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承認のバケツ

受け売りの内容ではあるのですが、納得できた内容だったのと、自分の言葉でアウトプットしてみたく記載します。

褒め言葉を素直に受け取ってもらえなかったり、注意や叱ったことに反発されたりした経験はないでしょうか。それは、褒める・叱るの以前に承認をベースにした関係性が構築できていないからです。これは会社内でも家庭内でも、友人同士でも同じです。

まったくの他人を褒めたり注意しても心には響かせられないのは想像できると思います。同じように、顔は知っている関係においても、承認のベースがないと心に響かせることはできません。

では、承認とは何でしょうか。

承認には5段階のレベルがあるとされています。具体的には、

1.結果承認
2.プロセス承認
3.行動承認
4.意識承認
5.存在承認

の5段階です。

1.結果承認は、出した結果に対して承認を行います。多くの方が実践していることだと思います。
  例)契約が取れた。お使いに行って言われたものを買ってきた。

2.プロセス承認は、結果にかかわらずその過程を承認する事。これも同じコミュニティなどであれば経緯が見えるので比較的容易ではないかと思います。
  例)契約前段階の工夫。お使いに行くのにメモを用意した。

3.次に行動承認です。結果と関連しない行動に対しても承認を行います。
  例)営業活動を行っている。お使いにいった。

4.意識承認は、行動しようとしている事に承認を与えます。
  例)営業活動をしようと考えている。お使いに行こうと思った。

5.存在承認は、その人の存在自体を承認する事です。
  例)いてくれると雰囲気が和むよ。いつもありがとう。

高いレベルになるほど、承認のハードルを下げなくてはならず実践するのが難しいとされています。

承認を与えることで、相手が持つ承認のバケツに承認を注ぐことができます。
これが承認をベースにした関係性の構築です。

一般的に、子供のころは親からの愛情で満タンになっていた承認のバケツも、就職する頃にはそれまでの受験や就職活動で選別されてきた経験から枯渇しているといわれています。本人の承認のバケツがいっぱいになっていなければ相手を承認する事が出来ず、利己的だったり批判的だったりと、コミュニケーション不全を起こすと言われています。ですので、ここに承認を注ぎ、他人を承認できる=コミュニケーション力の高い人材に育てることが、特に新入社員を預かった企業では大切な役割となってきました。とはいえ、グローバル化に伴う成果主義により、いい悪いは別にして、仕事においては結果承認の存在が大きいのも確かです。

私も20代のころは仕事帰りの飲み会で同僚と愚痴を言い合うことが多かったのですが、今考えればこれは単に愚痴を言い合える仲間から、自分へ承認を貰おうとする行動でした。一時のストレス発散にはなるものの、特に自分の意識が変わることもありません。まずは自分でできる事として、趣味や家庭など成果にかかわらず承認されるフィールドを持つことです。自分に承認を注ぐことからです。そうすれば、他人を承認できるようになり、承認のベースが作れます。褒めるや叱るはその先の段階です。


さて、弊社ではクライアント先に出向して業務を行っていることもあり、姿が見えない分、承認のハードルが非常に高いです。ここに対しては、様々な取り組みを始めているところですので、私が・俺は承認のバケツが溢れてるという方、弊社募集要項を拝見ください。

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