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人材会社の内と外を知っているからこそ「働くことに対する固定概念を解消していきたい」

エンジニアネットワーク株式会社(以下ENI)は、 “プラントの仕事をもっと楽しく、スマートに”を掲げ、エネルギーや石油化学製品、食品、医薬品などを製造する産業プラントといった2次産業の人材不足に向き合ってきました。そして現在、家事や育児を抱える「主婦」に対して、新しく仕事を創出することをミッションとして新規事業が立ち上がったばかり。その背景をシニアマネージャーの武内が話します。

自分発信と組織発信を相互に行える場とは?

武内は幼少期から、プラモデルや釣り用のルアーを自分の手で作り、レース用のバイクや音響システムなど、モノを組み立てる楽しみを自然と覚えながら育ってきました。その後、通信電子系の専門学校に入学し、自分自身が自立的に、伸び伸びと働ける環境を求め、ENIに派遣スタッフとして入社。

「派遣であっても、私が関わってきたプロジェクトは何千万から何億円が動くものばかりで、大きなミスが起きると簡単に何千万円規模の損失が出るような、緊張感があるプロジェクトをいくつも経験してきました。そこでは、エンジニアとしてのスキルやチームづくりの基礎をたくさん学びました」(武内)

当時、プロジェクトごとに組まれる5、6名のチームには、年上のベテランから若手のエンジニアまでさまざま。時間の使い方や仕事の向き合い方など、世代間のギャップに悩みながらも、足りないものをお互いに補っていく社内の雰囲気と企業マインドは共通して持っていました。ものを完成させるという目標意識は世代関係なく同じでした

ただ、こういったエンジニアは比較的、自己主張が強い傾向にあり、武内も例外ではありません。一方で、武内が入社した当時は当たり前だった文化や根性論、収益を出せば荒いことは目をつぶるといった風潮が、時が経つにつれて若い人に通じなくなってきたことを年々感じていました。そして、次第に自分中心の考えから、組織として個の力を発揮し合う楽しさに少しずつ気付いていったのでした。

「時代に合ったマネージメントとは?」を探し始めた日々

「私が入社してしばらくは、バブルの余韻による好機がまだ続いていて、多くの人材と多額のお金が業界に投資されていました。しかし、『失われた20年』に日本が突入して、建設業界もコスト重視・低予算でプロジェクト管理しないといけなくなりました」(武内)

予算が限られているため、ときに一人で業務を行わなければならない。2、3日徹夜が続くような、心身ともに苦しい日々を過ごす武内の支えになったのは、協力しあう社内マインドでした。

「私がたくさんの仕事を抱えていたとき、同じ職場で働く若い子たちが、率先して手を挙げて協力してくれました。もちろん、年齢や価値観のギャップはあるものの、ビジョンを共有し合えたら、チーム一丸になれたのです」(武内)

正社員、派遣スタッフといった立場を取っ払って、「プロジェクトを達成するためには?」という本質を追い求めてきた武内。しかし、ENIで20年間勤めていくうちに、エンジニアの後継者が育たない、増えないという課題にぶち当たります。今後、自社やプラント業界の行く末はどうなのか、と危機感を抱くようになりました。

「人を育てていく派遣会社」を目指して

総務省が発表する「*2010年度国勢調査」のデータによると、第2次産業の就業者は全産業のうち25.2パーセントで、もっとも多い1975年に比べて、10パーセント近く減少傾向にあります。(*最新の産業就業数は2017年度4月発表予定) それほど、建設・プラント業界は人材確保が難しい業界なんです。

「ものづくりの仕事は魅力的でしたが、ENIに入り、プラント業界を支える次世代の人材を育てていきたいと思いました。このままだと業界の高齢化が進み、後継してくれるエンジニアの加入が追いつかず、いつか産業が成り立たなくなると思ったからです。

だから、ENIに入ってからは若者の仕事への向き合いかたが一昔前と少しづつ違っていくことに注目してきました。昔は、大きな企業や高収入を目標にしていた人が多かったのですが、今はやりがいや楽しさ、自分が役立つ場所を探している人が多くなってきたと思います」(武内)

