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「それぞれがいい意味で違う軸を持っていて、化学反応を起こしている」いいチームインタビュー5

クラウドワークス今期のスローガンである「いいチームをつくりましょう」を体現しているチームにインタビュー!第5回は、先日4月のキックオフで「いいチーム賞」を受賞、デザイナー、エンジニア、コピーライターなど今回は異なるバックグラウンドを持つメンバーが集うUXデザイングループのみなさんにお話を伺いました!

「Webサービスの中で言葉は至るところに存在している。言葉含めてUXデザインだし、表現の幅は無限にある」

最初はコピーライターで、UXデザイングループ(以下UDG)のマネージャーでもある新(あたらし)さんから。 

まずマネージャーとしての視点で、UDGはどんなチームなんでしょうか?

新:「それぞれが違いすぎて面白いチーム」ですかね。だからそれぞれに本気で向き合っていかないと組織として色々壊れたりすんのかなと(笑)。要領よくマネジメントしようとしてもできないと思っています。そこに対する危機感は常に持つようにしていますし、逆に全員がうまく働ける状態を作れたらものすごい成果と満足度が得られそうなので、僕は基本みんなに奉仕するスタンスでやっていきたいですね。

Webサービスにコピーライターのバックグラウンドを持つ方や、言葉を専門にされている方はあまりいないと思うのですが、Webサービスでの言葉の重要性についてどう考えていますか?

新:いくらそこに「押しやすそうなボタン」が存在していても、ボタンの中の言葉がコンテキストに沿っていなければ一発で使われなくなる訳で。見た目のデザインはもちろん大事ですが、そのボタンに書いてある文字は全て日本語であり言葉。そこを突き詰めて考える人専門家はあまりこの業界でいない気がしています。でもWebサービスの中で言葉は至るところに存在していている。言葉含めてUXデザインだし、表現の幅は無限にあるのでとても大切だと考えています。

今年の初めにはクラウドワークスにおける「UXガイドライン」をUDGで作成しました。「ユーザー体験はこうあるべし」というものにしたかったので、一つひとつの言葉の主語をユーザーにしたのはこだわりです。実務ではこれから使われていくものですが、これも言葉が重要な役割を担っているものの一つだと思います。

「例えば何か一つ物事を決めるにしても、言い争うではないんですけど、めちゃくちゃ議論が白熱する」

続いては前職で広告のグラフィックデザインを手掛けていた浜野さん。

前職の広告会社とWebサービスの違いをどんな所で感じますか?

浜野:前はクライアントがいてその意向を汲んで世に出すので、「どこを見ているのか」の違いもあったと思うのですが、明確に言えるのは人との距離なのかなと。広告業界は「きっとこうだろう」を究極に研ぎ澄ませてからそれを世に出す。Twitterなどソーシャルの反応を見たり、狙い通りのアクションをしてもらえたかをウォッチする習慣が今までなくて、世に出したら終わりが当たり前だったという感覚がありました。なので実際に使ってもらうユーザーさんがどう思うかといった、人との距離のようなものは今の方が近いのかなと思いますね。より人に寄り添っているというか。その中でサービスを「よりよくしていく」にということに関われるのはいいな、楽しいなと思いますね。

ちなみに社内ではそのこだわりの強さから、変態の名をほしいままにしていらっしゃいますが。

浜野:個人的にやっぱり僕こだわり強い方だと思っているんですが、負けず劣らずこの人たち変態だなーと思っていて(笑)。最近すごくよく思うんですよ、例えば何か一つ物事を決めるにしても言い争うではないんですけど、めちゃくちゃ議論が白熱するというか。それぞれがいい意味で違う軸を持っていて、いい感じで化学反応を起こしている。「僕と同じくらいの変態がここにもいたぞ」という。

「開発の工程・プロセスにあまりデザインが関与しない形でずっとやってきたので、そのプロセスを変えなければいけない」

続いてはグループ唯一のエンジニアである廣瀬さん

エンジニアが一人ということで寂しさやせつなさを感じたことは?

廣瀬:寂しさやせつなさを感じたことはないですね。確かに意見が食い違うときは「エンジニア的にはこう、デザイナー的にはこう」というものは全然あるんですが、それによって孤立や対立といったネガティブな捉え方をしたことは1度もないです。

組織としてはまだ新しいUDGですが、エンジニアの廣瀬さんから見て「ここが山場だな、大変そうだな、盛り上がりそうだな」という所があれば教えてください。

廣瀬:そうですね、これからやろうとしていることすべてが山場かなと考えているのですが、一つ挙げるとしたら、開発の工程・プロセスにあまりデザインが関与しない形でずっとやってきたので、そのプロセスを変えなければいけないことでしょうか。そしてその工程を僕自身を含め経験してきたひとがこの会社では誰もいないのでここは一つ山場ですね。少なくとも今エンジニアが機能開発してリリースしてという流れの中でデザイナーがデザインする、チェックするポイントはなかった。かつそれが入ることで開発やリリースが遅くなるということが起きてもいけない。という部分は考えてつくっていかないといけないですね。

小さな部分で試してみたり、具体的にどういう流れにしていくか、どうあるべきかの話し合いは始まっているので、自分以外のメンバーの意見も取り入れながら構築してきたい部分ではありますね。

「仕事にしようと思えるほど面白い部分は、やはり使ってもらい、フィードバックをもらえる点」

今年入社、大学時代には情報デザインを専攻し、ユーザインタフェース・インフォグラフィックスを学ばれてた田村さん

そもそもこの分野に興味を持たれたきっかけは何だったのでしょうか?

