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「えんとつ町のプペル」と「にしのあきひろ」を応援する5つの理由

そもそも「いいもの」だと思ったから応援しようと思ったのだけれども、何がいいと思ったかを簡単にまとめてみた。


1.起業家や起業家を目指すもの、そして明日の起業家のための物語だということ

2.本人が物語のメインテーマを実践していること

3.作品としてのクオリティがきちんと世界基準で創り込まれていること

4.先進性と合理性がプロダクトを創る、広める方法論に組み込まれていること

5.彼と物語からもらった勇気が自分の行動を少し変えたこと



1.起業家や起業家を目指すもの、そして明日の起業家のための物語だということ


「信じ抜くんだ。たとえ一人になっても。」

「えんとつ町のプペル」のメインテーマとも言えるこのセリフ。これがそのまま読者に対してのメインメッセージでこの作品のメインテーマになっている。

そしてこの作品を読めば分かるのは信じ抜くことは簡単なことではないということ。

そして最後まで信じ抜いた先にそれは実現するということ。

これはまさに全ての起業家に共通して言えることだ。起業家が自分のプロダクトや事業で世界を変えれると信じて、それをやり抜こうとしても最初から世間の共感や応援なんてもちろんなくて、ありとあらゆる批判にさらされて、ハードシップを乗り越えていこうとする。

つまりプロダクトや事業を「信じ抜く」ことの大事さをメインテーマに据えている。

歴史を見れば、起業家は世界をよりよいものへと変えて来た。


そんな起業家が少ないと言われる日本で起業家やそれを目指すもの、そして明日の起業家になりうる子ども達に向けて起業家として最も重要な要素の一つをテーマにした物語は一起業家として出来るだけ日本に世界に広まって欲しいと思った。


2.本人が物語のメインテーマを実践していること


「にしのあきひろ」の生き方を見ればまさに本人が「信じ抜く」ことを実践していることが良くわかる。

それを一つ一つ解説するには時間が足りないのだけれどもその中で最も好きな点についてふれたい。

「ディズニーを倒す」と明言していること。

この「倒す」という表現は私としては「超える」という表現の強い置き換えだと解釈している。

私は起業家、事業家、経営者というのは有言実行で不言実行はあり得ないと思っている。

自分自身ももう何年も前から「最高の企業文化でつながったコングロマリットを創る」「機会平等が果たされる社会を実現する」という果てしなく大きな人生の目標を掲げている。

↓以下参照

http://asenavi.com/archives/1280

http://asenavi.com/archives/6439

孫正義さんの最も尊敬する点も世間から大ボラ吹きと言われるような目標をまだ何も成し遂げてない時から言い続けていることだ。

創業したての時に「いつか豆腐のように売上げを一丁、二丁(一兆、二兆)と数えるようになる」とアルバイトに向かって熱弁したエピソードなどまさにそれである。


西野さんに話を戻すとタレントという人気商売(彼の場合、その人気を再定義したアプローチをしているのだが)をしながら、嘲笑されるような大きな目標を謙虚さが大好きな日本社会で実践しているというのは本当に素晴らしいことだと思う。


日本にはまだまだ有言実行の「有言」に本当に大きなことを掲げる起業家が足りないと思っているので物語のメインテーマを実践する彼を応援したいと素直に思えた。


3.作品としてのクオリティがきちんと世界基準で創り込まれていること


これは起業家としてもとても重要なことでプロダクトが創り込まれていなければ、どんなに高い理想を掲げても絵に描いた餅なので当然のことだ。

その目線で見た時に「えんとつ町のプペル」が絵本というジャンルの中で世界基準のクオリティが担保されていると判断した。


4.先進性と合理性がプロダクトを創る、広める方法論に組み込まれていること


これもたくさんの要素が組込まれているのだけれども、絵本の分業制、オンラインサロンの活用、クラウドファウンディングの活用、著作権の解放、コンテンツの無償提供、全ての要素が向いているのが「出来るだけ多くの人を巻き込む」というのと「ゲストとホスト」の垣根をなくすエンターテイメントに取り組んでいること。

現に私も今回の多言語翻訳の件は完全に「えんとつ町のプペルを世界に広める」マーケティング担当というのをエンターテイメントとして参加している面も大きい。

先進性と合理性についての方法論をしっかりと収集されていて、それでいて自分が魂込めて創ったプロダクトをその実践の場として開放している思い切りは本当に素晴らしい。


5.彼と物語からもらった勇気が自分の行動を少し変えたこと


西野さんの発言でタイムリーに自分が勇気をもらって行動が変わった。

それは何かというと「100%の人に当たり障りのない内容を発信するよりも1%の人が共感して行動にまでいたるメッセージを発信する」ということだ。

私たちは海外でそもそも事業をしていてただでさえ日本に声を届けるのは簡単ではない。

そこで当たり障りのないようなメッセージを発信していては、強い共感とともに行動(それはお客さんになってくれることかもしれないし、メンバーとして参加してもらうことかもしれないし、協力企業として手伝ってくれることかもしれないし、なにかを拡散してくれることかもしれない)をしてくれる可能性がある人に届かない。

それをきっかけに1%に届くようなメッセージを積極的に発信するようになった。


そんな5つの理由から私は彼とその作品を応援することにした。

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