こんにちは、クリプトンの寺田です。

クリプトン・フューチャー・メディアは昨年12月に初の試みとなるオンラインインターンシップを開催いたしました。
全国の大学・専門学校から企画職に興味のある学生8名に参加いただき、グループでの企画立案、プレゼン、フィードバックまでを2日間で実施いたしました。
今回はその様子をご紹介いたします！

▼実施経緯
当社では毎年6月頃から技術職を中心にインターンシップの募集を開始しています。
企画職では主催イベントである『初音ミク「マジカルミライ」』にてインターンシップを実施しておりましたが、昨年は新型コロナウイルス感染拡大の状況から実施することができませんでした。
そんな中でも「企画職のインターンシップはありませんか」とのお問い合わせを複数件頂戴しており、この状況下でも開催できる方法について検討を重ねた結果、オンラインでインターンシップを実施することといたしました。

ツールは複数名が同時に話せるSpatial Chatを使用しました。
また、Spatial Chatはグループワークのためにルームを分けたり、メンターとして参加する社員がグループ間をスムーズに移動できたりと、今回のオンラインインターンシップの方法に適したツールでした。
その他にもGoogleドキュメントやGoogleスライドなど、適宜ツールを使用してコミュニケーションを取りました。

▼実施内容
1日目
・自己紹介
自己紹介では学校名や学年、名前などに加えて「一緒のグループでワークしたいと思わせるような自己PR」をしていただきました。

・「企画立案」フレームワーク講座
ピアプロチーム　チームマネージャーの熊谷さんより「企画」と「アイディア」の違いからマーケティング、市場分析など、企画を立てる上で必要な知識を教えていただきました。

・グループワーク
4人ずつの2グループに分かれ、「クリエイター向けの新ビジネス」のグループワークをスタート。
まずはリーダー、書記、プレゼンター、タイムキーパーの4つの役割分担を決め、その後はリーダーの進行でブレストをして企画の方向性を決めていきました。
一方のグループはアイディアが出すぎて企画の方向性を決めるまで時間がかかっていましたが、全員が意見を言いやすい雰囲気作りができており、コミュニケーション能力の高さを感じました！
もう一方のグループは個人で案を考える時間と意見交換をする時間をうまく配分し、計画的に話し合いを進めていました。

基本的にグループワーク中はメンターも常時Spatial Chatを繋ぎ、相談はいつでもウェルカム！という形にしていました。
途中で「クリエイターが求めていることは何なのか？」「どこで利益を生むのか？」などフィードバックを行い、学生のワークをサポートしました。

・中間発表
1日目の終わりに中間発表とフィードバックを行い、検討が不足している点を洗い出しました。

2日目
・プレゼン
中間発表での反省点やフィードバックの内容を活かし、最終プレゼンを実施。
概要や特徴、ターゲット、収益など、中間発表よりも具体的な内容にアップデートされていました！

・質疑応答＆総評

▼学生の感想
・企画を立てる上で「企業」「クリエイター」「ユーザー」「協力企業」のそれぞれの立場が良い結果を生み出せるように考えるということが、いかに難しく、大切なのかを学べました。

・中間発表終了後のフィードバックで「クロスSWOT分析」について教えていただき、実際にやってみると、より企画の特徴や弱点が明確になりました。分析にしっかり時間をかけることでより良い企画になることを学び、今後に活かしたいと思いました。

・最後の質疑応答で就職活動において、企画力を強みとしてアピールするなら企画書を提出した方が良いという企業側のリアルな声を聞くことができたのが印象的でした。企画職に就きたいので、今のうちからいろいろな企画を考えて、企画力をアピールできるよう準備しようと思います。

▼オンラインインターンシップを実施してみて
オンラインかつ初対面の人ばかりで話し合いをスムーズに進められるか不安ではありましたが、大学の講義などがオンラインで実施されているからか、学生も慣れており、活発に意見交換が行われていました。また、道外の学生に参加いただけたこともオンラインならではだったと思います。
実際に会社に来て、いろいろな社員と交流したり、仕事を見てもらったりした方が明確なイメージを持ちやすいと思いますが、今回のように企画職の楽しさ、難しさを知っていただく方法としてはオンラインも有効な手段だと思いました。

今後もインターンシップに限らず、学生の方を対象としたさまざまなイベントや企画を実施して参ります。