田村:もともとレゴなど組み立てることが好きで。建築やインテリアの道に進みたいと思っていました。学科もインテリア・プロダクト方面を考えていたのですが、僕がちょうど学生だったころにスマホが出てきて、TwitterやFBが出てきてシリコンバレーのストーリーに触れる機会があり、それに影響され憧れていったのはありますね。当時は今ほどUIやUXは言われておらず、マニアックでオタクな情報デザインというコースで家電やソフトウェアのインターフェイスを学ぶようになりました。卒業制作では当時SNSの炎上が問題になっていたので、小学生向けのSNSリテラシー向上を目的にしたアプリを作りましたね。仕事にしようと思えるほど面白い部分は、やはり使ってもらい、フィードバックをもらえる点をすごく嬉しい所と感じられたからだと思います。

既存メンバーとの知識量やモノづくりの考え方の違いを感じることは?

田村:そうですね、浜野さんをはじめとする広告出身の方の突き詰め力というかストイックさはすごいなぁと思いました。Webアプリやソフトウェアって、出した後もずっと関わり、定期的に改良を加えていくものなので、逆にいうと色んな兼ね合いで「最初は仕方なく」ということがあるのですが、広告だとそういう訳にはいかないと思うので、そういう部分はすごいなぁと。ただ全体でどれくらいの時間や費用が掛かるのかといった実装コストとのバランスは大事にしていきたいですね。理想を言うとここまで突き詰めるべきはあるのですが。

「今のUDGには上場前のような熱狂感があるなーと思っています」

最後は2013年新卒入社、社員番号10番のデザイナー、上田和真さん

UDGになってから、上田さんが感じる変化はあったりしたのでしょうか。

上田:変化しかない気がします。僕が入社したのは創業半年のタイミング。そのころ上場するくらいまでの期間って仕事に熱狂していた感覚があって。メンバー全員が一丸、目標にむかって一つになって時間を忘れて働くという感じだったんです。上場以降は徐々にその感覚が薄れてきているなと個人的に感じていたのですが、今のUDGにはその熱狂感があるなーと思っています。個人的にこの感覚はとても好きですね。あ、これ「ひたすら働いてしんどいのが好き」ということではないですよ。でも盛り上がっている一体感がやっぱりあったほうがいい。今のUDGはその状態に近いのが、組織が立ち上がった昨年10月から感じている変化ですね。

ご自身の成長感について教えてください。

上田:成長感というより目指していきたい方向の話になるんですが。田村さんが言っていたWebの世界におけるフィードバックを受けながらPDCAを回していくやり方と、浜野さんの広告業界での突き詰めるやり方は両方必要だと個人的には思っていて。僕自身最初新卒で入社してWebデザインから入り、その後広告をバックグラウンドに持つ先輩と一緒に働く期間が長かったんです。両方のエッセンスや感覚、突き詰め力とPDCAをまわすことが合わさるとかなりUXデザイナーとして強くなれるんじゃないかと最近思っていて。それを目指したいなと考えています。

「僕らの仕事は、”見た目がカッコイイもの”を作ることではないので」

浜野さんから「何か一つ物事を決めるにしても、めちゃくちゃ議論が白熱する」というお話しがありましたが、実際どのような感じなのでしょうか?

浜野:いやな感じはしないというか。ちゃんと相手の話をききつつ、お互い絶対に譲れない部分がありつつ、でも最後みんなで落ち着くというか。もちろん中には全員が納得とはいかないこともありますが、決めたことには全員が全力で取り組みます。

新:それぞれ持っている強みが違うので、そこからの知見で意見を言いながら、自分では考えなかった視点からの意見やアイデアを混ぜ、いいところに落ち着くために話合う。

浜野:それが結構楽しかったりする。言いたいこと言わずにやるよりも。

廣瀬:「なるほどねー、そういう考え方があるんだね」「じゃあどうする?」みたいな。

上田:田村さんはパッと見静かなんですが、たまに爆撃を落とすみたいな(笑)

本質的で誰もが納得感のあるワードを言い放ちますね。

田村:いやーいやいやいや…

廣瀬:静かでおとなしい印象あったんだけど、一緒に仕事してみると「あーこの人も全然譲らないわ」って(笑)

逆に今しんどいこと、大変なことは?

浜野:逆にというか、この会社デザイン文化があまりちゃんとはしてないので。

上田:丸く言いましたね(笑)

浜野:デザインに対するリテラシーがまあ全くない状態の会社で(笑)「デザイナーって何する人たち?」っていうのが歪曲されて伝わっているというか。(見た目を)カッコよくしてくれるという外観の部分にしかフォーカスを当てられていない感じがあります。でも僕らの仕事は見た目がカッコイイものを作ることではないので。これ言い切っていいの?

全員:いいでしょ。

浜野:ぼくらがやっているのは情報整理と情報伝達なので、カッコイイ物を作っている人という思われ方になっているのは違うかなと。

新:でもこれはそう思っている人が悪いんじゃなくて、それを伝えられていない僕らが悪い。だからそれを伝えることもやっていく必要があると思っています。

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