本日は、Care Tech事業でPM(プロジェクトマネージャー)を務める江崎さんからお話を伺います。
社会課題解決をミッションに据えるエクサウィザーズの中でも、介護の領域に強い想いを持つ江崎さんの「これまで」と「これから」に迫ります。
江崎 日淑(えさき ひすみ) プロフィール
横浜国立大学修士課程前期を修了。学生時代は、フィリピンに、ハード系エンジニアとして1年間在住。 カメラ・内視鏡の高画質化処理技術の研究開発、クラウドサービスの基盤処理技術開発、ドライバーの状態推定技術開発及びサービス企画に従事。2017年経済産業省主催の起業家育成プログラムで、海外派遣メンバーに選抜される。その経験から、社会課題解決に携わることへの意欲が高まり、エクサウィザーズに入社。
江崎さんのこれまでのキャリアについて、教えてください。
光学メーカー、IT系スタートアップ、自動車メーカーを経てエクサウィザーズ に入社しました。
画像処理に関係する技術を中心に、「撮像技術~認識技術~データ処理技術」という一連の研究開発の過程に携わってきました。1社目の光学メーカーでは、研究員として、高画質化技術というニッチな研究をしていました。その後、お客様の視点に立ってサービスを創りたいと思い、IT系スタートアップや自動車メーカーで仕事をしました。
自動車メーカーでは、新規事業の技術企画を担当しました。この仕事をしていて痛感したのは、良いサービスを作るには技術者の持つ視点だけでは足りないということです。ユーザーの手に届くプロダクトを生み出すためには、ビジネスの視点も含め、柔軟に考えることが必要だと気づきました。
この気づきから、経済産業省の起業家育成プログラムに応募し、約半年間かけて自分の実現したい事業計画を立て、それをひたすら磨く経験をしました。あなたのサービスはどんな「ペイン」を解決するサービスなの?何故あなたがそれをやるの?と常に問われ、何度も自分自身と向き合いました。その答えを探しているうちに、社会課題の中でも、特に高齢者に関わる課題を解決したいと思うようになりました。
高齢者に対するケアの領域に関心を持った理由はありますか?
顕在的にあったわけではないのですが、祖母が歳を重ねていく様子を最後まで見届けたことは私の考えに大きな影響を与えたと思います。だんだんと元気がなくなり、大人しくなっていった祖母に、花を渡したことがあります。いろいろなことができなくなっていた祖母でしたが、美しく花を生けることはできました。祖母を見ていて、昔から習慣としていることは、年を重ねても覚えているものなのだと感じました。また、周りにいる家族や介護士さん、施設長さんたち、一緒に暮らしている利用者さんたちの支えがあってこそ、祖母は元気でいられたのだと思いました。
このような経験から、年を重ねても自分の生き方を選ぶことができる環境、そしてその生活を支える介護のプロフェッショナルにとって働きやすい環境を作りたいと思うようになりました。普段の生活の中に、生き生きと生活できる仕組みがあるのが、高齢者の方々にとって最も理想的だと考えています。
ケアの分野に着目したもう一つの理由は、日本でしか生み出せない、かつ世界で通用するプロダクトを作りたいからです。経済産業省のプログラムで、事業計画書を書くときに、シリコンバレーの革新的なプロダクトの事例について学ぶ機会がありました。そこで、AirbnbやUberなどのプロダクトは、サンフランシスコという地に特有な課題を解決するために誕生したということを学びました。自分の国に目を向けると、日本は「超高齢社会」として多くの課題を抱えています。世界がこれから直面するこれらの課題に、日本は先進的に直面しています。このような日本の地に特有な課題を解決するためのプロダクト開発に携わりたいと思っています。
エクサウィザーズでは、Care Techにどのような形で携わっていますか。
Care Tech事業には様々なプロダクトがあるのですが、そのうちの2つのプロジェクトマネージャーを担当しています。
今は、0→1でプロダクトを産み出す段階ですので、様々なプロフェッショナルと関わりながら仕事をしています。
エンジニアと一緒に技術開発を行うのはもちろんのこと、ビジネスデザイナーとビジネスモデルを考えることもあります。デザインチームと介護施設に行き、現場からヒアリングをすることも、サービス開発にあたって非常に重要です。また、プロダクト化にあたっては、知財や広報と連携して、準備を行うこともあります。色々なバックグラウンドを持つ社員と一緒に一つのプロダクトを作っていく過程は、私にとって非常に刺激的です。
エクサウィザーズのカルチャーについてはどのようなことを感じますか。
多様性を尊重するカルチャーがあると思います。様々な経歴を持ったメンバーが、それぞれの視点を結集してサービス開発を行うことができる。これは、私たちの大きな強みだと思います。
こういった私たちの強みに加えて、「自分の仕事を社会課題に結びつけて考える」というカルチャーを創りたいです。
これは私自身が、心がけていることでもあります。社会課題を解決するというミッションに共感して、エクサウィザーズの一員となる人は多いです。だからこそ、自分の仕事は世の中のどのような「ペイン」を解決できているかということを、サービスを作る側の人間としてきちんと理解できていると素敵ですよね。
最後に、エクサウィザーズに興味がある方に向けて、メッセージをお願い致します。
今、エクサウィザーズは一番面白い時期だと強く感じています。既存のプロダクトをブラッシュアップするというよりは、未だかつて社会にないものを生み出そうとするフェーズだからこその楽しみがいっぱいあるんです!
「世の中に存在しない新たな価値を生み出す」-これはとてもプレッシャーがかかることですが、楽しいことです。絶対にできないと思考停止してしまうのではなく、私だったらこうやってみるという気概がある方と一緒に働きたいです。自分からアクションを取ることができ、積極的で熱い人と新たな価値を生み出していきたいです。
社会課題を解決することに対する強い想いがあって、困難なことすらもポジティブに捉え、楽しめる人を待っています。
AIを用いた社会課題解決を行うエクサウィザーズでは、他にも多くのエンジニアが活躍しています。
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