資金移動データを作るシステム、また、資金移動後に預託金情報を更新して、お客様向けのレポートを発行し、メールを送信するシステムを設計して、一部開発をしました。元々の業務フローを変更しておりますし、その折衝・調整から行いました。

2018年はガイアの夜明けで当社が紹介されて、急成長していた時期で、元々のオペレーションやシステムでは業務がパンクしかけていました。設計・開発はもちろんですが、既に存在している業務の改善案件なので、過去データの移行も含めかなり苦労しながら取り組んだ記憶があります。



―――システム責任者として今後注力していきたいプロジェクトなどはありますでしょうか?

特定のプロジェクトというよりは会社の大きな課題かもしれませんが、業務システムにあるデータ活用を強化して顧客体験を向上させることです。

実は、ここ1~2年くらいファンド周りの社内業務の整理とシステム化に会社全体で取り組んでいます。業務フローの上流から少しずつシステム化しているのですが、外部サービスの制約上改善が難しい箇所を除けば、主要業務を概ねカバーできる見込みが立ち、それに伴い社内システムに必要な情報が扱いやすい形でだんだんと蓄積されつつあります。もちろん、こういった業務改善は社内的には業務工数削減や業務品質改善という部分がクローズアップされますが、プラットフォーム側との連携を強化していけばお客様に公開している情報の更新速度も上がりますし、出せる情報も増えると思います。

当社では、運用状況をお知らせするための機能やレポート上の計数に関しても、手作業が発生している箇所が多々あり、例えばシステムにそもそも情報がなかったり取り出せなかったりするために、社員がファイルからデータを手作業で拾ってきて入力を繰り返すものもあります。非常に多くのファンドが運用されている中で負担の大きい作業もあります。なので、そういったものは業務フローの見直し、システム間のデータ連携による自動化、もしくは半自動化による業務サポート等の改善を図っていきたいです。さらにコンテンツ自体改善もできればと思います。そうすれば、情報公開の正確さも早さもUIも改善できますし、結果的に顧客体験の向上に寄与できると思います。


―――最後にクラウドクレジットのシステムチーム内の雰囲気や特徴を教えてください。

比較的落ち着いた雰囲気だと思います。メンバーのバックグラウンドも様々ですし、経験豊富なエンジニアが多いので、お互い尊重しながら意見を出し合う場面が多いと思います。

エンジニア採用自体は2017年に始まったもののそれまでは業務委託に頼っていたこともあり、知識と経験が豊富なエンジニアを中心に参画頂いて組織としての骨格を作ってきた部分はあると思います。

一方、未経験や(かつての私のように)若手で入社しても、既に立派な戦力となっているメンバーもいます。バランスだとは思いますが組織の骨格はできているので、今後は若いメンバーにも参画頂いて活発な雰囲気を醸成していきたい想いもあります。


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