1
/
5

日本の20歳とスウェーデンの65歳の共通点?!

国際成人力調査というものがある。世界21か国の16歳~65歳を対象に、読解力、数的思考力、IT活用による問題解決力を調査する。2012年の同調査で日本の平均得点はトップとなり、「成人学力世界一」と認められた。

その一方で知的好奇心においては、著しく低いという結果が出た。知的好奇心とは、すなわち「新しいことを学びたい」という欲望である。例えば日本の20歳の知的好奇心は、スウェーデンの65歳と同レベルだという。スウェーデンの65歳が恐ろしいほどに新しいことを知りたがるのか、日本の20歳が老後並みの平穏を求めているのか。

ダイバーシティの時代、ハイテクノロジーの時代、すべてが急激な変貌を遂げる時代において、人生を豊かに生きる鍵は、常に書き換えられる情報や常識をいち早く学びとる好奇心と意欲、そして柔軟性なのではないだろうか。

年齢別の幸福度の推移調査においても、日本の平均は、十代に幸福度がピークとなり、60代まで一気に下降線をたどり、最低値に到達したまま再び上がることはなくそのまま継続する。これに対して欧米諸国では、下降線は40代くらいまでで、60代からは再度上昇していくとされている。

常に新しいことを知りたいと望む知的好奇心も同様で、本来年齢に左右されるものではなく、あくまで個人的な意思と生活環境が影響するのではないだろうか。2018年の世界幸福度ランキング1位であり、生涯学習の先進国のフィンランドは、成人の9割が「新しいことを学ぶのが好きだ」と答えている。幸福度ランキングの上位国の傾向として、成人学力と知的好奇心がバランス良く高いのである。

日本の企業でもようやく「社員幸福度の重要性」に注目されるようになった。そこが業績の向上、会社の生き残りにつながることが実証されてきたからだ。

職場環境は、社内のコミュニケーションは、さらには会社目標そのものが、社員の知的好奇心を刺激するレベルを常に保ちながら、進化もしていっているだろうか。

働き方改革を行っていく中で、人間の知的好奇心に注目することも、新しい取り組みとして効果が期待されるのではないだろうか。


ワークスタイリスト養成講座 第3期募集スタート👇


ワークスタイリスト養成講座三期生募集! | 株式会社カルチャリア - ワークスタイルコンサルティング
◆ワークスタイリストは「働き方改革」の専門職 国を上げて「働き方改革」が叫ばれる今だからこそ、職場環境改善の立役者として社員幸福度を向上させ業績向上に導く専門職が求められます。それが株式会社カルチャリアが提唱するプロキャリア、ワークスタイリストです。 ...
http://culturia.co.jp/seminar/%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E9%A4%8A%E6%88%90%E8%AC%9B%E5%BA%A7%E4%B8%89%E6%9C%9F%E7%94%9F%E5%8B%9F%E9%9B%86%EF%BC%81
株式会社カルチャリアでは一緒に働く仲間を募集しています
1 いいね!
1 いいね!
今週のランキング