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「絶対に大丈夫だと確信した」 キーエンスのトップセールスがデイブレイクへの入社を決めたわけ

「作り手から食べ手までのより良い未来を創造する」というミッションを掲げ、特殊冷凍機の販売からコミュニティ運営まで、“特殊冷凍テクノロジー”を軸とした事業を多角的に展開するデイブレイク。

そんな当社の営業部門に2023年9月、大平洋介さんが執行役員兼セールス統括マネージャーとして入社しました。大平さんはキーエンスで23年にわたって営業・販売促進の仕事を担い、常にトップクラスの成績を上げ続けてきたという非常に頼もしいメンバーです。

とはいえ、転職の経緯について聞いてみると、実は「転職する気は全くなかった」と話す大平さん。一体なぜ、多くのビジネスマンから注目を集めるキーエンスを飛び出し、デイブレイクという新天地で働くことになったのでしょうか。現在手がけているという「営業の仕組み化」の取り組みや、デイブレイクで働く魅力も含めて、じっくりと語っていただきました。



大平洋介さん
  • これまでのキャリア:就職活動では、キーエンスのみにエントリー。それほど入社を熱望したキーエンスに新卒で入社し、23年間、社内でトップクラスの成績を残しながら営業・販売促進の仕事を歴任。2023年9月よりデイブレイクへ
  • デイブレイクへ転職した決め手:CEO木下と面談した際、木下の人柄と事業への熱意に感銘を受ける。木下率いるデイブレイクの成長に自身も貢献したいと入社を決意
  • デイブレイクの魅力:全メンバーがやる気に満ち溢れ、お互いに助け合いながら仕事にまい進している「奇跡のチーム」であること

大切にするのは「真心」。熱望して入社したキーエンスで営業力を高める

キーエンスと言えば、毎年のように圧倒的な営業利益を創出し続け、多くのビジネスマンが営業や人材育成の仕組みを学びたいと殺到する押しも押されぬトップ企業。そのような会社で23年にわたって営業や販売戦略立案の仕事に携わり、常に第一線で成果を出し続けてきた人物が、デイブレイクにやってくる——。

その知らせを聞いたとき思い浮かべたのは、巧みな話術を持ち、時に冷徹なほど厳しい姿勢で数字を追求する "営業マン”の姿でした。

しかし、実際にお会いした大平さんの姿は、そのようなイメージとは大きく異なっていました。それもそのはず。穏やかな笑みを浮かべ、相手の意図を汲みながら分かりやすく話をしてくださる大平さんが営業の仕事で何よりも大切にしていたのは、お客様への「真心」だったからです。


「“セールス力”の中にはさまざまな力があります。例えば面談力だけを切り取ってみると、一人ひとりの個性に依存するように思われている方も多いのですが、実は状況に応じた対応方法の『型』があります。その日お会いするお客様の役職や職種、想定される性格によって、商談内で意識すべきポイントも変わってきますから、この『型』をしっかりと自分の中に叩き込むことは重要です。

私の場合はさらに、お客様と『真心』で向き合うことを意識しています。誠心誠意、お客様の成功を願って仕事をする。お客様が情報を求めているのであれば、必要な情報だけでなく、ビジネスがさらにうまくいくようなものをプラスしてお渡しする。そんな風に『真の意味でお客様のためになる仕事』ができていれば、自然と結果はついてくるものだと思っています」


そのようなマインドも含めて、営業としての仕事の仕方を「“歴戦の猛者”ともいえるキーエンスの優秀な先輩方から学んできた。当時教わったことは、いまだに宝物」と語る大平さん。強い思い入れを持つキーエンスには、2001年に新卒で入社したといいます。


就職活動でエントリーしたのはキーエンスのみ。当時から実力主義の会社で、実力があれば誰でも大きな裁量を持って活躍できる風土がありましたから、自分の性格や強みとマッチして非常に魅力的な職場だと入社を切望していました。よその会社には目もくれずに、キーエンスの選考に集中していましたね」

誰よりも熱い思いを持ってキーエンスを志望した大平さんは、7次まであった面接も難なくクリアし、憧れていた会社で営業職としてのキャリアをスタートさせました。


「20代後半まで、営業職としてがむしゃらに働きました。キーエンスは当時、知名度はありましたが、ファクトリーオートメーション業界のトップシェア企業ではありませんでした。業界内では『急成長中の注目企業』という位置づけで、まだまだ自社製品のアイテム数も少なく、競合他社の製品を使っているお客様先のほうが多い状況でした。そのような不利な環境下で努力を続け、現状を覆していくことにおもしろさとやりがいを感じていたのをよく覚えています」


