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海外協力隊からアカウントプランナーへ転身。 -東証1部社員を捨てて海外にまで求めたやりがいの行方とは-

皆さん こんにちは。採用担当の井元です。
ディスカバリー 歴1年を迎えた森井英樹の経歴は異色です。大学卒業後、東証1部上場の機械メーカーで2年ほどの営業経験を積んだ後、青年海外協力隊でタンザニアに長期滞在します。アジア人が訪れたのは初めてというほど田舎の小さな村で、役場の一員として人々の生活改善に取り組みました。帰国後もNPO法人や京都府のイベントプロジェクトに参加。さまざまな経験を積んだからこそ、本当にやるべきことが見えてきた、と森井は話します。

メーカー営業を経験する中でぶち当たった壁。    海外で働く夢も燻り続けた。

貧困問題などに関心があり、学生時代からNGO活動を行っていました。フィリピンの貧困問題や学校教育などを学ぶ中で、どうやったら一人で食べていけるか、ちゃんと稼げるか、ということをますます考えるようになり、就職活動も上場企業で海外でも活躍できる企業力があって・・という視点で行っていました。

就職した会社は、海外にも生産拠点を持つ業務用冷蔵庫を扱う機械メーカー。直販専属チームの立ち上げメンバーとして、大手企業を中心に主に自社製品の提案から見積もり作成、納品のスケジュール管理、現地での据付・確認まで全て行っていました。川上から川下まで行程の全部に関わる営業スタイルで、それが担当企業分あるのでスケジュール管理が大変でした。マルチタスクに対応できるスキルはここでしっかり鍛えられた感じですね。

でも半年くらいやっていると、有形商材の世界に疑問を持ってしまって。値引き合戦も激しい業界だったので、利益を度外視した売上達成にどんな意味があるのかとか、メーカー独特の狭い視野になっているんじゃないか、とか思ってしまったんです。また、海外志向も強かったので、早く海外で活躍したいという気持ちもありました。

海外経験を積んで改めて、日本というフィールドに価値を見出す。

平日はそんな機械メーカーで働きつつ、休日は大学時代に立ち上げに関わったNPO(東京支部)で、学生時代と同様にフィリピンの貧困問題解決を考えるイベント活動も行っていました。活動的に過ごす中でついに、海外で自分を試したい!という気持ちを行動に移すことを決意。会社を辞め、青年海外協力隊に参加しました。

電気もお湯も出ないタンザニアの小さな村で、かまどの普及、住民グループの製品づくりの補助、村の小学校での日本語教室、英語教室など何でもやりました。厳しい環境下で自分なりに精一杯任務を遂行できたと思います。

なので、治安の悪化やコロナの影響で任期の2年を待たずに帰国となりましたが、海外への挑戦に対してひとまず自分なりの答えが出た感じでした。つまり、挑戦できる場所は海外だけではない、と。

野性味のある時代の森井さん。一緒にパソコンを見ながら勉強をしているシーンだそうです。

全ての経験を糧に。新たなステージでより高みを目指す。

青年海外協力隊での経験によって、思いもよらないトラブルに逃げずに向き合う力、人々を巻き込み物事を進めていく力が養われたと思います。改めて、自分のスキルを生かしてしっかり稼げる、思い描いた未来を描けるような仕事探しを開始しました。在日アフリカンの方と一緒にオンラインイベントを運営したり、京都府のco-Living事業のサポートなど行ったり、徐々に日本での仕事の感覚を思い出していく最中、人材紹介会社から紹介されたのが当社です。

就職先としては、1社目でメーカーを経験したので、次は無形商材を扱う会社がいいなと何となく考えていて、メディアや人材業界などで探していましたね。あとは年収が600万くらい欲しいとか、キャリアアップしていける環境があるかなど希望を出していました。ディスカバリーはそんな条件にマッチしており、勢いあるベンチャーという枠の中で1からチャレンジしてみたいと思えました。今まで経験したことのないWeb広告という業界でしたが、自分を追い込んで頑張るのは好きなので(笑)。不安よりも、まずはやってみるぞという前向きな気持ちが強かったですね。

手を挙げれば任せてもらえる。スピード感をもって成長したい自分にはありがたい環境。

入社後はまず3ヶ月ほど運用型広告の研修があって、そこでマーケティングや数字の見方などみっちり学びます。毎日違う企業のレポートを作成し、とにかく数をこなして必要なスキルを身につけていきました。

あるとき、翌日の午前中に必要なレポート作成のミッションが、その日ギリギリの夕方に入ってきたんです。会社としてもトップ級の案件でミスは許されない。同僚と一緒に、どうすればミスなく行えるか、期日までに間に合わせることができるかを事前に計画を立て、入念にチェックして完成させました。レポートは問題なくクライアントに提出することができたのですが、これほど大事な案件をまだ新人の私に任せてもらえたというのが、今でも印象に残っています。

ディスカバリーって、手を挙げればどんどん仕事を任せてもらえるんですよ。ちょっと手を挙げすぎて後悔したことがあるくらい(苦笑)。でも自分は仕事をしたくて入ってきているので、そんな風に任せてもらえる風土はありがたいです。もちろん、先輩や上司の方も野放しというわけではありません。営業に配属になってからも、上長や運用チームのメンバーに支えられながらさまざまな案件に取り組ませてもらっています。



基本的なことを疎かにしない。チーム一丸となって達成感を味わうために。

今は認知やブランディングを目的としたWeb広告案件を多く担当しています。GoogleやYahoo!、その他SNSへの広告が多いですね。見積り作成、配信先のターゲティングや配信スケジュールの管理などを行っています。

今年4月くらいから大手広告代理店を私中心で担当することになり、予算額も大きく膨らんできました。この代理店は粗利で10万もいかないくらいの取引から始まったのですが、コツコツと信頼を積み重ね、今では当初の20倍近い金額を生み出すことができるようになっています。

気をつけているのは、「必ず約束を守る」ということ。いつまでに何をします、という約束は必ず守ります。時には反応が芳しくなく、思ったような結果が出ない場合もありますが、すぐに別の案を出すなど先手を打っていけるよう心がけています。テクニカルな面ではまだまだ上司や先輩のようにいかないですが、きちんと問題に向き合う姿勢はクライアントの信頼に繋がっていると思います。やはり無形商材なので、「自分」というところを評価してもらうしかないですから。

本当に、多くの人と関わりながら進めていく仕事です。運用担当者に入稿を依頼し、ときには制作チームにクリエイティブを依頼し、数値が悪ければ検討をし、配信の終了日までたくさんの知恵を絞ってKPI達成を目指します。クライアントへ粘り強い交渉が必要な場面も多々ありますし、同時並行で動いている案件のトラブルが重なった時などはなかなかハードです。ですがその分、仲間と達成感を分かち合える機会がたくさんあり、そこがこの仕事の魅力だと感じます。

理想を追い求め、日本から遥か遠くへ働きにも出ましたが、実はこんな近くにやりがいを感じられる面白い仕事があったんだ、と(笑)。そんなことを実感する毎日です。

株式会社ディスカバリーでは一緒に働く仲間を募集しています
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