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仕事に役立つ「〇〇〇効果」3選✏️

普段何気ない仕事も、漠然とこなすか考えながらこなすかで変わってきます。

「ビジネス心理学」というジャンルもあるようですが、さまざまな基礎研究を下地にして、なにか仕事のヒントになれば1歩リードできるのではないでしょうか。

そんな筆者が考える、仕事に役立つ「〇〇〇効果」を3選まとめてみました。ご参考になれば幸いです。

■ 1. カラーバス効果

カラーバス効果とは、ある一つのことを意識することで、それに関する情報が無意識に自分の手元にたくさん集まるようになる現象のこと。

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「引き寄せの法則」や「カクテルパーティー効果」といったものも似ている内容ですので、そちらの方が馴染み深いかもしれません。

「カラーバス効果」という言葉自体には学術的な論文や研究は無いようですので、示唆が一人歩きしている部分もありそうですが、「あるある」と共感する人も多いのではないでしょうか。

良い意味で紹介されている文脈は多いですが、少しその流れに逆らうと、物事の先入観や固定観念は、こうして生まれてくるのではと筆者は考えます。

物事を1つの目線で捉えて仕事を進めていると、あらぬ方向へずれていくことがあります。

そんな時に、これまで仕入れた情報はあくまでカラーバス効果によるものだったと仮定して再度調査をすると、別の視点で見えてくるものがあるのではないでしょうか。


■ 2. ツァイガルニク効果

ツァイガルニク効果(Zeigarnik effect, ゼイガルニク効果)とは、達成できなかったことや中断していることの方が、達成や完了したことよりも強く人の記憶に残るという心理的現象のこと。

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あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、内容を見てみると、これも共感できる人が多い内容ではないでしょうか。

デザインやプログラムでは、100%の完成度を目指そうとしてしまいがちです。

風呂敷を広げ完璧な完成品を夢見て開発を進めることは決して悪いことでは無いですが、納期内に完成できなければあまり意味がありません。

そのこだわりで良い品質につながるとは思いますが、仮に途中の完成度だったとしても、人に影響を与えることもある、という見方も持っているとひとつ強いかと思います。


■ 3. ピグマリオン効果

教師が,児童・生徒の学業成績の達成についてある期待を抱き,その期待が実現するように行動することによって,実際に子どもの学業成績に向上が見られる現象をいう。

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教育心理学の文脈で語られるようですが、先生と生徒の関係性だけでなく、エンドユーザーからの期待や要望も、仕事のやる気に繋がっていくのではないでしょうか。

仕事をする上で、ただ与えられたタスクを消化していくだけでは、モチベーションも上がりません。

特に技術寄りな仕事は、周りの期待に左右されず1人で黙々と進めていくことも多いですが、自ら期待を受ける身に置けるよう立ち回るのも、受け手側の工夫ではないでしょうか。

まだまだたくさんの研究や示唆が世の中には溢れています。

ぜひ身につけたものを武器に、仕事を進めていくと良いのではと思います。


[出典]

・※1:https://makitani.net/shimauma/color-bath
・※2:https://makitani.net/shimauma/zeigarnik-effect
・※3:https://kotobank.jp/word/%E3%83%94%E3%82%B0%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%82%AA%E3%83%B3%E5%8A%B9%E6%9E%9C-7782

[素材]

・photoAC:https://www.photo-ac.com/main/detail/23293253
・いらすとや:https://www.irasutoya.com/2012/11/blog-post_3952.html
・いらすとや:https://www.irasutoya.com/2015/06/blog-post_38.html
・いらすとや:https://www.irasutoya.com/2015/03/blog-post_13.html

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