「理に照らして情で動く」――エフ・コード 新任取締役インタビュー その2:月原直哉

エフ・コードには、2018年3月1日付で新たな役員(取締役)が3名加わりました。新体制のもと、さらなる組織の強化と事業の推進に取り組んでまいります。

新任の取締役3名は従来より重要な役割を担ってきた面々です。今回の記事では、職掌範囲のみならずその個性も三者三様、個性豊かな人材の集まるエフ・コードを象徴する3名について、インタビュー形式の記事でご紹介します。

前回に続く第2弾は、新たに取締役に就任した月原直哉のインタビューです。

理に照らして情で動く

――就任、おめでとうございます!

ありがとうございます。といっても、今回は会社組織のフォーメーション作り・チーム作りの一環だと思っていて、あまり変な気負いもしてないし、基本的には今まで考えていたことの延長線上でやっていくのが自然だと思っていますね。

今回3人が新たに取締役になりますが、チームに対する思いはいっぱいあり、その中で自分が果たすべき役割について考えています。自分は攻めか守りか、サッカーで言うとMFか……みたいな。というのも、「これはやべえ、超左脳軍団だ」という感覚があって(笑)。

今のエフ・コードには、理で整理する力に優れた人が揃っています。でもそれに加えて、最後は情という部分が重要になります。「理に照らして情で動く」ということをやっていかなければいけなくて、そこで自分が力を発揮できるのではないかと考えています。新たにそれを持ち込むというより、この会社はなんだかんだで情に厚い人が多くて、今までもずっとそれを大事にしているし、今後の強みでもあり続けると思っています。それを大事にしていきたいと。

――たとえば、組織づくりの文脈でも大事なことですね。

マネジメントや個々のモチベーションを考えるうえで、エフ・コードでは今 "will-can-must" という考え方のフレームワークを導入しています。このうち "must" については、会社から求められる部分です。けっこうドライになりがちな部分。でも、そこに皆の気持ちが紐づかなければ組織は強くならないから、そこで「情」の部分をうまく連動させてハイブリッドにすること。つまり、会社に求められることを成し遂げることと、各メンバーのやりたいこと・なりたい姿についての思いを連動させることが大事ですね。

今は組織を大きくしているところで、候補者の方に採用面接をする機会も多くあります。そこでの判断基準として大きいのは、「自分の仕事はここまでだ」と区切ってしまう方は合わないかな、ということです。ひとつの働き方としてはもちろんアリですが、今のエフ・コードでは自分が仕事を見つけて、生み出して仲間と進めていかなければいけないから。そこでやっぱり、人の気持ちに寄り添うことが大事になってくると思います。

――寄り添う姿勢をどう表現するかということも、月原さんは常々言われていますね。

その意味で、エフ・コードのメンバーには、まだまだ思っていることを十分言葉にできないところがあると感じていて。それぞれが仲間に対する思いやりとかいたわりを持っているんだけど、吐き出すのが苦手だと感じますね。だから仕組みの面から、その「褒め下手」みたいな部分を解決していければと思いますね。

実際、世の中には互いに称賛することで少額の成果給がつくようなサービスもあって、そういったツールの導入も積極的に進めています。地味だけどいい働きをしてくれた人を褒めたり、逆に褒めた人に対しても「よくその視点で見てるね」という称賛があったり。それが自然な環境にしたいですね。コミュニケーションの質が上がり、相談しやすくなる。すると仕事のスピードも上がり、それが会社の外に出ていけば我々の価値に変わっていくと思っています。

インプットをアウトプットに繋げること

――前回のインタビューは、たしか正式にジョインされた初日に行ったものでした。半年ほど経って感じ方・考え方などに変化はありましたか?

▲ 約半年前、前回のインタビュー記事。

今回取締役に就任したからというわけではないけれど、今強く意識していることがあって、それは「インプットをアウトプットに繋げる」ということです。以前は「国内の事業のトップラインを上げながら生産性を高めていく」という言い方だったと思うけど。

つまり、たとえばファイナンス面では長島さんの絶大な調達力があります。これがインプット。すると、自分の役割はそのインプットをアウトプットに繋げることです。だから勝ち筋や仕組みを作っていくことが大事だと。それによって採用のあり方や利益の出し方も変わってきます。

