点と点をつなぐアプリ指導で、良い行動習慣が難なく定着。「ascure STEPS」の可能性に魅了されて

河上 里実
管理栄養士。
「ascure STEPS」 指導員


特定保健指導員として長年経験を積んできた河上。その経験から、保健指導を受ける参加者さんには、何よりも「指導を受ける理由」や「行動への納得感」などモチベーションを高める働きかけが大切だと感じてきました。

現在は、CureApp で、生活習慣改善プログラム「ascure STEPS」の指導員として活躍。面談指導にアプリでの指導やIoT ワイヤレス体重計を組み合わせ、従来型の指導では難しかった参加者さんのモチベーション維持や、良い行動習慣の定着を実感する日々だと言います。


そんな河上の保健指導にかける想いをお伝えします。

特定保健指導を長年続けてきた経験

―― CureAppに入る前はどのようなお仕事をされていましたか?


河上:学生時代に部活動で、大事な試合前に体調を崩したことをきっかけに、体調管理サポートの仕事に興味を持ち、管理栄養士の資格をとりました。その後、スポーツ選手の栄養管理などの仕事を経て、保健指導事業をメインとする会社に10年ほど勤めていました。実際に保健指導をしたり、その運用周りや専門職への研修など、保健指導に関わることは全般的に経験しました。


特定保健指導にいらっしゃる方は、自分はただ太っているだけなのに…と、健康への自覚症状がない人がほとんどです。そのため「なぜ、指導が必要なのか?」「今は疾病のリスクが高まっている状態で、病気になる前にアクションを起こす事の重要性」などを丁寧に伝えることが大切になります。

なので指導では、まず病気のリスクなどについてお伝えすることも多いです。指導を始めたばかりの頃は高血圧のことをどうしたら分かりやすく説明できるか?などを知りたくて、医師が説明する市民講座などに自主的に参加して、勉強を重ねました。


しっかりとした信念のある会社に入りたかった

――CureAppに入社したきっかけを教えてください。


河上:保健指導は市場として成熟してきているので、利益重視に陥っている企業も中にはあります。医療について専門性がない方がビジネスを考える場合、極端に言うと、私が勤めていた会社ではありませんが、「腹囲を測る際にお腹をへこませる方法を教える」というような例も中にはあったりして、それでは全く問題を解決していないんじゃないかと。

転職するのであれば、人の体に関わる事なので、経営層がヘルスケアや医療に対してしっかりとした裏付けや信念を持った会社に入りたいと思っていました。

CureApp はまさに、経営者も医師であり、そういう点で真摯に向き合っている会社だなと実感したのが入社の決め手です。
CureApp での特定保健指導などの場合、正しい情報をただ伝えるだけではなくて、その人の状況に合わせて行動や習慣を変えていってもらうために専門的な行動療法なども取り入れています。そんな風に人の健康に対して確固たる裏付けとポリシーがある点が、会社として魅力的だなと思い入社しました。

アプリの対話とリアルな面談の相乗効果で、指導の質が向上


――「ascure STEPS」について教えてください。


河上:「ascure STEPS」は、医師が開発した指導アプリとI o T ワイヤレス体重計そしてオンラインの面談指導を組み合わせた生活習慣改善プログラムです。昨年の春に本格リリースして、現在は健康保険組合や企業様などに保健指導としてご採用いただいています。

これまでの通常の保健指導の場合は、面談と電話やメールなどでのフォローのみが中心でした。その場合、面談後は一時的にモチベーションも上がるけれど、その後は現実にもどり、できると思ったこともやろうと思ったことも忘れがちだと思うんです。

「ascure STEPS」では、初回の指導員との面談後にアプリでの継続的なサポートがあるため、面談とアプリのそれぞれの指導の強みが生きて、常にモチベーションが上がった状態が保てます。アプリがあることで、面談で言われたことも忘れられずに済みますし、面談とアプリを組み合わせることで指導の効果が出やすくなっていると感じています。

ascure STEPS : https://steps.ascure.technology/

――アプリには、生活習慣改善をサポートする保健師キャラクター“あゆみ”がいますね。どんな会話をしてくれますか?