特に20代中盤からは、営業の難易度が高い大手企業を担当する機会も増えたといいます。難しい案件では、キーエンスの中でも最高水準の営業力を持つ先輩に同行してもらいながら、彼らが持つ知見やノウハウから大いに学び、実力をつけていきました。


「この頃は、毎日がとても楽しかったですね。力がついてきていることを自分でも実感していましたし、何より大手企業からの受注は、当時のキーエンスにとっては全社的な貢献度も大きかったんです。自分の仕事が会社の役に立っていることも、やりがいにつながっていました」


高難度の仕事に挑み、成果を出してきた30代

そして、30代に入る頃、大平さんは販売促進グループへの異動を経験します。営業職から一転、次に携わったのは、全社的な販売戦略を立案する重要な仕事でした。


「この部署での仕事は、自分ひとりで完結することはありませんでした。多くの方の合意を得なければなりませんし、決定した戦略は全社的に周知する必要があります。思いつきで策は打てません。自分の決めたことが全社を動かしていく。その責任の重さと難しさを思い知った時期でした」


そのような経験を得た後、2014年には先端技術重点顧客チームのマネージャーに就任。半導体業界の大手企業を顧客とし、難易度が非常に高い営業活動を行うこととなりました。

このチームでは、大平さんに対して「プレイングマネージャーかつトップセールスとして、継続して上位の成績を上げ続けてほしい」と、会社から大きな期待がかけられていました。大平さんはこれまでの経験や学びを活かしながらその期待に見事に応え、個人・チームともに業績1位を複数回達成。「スペックイン最優秀賞」などの社内表彰も多数獲得しました。


「ただ、当時の成績は、自分の力だけで達成できたものではないと感じていました。キーエンスは、その頃にはもうトップメーカーへと変化していましたから、さまざまなことが仕組化されて上手く回っていたのです。自分の仕事を当たり前にこなしてさえいれば、良い結果は自然とついてくる。大きな成果を上げることができても、それはキーエンスという最強の組織と仕組みを利用しているからで、『勝つべくして勝った』と感じることが増えていきました」


「このままここで働きたい」 CEO木下との面談でデイブレイクへの入社を決意

入社から23年にわたって順風満帆なキャリアを積み重ね、そのまま定年までキーエンスで働くつもりでいた大平さん。

しかし、2023年のゴールデンウィークに大きな転機が訪れます。何の気なしに目にした「あなたの市場価値を知りたくはありませんか?」というWeb広告に、大平さんはふと「キーエンスの看板を外した自分にはどれくらいの価値があるのだろう」と気になり、その広告をタップしていたのです。そうして出てきたサイト内でアンケートに答えていったところ、ヘッドハンティング会社からスカウトが来るようになったといいます。


「連絡がきたヘッドハンターからは『企業のトップを最初から紹介しますので、社会勉強のつもりで話だけでも聞いてみてください』と言われました。『それもそうか?』と思いましたが、そもそも転職する意思は全くないということも伝えてありました。やはりキーエンスは私に大きなチャンスを与えてくれた本当に大好きな会社でしたから」


自分の市場価値を知りたいだけで、転職は絶対にしない。そんな固い意思を持っていた大平さんが、一転してデイブレイクへの入社を決意した背景には、CEO木下の存在がありました。


「何度も断ったのですが、ヘッドハンターが『どうしても』というので仕方なく、本当に軽い気持ちでデイブレイクとの面談に臨みました。でも、木下社長に実際に会ってみて、衝撃を受けて。仕事柄、これまで数多くの経営者と話をしてきましたが、ここまで魅力的な方に出会ったことがありませんでした」


事業への想いや考えを、活き活きと熱心に語る木下。社会にとってさらに欠かせない存在となるために、いずれ上場を考えているというビジョンも見えてきました。

上場を果たすなら、デイブレイクは今よりも売上や営業利益を拡大させていかなければなりません。それはつまり、もっともっと「強い組織」を目指していくということ。そこに対して、大平さんの力を貸してほしい。木下が心からそう思っていることを、約1時間の対話の中で感じたといいます。


