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「治療用アプリ」のテクノロジーを、世界中に広めたい〜米国担当者から見た治療用アプリの将来とキュア・アップの世界での位置とは〜

キュア・アップは「アプリで治療する未来を創造する」をビジョンに、日本国内に留まらず世界中の人々の命に貢献することを目指し、海外展開を進めています。米国事業担当者として今年3月に設立されたアメリカ支社(LA)で働く西井憲一郎。人々の命を救うことに熱い思いを持つ西井が語る、海外視点から見た治療用アプリとキュア・アップのストーリーをお届けします。

米国と日本、患者さんへの広め方には大きな違いが

ー米国展開プロジェクトについて、具体的にどんな仕事をされているのでしょうか

まだ0→1フェーズの米国展開に関する実務は、日本のチームと連携し私がほぼ全てを担当しています。

薬事的な面では、米国FDAへの薬事申請を日本オフィスと連携しながら進めています。米国の規制に対応するために、FDAと議論をしながら資料を作成し、申請に向けて準備を進めています。

ビジネス展開の面では、国土が広く患者さんの分布やバックグラウンドが多様なアメリカでは、国土が小さく・民族性も比較的均一な日本とは違う広め方をしていく必要があります。また、国民皆保険という日本では当たり前にも思える保健制度がないのも、大きな違いです。そうした違いを乗り越えるため、医師や地域、患者さんと繋がりのある保険会社や製薬会社、医療メーカーとアライアンスをしていくことが大切になるのですが、そのアライアンス先の開拓をすることが重要な業務の一つとなります。
また、会社の設立といった手続き・申請、経理や税務・労務などの委託先の開拓、広報PRの立ち上げなども担います。例えば会社の設立は現地の弁護士の方と話し合って、書類を準備したりするところから始めました。PRも現地のエージェントでこの規模のベンチャーを手伝ってくれる先を、手探りで探しながら作っています。他にも、英語版のウェブサイトの充実、メディア対応、SNSの活用など、やることが山盛りです。

大目標は「日本発で、世界でトップになれる製品をつくろう」

ー米国で展開する製品について、日本版と米国版で違いはあるのでしょうか

日本版とUS版のアプリは、コアな部分は概ね同じですが、ユーザーインタフェースの部分が変わってくる可能性があります。ユーザーフィードバックを元に、どういう形にしていくか、現在エンジニアさん達と話し合い進めているところです。

米国で一番最初に打ち出す製品は、日本と同じくニコチン依存症治療用アプリとなる予定です。既に日本でエビデンスが取れていますので、もちろん米国の患者さんたちに合わせた改変は行いながらも、その強み・資産を最大限にレバレッジして、スピード感のある展開を目指しています。

米国展開プロジェクトの大目標は「日本発で、世界でトップになれる製品をつくろう」です。QOLの向上、医療財政の改善を目標に、米国内で1,165万人の患者に届けようとしています。1,165万人という数字については、全米の喫煙者のうち禁煙したいと思っている人が7割いるというデータがあり、そのうちの2人に1人がキュア・アップ禁煙治療用アプリを使うという、とても挑戦的な目標です。アメリカで日本発の治療用アプリが、治療のデファクトスタンダードになる。こんな未来の実現を目指しています。


日本とアメリカでは、ドラッグとタバコの印象が逆転

ー米国での禁煙事情について、日本とは異なりますか

喫煙に対してのイメージは日本とは全然違います。タバコに対しては、日本とは比べ物にならないくらい悪いイメージを米国の方々は持ちます。タバコに含まれるニコチンは、ドラッグと肩を並べて依存度が高く、米国における使用者の依存度は低くありません。そのため、こういった依存症に対する治療法への需要は年々高まっています。

事業的な面で見ると、喫煙者に「治療」を届けるには、国民皆保険ではない米国では民間の保険会社が提供するプログラムに導入されるかが大切になってくると思います。デジタル治療と呼ばれるこの領域への理解はアメリカでは進んできており、すでにそうした取り組みを進めている保険会社もありますので、チャンスは確実にあると思います。

治療用アプリ市場には、世界的リーディングカンパニーとなるチャンスが

ー治療アプリの普及状況やチャンスはアメリカだとどうでしょうか

日本よりアメリカの方が進んではいます。日本ではまだ、治療用アプリを患者さんまで届けることができていませんが、アメリカは患者さんのもとへ届けることができている会社もいくつかあります。ただ、そんなに大きな差と言えるほどではないです。

現在のアメリカでの治療用アプリ市場は創世記で、いろんな会社が試行錯誤をしながら、自分たちのビジネスモデルを構築していっています。なにが正解だとか、これが王道だとかいうのもまだなくて、保険会社や製薬会社、医療機関や薬事関連の政府機関と話しながら、様々な会社がそれぞれのビジネスモデルを構築しようとしています。

なので、このタイミングでキュア・アップが米国に進出することはとても大きな意味があります。うまくいけば、大きな波に乗れるし、治療用アプリの世界的なリーディングカンパニーという存在になれる可能性があります。キュア・アップの体制やひとりひとりの目標の掲げ方、社内の意識統一の仕方や、製品展開やエビデンスの構築方法など、一つ一つのレベルの高さを考えると、その主役になれる可能性は大いにあると思います。

皆の大きな目標がシェアされている会社で、さらに付加価値を出していきたい

ーキュア・アップ入社の理由や入ってみての印象、今後の目標を教えてください

自分の中に、こうなってほしい社会みたいなのがあるんです。病気になってから治すのは辛いから、病気になる人が少なくなる社会になってほしいと思っていて、そのためには予防、予防医療が重要だと思うんです。そういう社会になるためには、何をしなければいけないのか。自分のこれまでの経験で何ができるのか。その社会にたどり着くために自分が貢献できるオプションは何だろうかと考えていた時に、キュア・アップと出会い、自分の目標を実現できると感じたんです。

キュア・アップは個人個人の能力がすごく高いのですが、ベースになっているのは皆がすごく勉強家だからだと思っています。その相互作用もあって、お互い高まっていくという意味でもチームワークが強いなと思いますね。自分もそうですが、サービスや会社のビジョンに共鳴し入社する方が多く、皆の大きな目標がシェアされているからというのもあると思います。

入社して、ひとりひとりの会社に対する付加価値のつけ方に驚きました。社内の意思統一、プロダクトの開発、薬事申請でのアウトプットも凄い。ただ作業をこなすのではなく、何かしらの自分の考えや付加価値を乗せたうえで皆がアウトプットしているんです。自分も少しずつ体系的に勉強していって、もっとそういったことができるようになればと思っています。

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