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バックオフィスの父が読み聞かせる「北風と太陽」


このブログはクラウドワークスコーポレートDiv.のアドベントカレンダーのブログです!

■自己紹介

 現在、コーポレートDiv(いわゆるバックオフィス)のゼネラルマネジャーをしております 表と申します。昔は高校球児で、サーフィンをやってみたりとアクティブにしていたのですが、最近はもっぱら子ども達と週末に公園に行くことが至福の喜びといういわゆる親バカでございます。このブログを書くにあたり「北風と太陽」が思い浮かぶのも、家庭で絵本を読み聞かせている父親としての役割が、自身のマネジメントスタイルが似ているなと思ったというところが起点だったりします。


■バックオフィスの責任者って何するの?

 ところで、バックオフィスと聞いてどのような業務をイメージされるのでしょうか?一般的な企業におけるバックオフィス人員の割合は2割程度、弊社はベンチャー企業ということもあり、その割合はより少ない少数精鋭部隊?であります。つまり、バックオフィスを業務として理解している人は少数派。総務・人事・経理・法務などなどこれまでこのアドベントカレンダーで登場してきた弊社の面々の業務が思い浮かぶのではと思います。ただ、そのマネジメントをしている人って...お茶をすすってのんびりと座っている姿を思い浮かべられたりしているのではないでしょうか?(決してそういった方をディスっているのではありませんのであしからず。)

 しかしながら、わが社はベンチャー企業。暇な人が座っていられるほどの余裕はどこにもありませぬ。。「1日って24時間ありましたっけ?」と聞きたくなるほどのスピードで様々なことをこなしている日々ですが、ここで私の一日のスケジュールをご覧頂いてもまったく面白くないので、別のお話をできればと思います。ちなみに先日インドへ1泊3日で行ってきましたw


■バックオフィスの父となるまでの道のり

 ここまでの道のりを振り返ると、新卒で外資系SIerに入社し、システムエンジニアとなり、その後監査法人で、システム監査、セキュリティコンサルなどをやり、そこからベンチャー企業のバックオフィス、某メガベンチャーの内部統制やIRを経て、現職に至ります。

 齢40となり、ようやく父と呼ばれることに違和感を覚えなくなりましたが、実際にははじめてマネジメントを経験した一社目のベンチャー企業で経験したつらい経験が糧となり、現在のマネジメントスタイルがあると思っています。(正直、サラリーマンを辞めるその日まで考え方もスタイルも変化し続けるものと思いますが。。)


■マネジメントは天職との勘違い

 はじめてバックオフィスをみることになったのは、自分が30歳前後のころでした。もともとおしゃべり好きで、皆の面倒をみることも多かったこともあり、兄貴分として勘違いの絶頂にいた頃、当時の会社で最年少の部長職(記憶の限り)となり、10名超のマネージャーとなりました。

 はじめは、時間をかけて話をしながら、俺の背中についてこい的な姿勢で頑張って突っ走ったものの、3つの勘違いからなかなか思うように行かないという壁にぶつかりました。

■3つの勘違い

【勘違いその①: 観察、傾聴を心掛けることでその人のことは絶対理解できる!】時間をかけて考え方や思いを聞いていくことで、その人のことが理解できるものと勘違いをしていました。この観点に関しては別意見があるかもしれませんが、そんな簡単にはくわからないものだよねというのが私の意見です。

【勘違いその②: 方向性や考え方が正しければ、皆ついてくる!】根拠のない自信だけで成り立っていた若かりし頃の自分には、正しいものはどこまで行っても正しいという思いがありました。しかし当然ながら人はそんなことだけではなく、伝え方や状況によって同じことであっても受け入れてくれることもあれば、その逆もしかり。ですよね。

【勘違いその③: じっくりと話をすればきっと方向性はマッチする!】もともと人と話をすることも、人の話を聞くことも大好きな性格でしたので、人と仲良くなるのに時間はかからないのですが、そういった仲良しになった人は必ず味方になる。もしくは、一度方向性に合意してくれた人はずっと味方になってくれる。といった勘違いをしていました。人は日々いろんな外部環境にさらされており、考え方も日々変わりますよね。。


■先人の知恵

 そんなとき当時の上司に言われた言葉で心に残っているだいぶ尖ったお言葉があります。それは、「部下を名前で考えるはやめることだ。」というものでした。はじめて聞いたときは、なんということを言い出すのだろうかとなかなか理解できなかったのですが、「名前で考えてしまうで、コトに向い切れないのがお前の弱さだ。」と言われ、コトに向かうことの重要性を感じるとともに、人を個人として考えることが優しさであると勘違いし、時間をかけてコミュニケーションをしてきた部下たちが、想定通りに動いてくれないと苛立っていた自分に愕然したことを覚えています。


■ところで、「北風と太陽」というお話知ってますか?

 「北風と太陽」というお話は、とある旅人のコートを脱がすことを競い合った北風と太陽がそれぞれ全く別のアプローチをとるというお話でして、「北風」は、ビュービューと北風を強く吹きかけることで、コートを脱がしてしまおうとするのですが、旅人はむしろコートを強く体に巻き付けて決して脱がされないようにしてしまう一方で、「太陽」が、優しくあたたかく照らすことで、いとも簡単に旅人がコートを脱いでしまうというお話です。


■いきついた結論

 勘違いに気づき、上司から言葉をもらったことで、自分のマネジメントスタイルとしてそもそも人の思いや考えを100%理解できると思わず、”他人のことはわからない”とのわりきりと人に向かい過ぎずコトにあたる重要性に気づけたことで肩のちからが抜けたように感じました。

 つまり、「これは正しいからやるべきだ」と「北風」のようにビュービューと問いかけても部下はついてきてはくれず、太陽のようにあたたかく諭すことで状況とニーズを自ら理解し、自らコートを脱ぐ旅人のように能動的に動いてくれるようになる。そして、部下も仲間もあくまで”旅人”であり、一緒に働ける期間を永続的なものだと勘違いすることなく、コトにあたることであるというのがコーポレートの父の思いであります。

 読み聞かせを聞いてみたい(いないか。。)という方は、是非エントリーしてみてください!


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