「木下社長は、真心から私と向き合ってくださっていることが伝わってきました。その姿を見て、私は今、なんて幸せなオファーをいただけているのだろうと心を動かされて。面談が終わるころには、『このままここで働きたい』と思うほど、デイブレイクで働きたい気持ちが高まっていました」


そうして、転職を決意した大平さん。しかし、長く勤めてきた業界トップ企業を退職するのは、相当な勇気と覚悟が必要だったはずです。そのことについて尋ねてみると、意外にも「転職への怖さや心配はなかった」という言葉が返ってきました。


木下社長が率いる会社なら、絶対に大丈夫だと確信していました。デイブレイクの事業内容も高付加価値商品を販売するという意味でキーエンスと親和性があったため、これまで培った経験やスキルを活かせば、少なくともセールスの腕前だけは、誰にも負けることはないだろうと自信があったんです」


ただ、家族や親戚からは転職に対して「何かあったの?」と心配されたといいます。しかし大平さんは、「自分ももう45歳。ここまで頑張ってきたのだから、もうそろそろ、自分が“今”やりたいと思う仕事を選ぶという贅沢をしてもいいのではないか」と決心。その想いを家族にも説明して、転職を実現させました。


強い組織づくりに貢献し、デイブレイクを世界の第一線で戦える企業へ

大平さんは現在、主に20~40代で構成されたセールスチームを束ね、より強い組織をつくるために奔走しています。

デイブレイクの営業活動は、お客様とコミュニケーションを取り始めてから成約するまでに1年ほどの時間を要する案件も多いもの。それゆえ、営業の難易度が高くなりやすく、確実に成果を上げるためには、案件管理などの仕組みづくりが欠かせないといいます。

大平さんは入社後2カ月間、そのような仕組みの構築に全力を注ぎました。


「おかげで、私が従来システムに追加したかった初期段階の仕組みづくりは一旦完了しました。これからは各個人の営業力を高めていく段階です。業界は変わっても、営業職に必要なスキルは共通項が多いもの。私の持てる技術や知識を各メンバーに伝授していくつもりです。そのためにも、私がキーエンスで先輩からそうしてもらったように、商談の同席を精力的に増やしているところです」


大前提として「真心を込めた対応」を大切にし、お客様の本当に望まれていることをしっかりと理解し、自社で可能な最大限の提案をどんな職位・職種・性格のお客様にも堂々と行える。そんな人材を育てていきたいのだそうです。

そして、今後はさらに、自身と同じように後輩を育てられるメンバーを増やすことで、セールスチームに好循環を生み出し、デイブレイクを世界の第一線で戦える企業にしていきたいと意気込みます。

そんな大平さんに、今後一緒に働きたい方のイメージを聞いてみると、こんな答えが返ってきました。


「やはり、『自分自身を成長させたい』と思っている方がいいですね。デイブレイクには、成長意欲の高いメンバーが集まっています。皆が心から会社を愛していて、お互いのことを本気で思いやりながら助け合い、やる気に満ち溢れて日々の業務と向き合っている、本当に“奇跡のチーム”だと思います。

そうした環境の中でセールスとして入社すれば、確実に営業力が上がります。そして、もしこの先デイブレイクを離れることがあったとしても、どの世界でも通用する人材になれると思います。私自身も、これから入社される皆さんをしっかりと育てていきます。営業組織を形作っていくところにも参画していただけますから、相乗効果で圧倒的な成長曲線を描けると思います」


最後に、転職すべきかどうか迷っている方へ、何かアドバイスをいただけないかと聞いてみました。


「転職をする際、現在の勤め先やほかに興味のある会社と比較して迷いを感じる方も多いと思います。私自身、自分の心の中ではデイブレイクに行くことを決心していたものの、周囲の方からは『なぜあの大企業・高待遇のキーエンスを辞めてスタートアップに行くの?』と聞かれる機会が多くありました。でも、今この会社に行かなかったら、きっと将来後悔するだろうなと思い、当初の意志を貫いてデイブレイクへの入社を決めたのです。

なのでもし今、デイブレイクへの転職を迷っている方は、ぜひ面談を受けに来ていただきたいです。私たちと一度話をしてみて、入社に前向きな気持ちになれたのなら、間違いなくそこが転機です。ぜひ勇気をもって一歩を踏み出し、チャンスを掴んでいただけたらと思います」


大平さんのストーリーが気になった・共感した方は、記事下の「話を聞きに行きたい」ボタンから一度お話ししてみませんか?


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