2011年、武内はENIのシニアマネージャーとして派遣事業の運営側にまわります。全国にあるプラントエンジニアリング企業に対して人材提案や求人依頼の獲得、新規人材の確保・採用などを行い、ときに人材を育てるための新人教育やアフターフォローに力を入れます。その根幹にあるのは「ただ人を派遣していく企業」ではなく、「人を育てていく派遣企業」にしていきたい想いからです。

「今までは、技術職の世界にいたので成果物で評価されるところがありました。でも、運営側になってからは、ものや数字だけでは表せられない、人の心に寄り添うことや駆け引き、割り切りといったことを求められるようになりました」(武内)

どうしても、人材のミスマッチが起きてしまう派遣事業では、求職者と企業との間で板挟みになることもしばしば。そこでも、武内は派遣スタッフ一人一人が輝ける職場にこだわっていきました。

そして5年後、武内は大きく動きました。それは、企業としてもう一段成長するために、派遣業務と両軸になる新事業を自ら立ち上げる、というものでした。

「大きな会社では、制度を変えることはかなり難しいですが、裁量のなかで好きなことをさせてもらっていると思います。まずはやってみて、良かったら続ける、ダメならやめる、を柔軟に試していけています。大企業がタンカーなら、ウチはモーターボートですね」(武内)

主婦になっても“個”を発揮できる市場を作りたい

新規事業では、主婦の「また働きたい」を叶えるためにサービス化を進めています。それは、今までに武内が肌で感じてきた、年齢や経験を問わずイキイキと働けるような場を作りたいという想いが根底にあるようです。

「今までは派遣スタッフとマネージャー職、人材会社の内側と外側の両方から働きかたを見つめてきました。例えば朝、満員の電車に乗って、オフィスに着いて9時から17時まで会社勤めをする。そういったルール、決まった働き方以外にも、リモートワークや時間差の働きかたといった外側の仕事を用意することで、企業については人材不足が解消され、働く側もそれぞれの暮らしに最適な環境が作れると思っています」(武内)

プロジェクトネームは「hitode」、その名前の通り人手に関する“不”を解決するサービスのようです。地方・都会といった場所ありきの考えかたをなくしていくことがミッションの1つに挙げられています。

「ENIで培った人を活かすマインドと、今の時代にあった働きかたを掛け合わせることで、新しい働きかたのモデルを作りたい。政府も『一億総活躍プラン』などの取り組み始めましたが、我々も『新しい働き方を創る』をテーマに、規定概念にとらわれずにまず我々がそれを試す。それをどんどん発信することでより強いチームができると思っています。結果として、大きな会社にも負けないサービスづくりも可能だと思います。

今いるチームスタッフはまだ数名で、年齡や性別もばらばら。でも、目指しているところは共有し合っていて、お互いに得意な部分を出し合う。そうすると、センスも意外と似ている部分がたくさん見えてくるんです。

今後はもっと加速化させるため、現在、北は北海道から南は沖縄まで私たちの想いに共感するメンバーを集めているところです」(武内)

その動きは、今までの枠組みを超えて、大きな波を作り出していくでしょう。

ただいま、全国からチームメンバーを募集しています。

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ENIは既存事業「プラント技術者派遣」のほか、下記の新規事業を計画しています。 ◎『★hitode』(2017年夏リリース予定) ★hitodeは、主婦の仕事探しを応援するマッチングサービスです。子育てが終わった、時間を持て余している、趣味や特技をお金にしたい、などといった主婦達の仕事探しがもっと満足できるしくみをつくり、提供していこうと考えています。 結婚、夫の転勤、出産、育児…。女性のキャリアはさまざまなライフイベントによって中断を余儀なくされます。かつて企業の第一線で活躍していた優秀な女性たちでも、在宅子育てに従事せざるを得ない現状。しかしそんな女性たちの多くが「また働きたい」という熱い思いをつねに胸に抱えている。働く時間に制約があっても、長いブランクがあっても、本来持っている実力を発揮し活躍できる場がきっとある。 一方、人口減少、少子高齢化で日本経済はどの業界も慢性的な人材確保が困難な状況に陥っている。優秀な人材を採用できず人手不足を嘆く企業と働きたいのに働いていない主婦。労働条件に制約が多かろうが、企業が積極的に主婦の採用を取り入れ、主婦たちも労働市場に出ればそれは少し解消し、またビジネスチャンスになるのではと考えました。
エンジニアネットワーク株式会社

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