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【備忘録】NTPについて

業務で利用しているPCの時刻が、NTP設定してるのにズレるなぁ…?と思っていたら
現場のNTPサーバが長いこと同期できなくなっていたようでした。
新しいNTPサーバに設定を変更して、時刻のズレがなくなったので一安心です。

NTP(Network Time Protocol)、何気に歴史は古く1985年にはあったとのことで
つまり、Windows95の普及より前に、遠くの装置と時刻を合わせようと考えて
工夫を凝らした人たちがいたのだと思うと、すごいことだと思います。
ちなみに、今はNTPv4とのこと。

この話を聞いたのがエンジニアなりたてでしたので
「ただひたすら時刻同期の事だけを考えてる酔狂な人たちがいたもんだ」
など、のほほんと思っていましたが、

しかし、業務で装置の検証などをしていると、時刻同期の大切さが身に沁みるようになります…。
Syslogの時刻がズレてると大変なんですね……。
例えば、1秒以内に動作するBFDの動作確認するなどとなると、
元の時刻が1秒ずれてるだけで、確認作業が大変になります。

そんな大切なNTP、設定するだけで簡単に使えるのですが
トラブルシューティングしようと思うと仕組みを簡単にでも理解しなければならず中々大変なのですが、

ひとまずは、時刻がズレているときにshow ntp associations コマンドの結果で
確認するポイントのメモ書きを残します。
細かい仕組みはあとでいつか……。

・adressの前に*印ついてる?
 →ちゃんと同期していない。以下を確認する。
・addressのパラメータはあってる?
 →そりゃ同期しない。合ってるなら疎通確認する。ポートの開放もチェック。
・reachのカウント増えてる? #過去8回分を8bit→10進数に直すので11111111=377が最大
 →増えているようであれば、待てば同期してくる可能性あり
・今の時刻とズレすぎてない?
 →大きくずれていると同期しようとしない。手動で一度時刻を近づける必要あり。
  ちなみに、時刻が離れていた時に一気に近づけるか、じわじわ近づけるか選ぶ設定がある。
  一気にやると、時刻で動作するシステムに影響が出たりするとか、しないとか。
・認証の情報合ってる?
 →あまり見かけないけどNTPも認証の仕組みがある。

あと、検証用に自分でCiscoルータを使ってNTP Masterとなるように設定した場合は以下も注意
・NTP MasterがStratumが7以下になってる? #Stratumは時刻の信頼度みたいなもの。0が一番よくて原子時計とかが該当。同期が多段になるほど増えていく。
 →Stratumが大きい値だと、Clientに時刻を同期させない。

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