こんにちは。株式会社ドーガンの廣重です。
私たちは普段、「九州」という地域に根を下ろし、地場企業の経営支援や投資活動を行っています。 今回のストーリーのテーマは「海外」。 アジアのビジネスの可能性を探るために、私が社内の「九州域外研修」で訪問した、シンガポールでの活動の様子と、そこから見えた景色についてお話しします。
九州にとって、アジアは「世界」ではなく「隣人」
九州・福岡に拠点を置いていると、アジアとの心理的・物理的な近さを強く感じます。 東京へ行くのと、上海や台北、ソウルへ行くのに大差はありません。
「地域経済を活性化させる」というドーガンのミッションを考えたとき、商圏を国内だけで完結させる必要はありません。むしろ、成長著しいアジアの活力を九州に取り込むことこそ、地域特化ファームの次なる一手だと私は考えています。
シンガポール視察で受けた「2つの衝撃」
「百聞は一見に如かず」と言いますが、まさにその通りでした。 アジアのビジネスハブ・シンガポール。数日間の滞在で私が持ち帰ったのは、単なる情報の羅列ではなく、日本国内にいては決して得られない「肌感覚としての衝撃」でした。
① 「段階」を飛ばして進化する、圧倒的なスピード感
現地でまず圧倒されたのは、社会全体がデジタルを前提に最適化されていることです。 日本が既存のインフラを少しずつアップデートしながら進んでいるのに対し、ここではテクノロジーが社会実装されるスピードが桁違いです。いわゆる「リープフロッグ」と呼ばれる現象ですが、これを知識として知っているのと、そのスピードの中で生活することは全く別次元の体験でした 。 「変化しないことがリスクである」というマインドセットが、街全体のエネルギーになっている。その渦中に身を置くだけで、自身のビジネスに対する視座が一段引き上げられる感覚がありました 。
②多様性(ダイバーシティ)という「当たり前」
私が到着した日は、ちょうどヒンドゥー教の祝日「ディパバリ」でした。 現地では、同僚の宗教や文化的な背景を理解し、尊重し合う働き方が徹底されています。 「英語が話せる」こと以上に、こうした「他者の背景を理解するマインド」こそが、これからのビジネスには不可欠だと再認識しました。
レールがないから、面白い
今回のシンガポール出張を経て、「九州×アジア」には巨大なポテンシャルがあると確信しています。 (ちなみに、シンガポールの物価の高さには驚きました…ビール1杯が約1,600円、ランチのカレーが2,000円超えです!)
- 地域経済に貢献したい
- でも、視点は常にグローバルでいたい
- 出来上がった組織ではなく、これから事業を作っていくフェーズに関わりたい
そんな想いをお持ちの方、まずはカジュアルにお話ししませんか?あなたと、九州から世界を目指して働ける日を楽しみにしています。