ドーガンの社員へインタビューを行いました。今回は入社3年目の廣重さんです。
大手電機メーカーで経理として経験を積み、欧州のビジネススクールを卒業。着実にキャリアを歩んできた彼が次に選んだのは、故郷・福岡にある投資ファンド「ドーガン」でした。
そこに至るまでには、「故郷へUターンか、キャリアの最前線か」という、真剣な葛藤がありました。彼の歩んだ道のりとその選択から、これからの働き方のヒントが見えてきます。
「経営の羅針盤」から、世界ランキング上位のビジネススクールへ。
ー 本日はありがとうございます。まずは、ドーガンに至るまでの経歴を教えていただけますか?
はい。新卒で大手電機メーカーに入社し、経理としてキャリアをスタートしました。工場の経理で基礎を学んだ後、東京の事業部へ異動しました。その会社では、経理は「経営の羅針盤」と呼ばれていて、事業計画の策定や予算管理など、経営に近い現場で多様な業務を経験させてもらいました。
その中で、もっと体系的に経営を学びたい、世界のビジネスを肌で感じてみたいという想いが大きくなり、欧州のビジネススクールに進学しました。世界中から集まった仲間たちと議論を重ねる日々は、ビジネススキルだけでなく、「自分はこれからどう生きていきたいのか」を深く見つめ直す、貴重な時間になりました。
葛藤の果てに見つけた場所。福岡が「キャリアの最前線」になった日。
ー MBA取得後、そのまま海外や東京でキャリアを続ける道もあったかと思います。なぜ福岡に戻ることを決断されたのでしょうか?
正直なところ、大きな葛藤がありました。海外から日本、そして九州を見たときに、その素晴らしさと同時に、ビジネス面での課題も感じたからです。『地元で働きたい』という想いと、『ビジネスの第一線で、成長し続けたい』という想い。まさに「Uターンか、キャリアの最前線か」という二つの選択肢の間で、しばらく悩んでいました。
ですが、その考えはドーガンを知ることで変わっていきました。ドーガンは、九州に深く根を張りながら、投資やM&Aといった専門性の高い仕事をしている。そして、そういった最前線の事業を支える管理部門もまた、専門性が高く挑戦しがいのある役割を担っていると知りました。
地域に貢献しながら、管理部門のプロフェッショナルとしても成長し続けられる環境がここにはある、と感じたんです。その瞬間、迷いがなくなり、福岡で働くことを決めました。
バックオフィスから見る景色。会社の成長こそが、最高の報酬。
ー 入社してみて、いかがでしたか?「地元か、キャリアか」という葛藤が解決されるような「刺激」はありましたか?
はい、想像以上にダイナミックな環境で、良いギャップを感じています。私は管理部門に所属しているのですが、会社の成長を日々、肌で感じられることにやりがいを感じていますね。象徴的なのは、今年の1月にオフィスを移転したことです。仲間が増えて、前のオフィスが手狭になったからで、会社の勢いを実感する出来事でした。
また、私は採用も担当しているので、ドーガンに興味を持ってくださる方が年々増えているのを感じますし、面接で候補者の方の熱意に触れると、こちらも嬉しくなります。新しい仲間が増え、会社が成長していく。管理部門として、その成長の土台を支えられていることが、今とても楽しいです。
オンはプロフェッショナル、オフはファミリー。ドーガンが持つ二つの顔。
ー 会社の成長を支える「人」や「カルチャー」は、どのような雰囲気なのでしょうか?
一言で言うなら、「プロ意識」と「自由で温かいカルチャー」が両立している場所だと思います。社員は皆、お客様のために最高の仕事をしようというプロ意識を持っています。その一方で、最高のパフォーマンスを発揮できるよう、カルチャーは非常に自由です。「信頼して任せる」という考え方が、会社全体にあるように感じます。
それから、もう一つ。「家族のような温かさ」があるところも、ドーガンらしさかもしれません。毎年、全社員での合宿や、社員の家族を招いての懇親会があるんです。仕事では真剣に向き合いながらも、オフでは皆で笑い合える。このバランスが、とても心地良いですね。
この物語の「次」を、一緒に創らないか。
ー 最後に、この記事を読んでいる未来の仲間に向けて、メッセージをお願いします。
企業の経営という、簡単には答えの出ない課題に、お客様と一緒になって真剣に向き合う。そのプロセスには大変なこともありますが、それを「面白い」と感じられる方だと、ドーガンで働くことを楽しめると思います。そして、スキルや経験以上に、私たちの経営理念にもある「きれいな心と創意工夫で、世界に通用する地場産業の投資と育成に取り組む」に共感してくださる方と一緒に働きたいです。
もしこの記事を読んで、「大変そうだけど、なんだか面白そうだ」と少しでも心が動いた方がいらっしゃれば、ぜひ一度お話ししてみたいです。あなたと、九州の未来を一緒に創っていける日を楽しみにしています。
廣重さん、インタビューにご協力いただきありがとうございました。