▲ 月原と同時に就任した取締役・長島のインタビュー記事。

加えて、それを国内だけでなく海外に持っていくこと、そのためにいかにパッケージ化・仕組み化するかということを意識しています。何年でどれだけできるか、とか。

――海外には現時点では3拠点を設置していて、執行役員の島田さんが飛び回って頑張っていますね。

それを押し上げ拡張していくという意味でも、国内で持続可能なビジネスモデルを確立して、たとえばセールスやCS(カスタマーサクセス)の方法においても効率的なパッケージ化をすることが重要ですね。もちろん、それを各地でローカライズしていくことが必要になります。

ただ「海外」それ自体を目的とするのではなくて、世界の方々に対してサービスを届けるという「登りたい山」があって、それを登るために何をすべきかということですね。そのコアとして「CODE」という新プロダクトがあり、日本を出発点として広げていくと。

実際的な業務、そして新プロダクトについて

――ちょっとミクロに見て、実際的な業務面などで最近考えていることはありますか?

自分の2~3割ぐらいは今までと違うことをやろう」ということかな。今説明した「登ろうとしている山」は低くないから、今までの常識を適用するだけではダメだと思っています。だから個人としても、あえて違ったことをしています。

例えばすごくベタなことで例を挙げると、「新規営業はメンバーと一緒に行かない、時間が限られているのでクロージングだけ行く」みたいな。もちろんこれは、だんだんメンバーのスキルもついてきたのでできることですね。単にやることを変えてみるというのではもちろんなくて、後にも述べますが、高い山に登るために装備を変えるということです。

――もうすぐローンチされる予定の新プロダクト「CODE Marketing Cloud」についてはいかがですか?

CODEは、「クライアントの皆様が潜在的にやりたいことを実現するツール」だと思っています。例えば「MA(マーケティングオートメーション)とかCRM(カスタマーリレーションシップマネジメント、顧客関係管理)をやりたい」という人がいます。じゃあ実際何してるんですかと尋ねると、「メールだけ送ってます」と。しかもそのメールの内容が、クライアント(メールを送る側)視点のコミュニケーションになってしまっていて、エンドユーザー視点ではないんですよね。またタッチポイントもシングルチャネルがメインで、クロスチャネルの施策がなされていない。本来は5W1Hをふまえた、最適なタイミングをとらえたエンドユーザーとのコミュニケーションであるべきですが、そのためのシナリオを作り切れていないわけです。

そんな現状に対して「幅広い情報のインプット・アウトプットが簡単にできるサービス」を築いているのがCODEです。私自身もメールよりもLINEやFBのメッセンジャーでPUSHされる方が良いなと思うことが多くありますが、多様な声に対応することでマーケットニーズにフィットさせていくことができると思います。個人的にも多くの方から期待されていることが伝わってきますし、それが実現できたら楽しいなという思いでいます。


組織のスケール、遥かな山登りを見据えて

――組織がどんどん大きくなっていく上で、どんなことを考えていますか?

2004年にリクルートの子会社で新規事業に取り組んだんですが、そのときのメンバーが当時は何もわからない・できない人ばかりだったんですね(笑)。ところが、そこから様々な経験をして、そして時を経て今になってみると皆それぞれのフィールドで素晴らしい活躍をしていて。触れ合った人がそんな風に成長しているのは嬉しいことだと改めて思うことがありました。エフ・コードでも、皆が力をつけてそれぞれのなりたい姿に近づいてくれれば嬉しいなと思っています。そんな成長支援もしていきたいですね。

会社の規模がこれから50人・100人となっていくと、それぞれの段階で見えるものも変わってきます。当然売り上げ規模も大きくなります。「情報共有を一層しっかりする」といった基本的かつ重要なことをはじめ、色々な意識を高めたり、変えていかなくてはいけない。

だけど、たとえるなら「近所の小さい山を登ること」と「富士山に登ること」は違います。必要な装備も靴も違う。スニーカーと登山靴って全然違うものです。そして、登山靴を履くためには筋力が必要で、明日から履けと言ってもそれは無理な話です。だからまず、筋力をつけることから。

そんなふうに登る山を想像しながら、まず今すべきことを、そして今後期待することを言語化して伝え導いていくことを考えています。うまくいかないベンチャー企業って、概してその設定ができていないように思いますが、そうならないように。たとえば、先ほど挙げた "will-can-must" の考え方もその一環だったりします。この「先を見ながら今どうするか」ということ。皆がこの思考をできるようになれば、強い組織になっていくだろうと感じています。

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