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【co-creators】デザインで「ドリームアーツ」を伝える 若手デザイナーの思い

※本記事に記載の情報は、2020年7月時点のものとなります。

こんにちは、ドリームアーツ採用担当の山本です。
私たちが大切にしている「協創=co-creation」を担う仲間たちを紹介していく連載『co-creators』。今回は、デザインチームのメンバーをご紹介します!幅広いデザインに携わるからこそのやりがいや難しさを語ってくれました!

【プロフィール】本多 瑛理加(ほんだ えりか)2017年新卒入社。東京藝術大学大学院 美術研究科 デザイン専攻卒業。入社以来、マーケティング担当者とともに、ドリームアーツの認知を広めるために効果的な施策の検討、動線設計やアプローチ手法の選定、コンテンツ制作まで幅広く携わり活躍。

最大限のインパクトを狙った、マーケティング戦略

ドリームアーツで携われるデザイン業務は、ざっくり2つに分けられます。1つは、自社プロダクトの設計に深くかかわるUI/UXデザイン。もう1つは、自社プロダクトをマーケットで認知してもらい、より多くのお客さまにお届けするためのマーケティングデザインです。入社以来、私は主にマーケティングデザインに携わってきました。
なかでもやりがいを感じたのは、バナー広告の制作です。マーケティング施策の一環で、広くドリームアーツを知っていただく、興味を持っていただくことを目的に制作しました。広告に限らずマーケティングに関わるデザイン全般に対して言えることですが、興味を持っていただくには「いかに第一印象で心を掴み、相手の記憶に残せるか」が鍵になります。このバナー広告をデザインする際にも、どうやったら第一印象で興味をひくことができるか、とても頭を悩ませましたね。今まで使ったことがあるものの二番煎じでは大きなインパクトを残せませんから、とにかくいろいろな案を出しましたし、奇をてらったことを考えてみたりもしました。数えきれないほどリテイクをくらいまくり、何度も関係者の間で白熱したディスカッションを繰り広げ…。そうして完成したのが、このバナーです。

原案は、自宅でiPhoneを使って自撮りしたものです(笑)制作期間中に、コロナウイルスの影響でリモートワークが始まったんですよ。オフィスの人目につきやすい環境だと、社内の仲間相手といえど恥ずかしさがあってなかなかぶっ飛んだことってやり辛いんですけど、撮影が自宅でできたので思い切ったことをやってみたら通っちゃいました。社内外からの反応も良くて、見た方の記憶に強く残る、インパクトのあるバナーデザインになったことを実感できていますね。

デザインする目的とは何か?

デザイン業務と一括りにいってもその内容は多岐に渡ります。バナー制作やwebサイト制作のような、マーケティングに関わるデザインに携わるときは第一印象のインパクトを大切にしていますが、すべてのデザインにそれが当てはまるわけではありません。プロダクトのUI/UXデザインは日常使いすることが前提なので「親しみやすさ」や「使いやすさ」が大切ですし、ノベルティはキャッチーなものがいいですよね。ビジネスとしてデザインに携わるうえでは、こういったそれぞれのデザインに適した方向性を意識しなければなりません。自分のセンスに沿って、あるいは時代のトレンドを取り入れて作りたいものを作るということが、必ずしも最適解になるわけではないんです。例えばお客さまとのやりとりの中では、見栄えも確かに大事ではあるけれども、そのお客さまの会社の雰囲気やカラーを汲み取ったデザインが求められるということも多くあります。もちろんデザイナーの視点から「もっとこうした方が良い!」と思ったら、きちんと知識と根拠を持って意見も出します。でもドリームアーツの社内には、さまざまな職種・役割の観点からお客さまの最善を考えて意見を出してくれる仲間たちがいますし、お客さまもたくさん意見を出してくださいます。なので、自分の意見だけでなく、多くの立場・視点からの意見を融合し、より相手にとってベストなデザインをすることが大切だと思っています。

また、ドリームアーツ社内のデザイン業務はプロダクトデザインやお客さまとのやりとり、ノベルティ制作など本当に幅広いので、携わっている業務によってデザインする目的や目指す方向性をきちんと定義すること、それを見る相手にどんな反応をしてもらいたいのかを設計することがとても重要だし、やりがいのある部分ですね。目的をきちんと定義できていないと迷走してしまい良いデザインはできませんし、関係者の間でも認識の齟齬が起きやすくなってしまいます。目の前のことに一生懸命になって目的のような大きな視野をつい見失いがちになってしまうこともありますが、こまめにコミュニケーションをとって認識をすり合わせながら制作を進め、みんなで1つのものを作り上げることができた時にはとても達成感がありますね。

デザイナー自らが、能動的に時間を創出していくこと

最近は、手を動かすクリエイティブな部分だけでなく、ディレクション業務にも挑戦しています。ただ制作をするだけではなく、他のデザイナーが作ったもののレビューをしたり定期的にマイルストーンをおいてスケジュールを管理したりといった、レビュアーの観点、タスクやスケジュール管理の視点からの業務も担当しているんです。
私たちインハウスデザイナーは、社内のいろんなデザイン業務に関わります。プロダクト開発グループと一緒にUI/UXについて考えながらプロダクトを作り上げていくこともありますし、マーケティンググループと協力してノベルティやwebサイトを作ることもあります。プロジェクトを推進するグループとお客さまに会いにいくこともあれば、バックオフィスの人事グループと一緒に会社のパンフレットを作ったこともあります。社内の本当にさまざまな部署と連携しているんですよ。なので、周囲から指示されるがままにスケジュールをひいて業務にあたってしまうと予定がパンクしてしまいますし、言われたままにデザインするのならインハウスデザイナーがデザインする意味がないですよね。私は、インハウスデザイナーだからこそ、仲間たちと遠慮なく熱い議論を交わしながら、協力して良いものを作ることができていると思っています。せっかくそういう組織にいるのだから、ただ作業に追われるのではなく、きちんとタスクやスケジュールを管理することで能動的に時間を創出し、デザイナー自らがもっと積極的にアイディアを出したりお客さまの心を掴むデザインをできるような環境を整えていきたいと考えています。

新卒1年目でデザインを担当。お客さまへ年末のご挨拶としてお送りするクリスマスカード(写真左)と年始にお渡しするカレンダー(写真右)

デザインで、ドリームアーツを表現していく

今後の大きな目標としては、ドリームアーツのデザインを再定義することです。
今、ドリームアーツのデザインはどの分野においても殻を1つ破ろうとしている段階にあります。自社プロダクトのUI刷新を試みたり、今までとは違うアプローチでのマーケティング施策を考えてみたりと、新しいことに挑戦しているんですよ。今までも変化に柔軟な社風だったとは思いますが、今年に入ってからは特に動きが活発化していると感じますね。また、変化の早い今の時代においては、社会や組織もだんだん変わっていくものです。ずっと同じままということはそうありませんし、それはドリームアーツにも言えること。そして、そうやって新しい挑戦を実行し試行錯誤している中では、デザインのあり方や軸とするべき部分も会社と一緒に進化していくべきだと思っています。ただ時代のトレンドを取り入れたデザインにするというわけではなく、「ドリームアーツらしくていいね」「この良さがドリームアーツだよね」とお客さまに感じていただけるような、ドリームアーツを表現するデザインの根本となる部分を再定義し、進化させたい。そうすることで、デザインの観点からお客さまにドリームアーツらしさを伝えていきたいですね。

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