あゆみは、この指導員なら目標まで引っ張っていてくれそう!と思えるようなスポーティーで溌溂とした保健師の設定です。


会話は日常生活の中で、「こういうことありませんか?」「それについてどう思いますか?」などのように進んでいきます。

たとえば、「お腹いっぱいだと思っているのに、お皿に残っているものを食べる事ってありませんか?」などの質問を投げかけてくれます。
基本的な考え方を教えるという会話もあれば、「そう考えているから食べているんだ!」と、自然と気づかせてくれる会話もあります。

また、減量の目標を立てても、すぐに体重が落ちないことにイライラする事もあると思うんです。あゆみの会話には、その辺りのケアも入っています。「急に体重など目に見えて変わっていくことが今、良い減量ではないですよ」など、あゆみは焦る気持ちを落ち着かせ、モチベーションを高めてくれる存在です。

アプリでの生活習慣指導のフォローがあるため、私たち指導員の初回面談では、「どうしてそうしなければならないのか」など、参加者さんが指導に納得できるような内容に注力できます。また、アプリでの参加者さんの反応を見つつ支援できるので、面談の時間を有効に使うことができるんです。


身体の変化のこまめな実感で、良い生活習慣が定着

――参加者さんの反応はどうですか?


河上:参加者さんからは「納得してやっている」という言葉が、よく聞かれますね。また、「やりはじめたら目覚めがよくなった!」とか「ちょっと膝が痛かったのに、痛くなくなった」「野菜を食べるようにしたら便秘が改善した」などの声がきかれることもあります

指導が始まって比較的早い段階で、何かやってみたら身体によい変化があるという実感は大事です。アプリによって日々の行動をかえると、そういう副次的な効果があるので、参加者さんの良い生活習慣がうまく定着していってくれているようです。

結果、数値として改善される参加者さんも多く、「ascure STEPS」によって、体重が10%以上落ちている方もいます。3か月の間に80kgの人が、8kg体重が落ち、内臓脂肪の数値も100以上だったのが、50以下になった方もいました。多分、よくない減量であれば、内臓脂肪もここまでは減らないと思うのですが、検査数値としてもきちんと下がっていて大変喜ばれていました。

想いを叶えてくれるエンジニアに感動。皆が勉強熱心なのがCureApp


――CureAppに入って一番すごいなと思ったこととは、ありますか?

河上:医師からシステムエンジニアまで、会社にいるメンバー全員が同じ方向を向いて、サービスを作っているのが、すごいなと思います。
システムエンジニアも、ヘルスケアや医療に必要なことを充分に分かった上で、アプリを作ってもらえるので、本当にすごいなと。医療や行動療法などについて深く考えてくれたり、すごく勉強熱心な方が多いですね。
経営層が、人の意見を否定しないという空気感があるので、メンバーも勉強したら自分たちの仕事に活きるという意識があるのかもしれません。

社内のメンバーに、想いを伝えた上で、私はこうなるといいと思うということを伝えると、必ずその想いをまず汲み取って解決方法などを考えてくれるので、社内がスムーズだなと思っています。
結論が出しにくい時は、医師が入って方針を決めてくれますし、ぶつかることが少ないなと思います。

また、社内で、知識の共有が必要そうだとなると、「こういうことを疑問におもったので説明してもらいます。よかったら聞いてください!」というような告知も自主的によく出されます。必要になったときに、知っている人がそれを教えるという環境があるんです。
告知が出ると満席になることも多々あります。本当に勉強熱心な社員ばかりだと思いますね。

今すぐ必要ではないことや畑違いの内容でも、とりあえず聞いてみると、そこから仕事のヒントを得たりすることもあります。


未病時から、自分の未来を選択する習慣を

――今後、どのようなお仕事をしていきたいですか?


自分の健康や身体に関することを、責任をもって選択する人を増やしたいという想いがありますね。

未病の領域で私がずっと思っているのが、薬を飲むまでは食事制限が入らない。でも、病気と診断されて薬を飲むことで、急に制限がかかったり、その逆で薬を飲んだ途端に薬頼みになってしまい何も制限がかからないこともあり、違和感がありました。

何かの病気と診断される前であっても、結果数値が少しずつ悪くなったら、制限まで行かなくても、ちょっとずつ生活習慣を振り返ってみるというようなことができればいいなと。病気になる前に言っておけば、行動を変える人ってすごくいるんだろうなと思うんです。

また、治療に入ったらドクター任せにしてしまう、ということも私は問題だと考えています。ある程度の知識を患者さんとしても持ち、医師と話し合って医療を選択していくという世の中であってもいいんじゃないかと。

人生100年時代なので、医療にぶつからない人は、殆どいないと思うんですね。だから未病の時から、自分の未来を選択していくという習慣を持つ事が大事ではないかとこの仕事をしていて思うようになりました。

そのためには医療情報を営利を目的した団体が抱えるのではなくて、道筋が立った健康情報が、必要な人に届くという世の中であってほしいです。私も医療と未病の間をうまくつなぐような仕事をしていきたいなと思っています。


取材ライティング/柳澤聖子

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