こんにちは。コピーライターの高島です。
フェンリルでは、新しい体験がアイディアを生むという考えがあり、スタッフは日々、仕事/プライペート問わず様々な体験を重ねています。
そのため、フェンリルとしても新しい体験を積極的にサポートしています。(先日公開した「フェンリル大人の課外学習」も貴重な体験となりました!)
今回のフィードでは、今年の5月にブルーボトルコーヒー 神戸カフェで開催されたイベントでご一緒したご縁で実現した、ブルーボトルコーヒー 京都カフェでのハンドドリップセミナーをご紹介したいと思います。
(5月開催のイベントについてはこちら↓)
昨年10月にフェンリル京都支社を立ち上げて以来、プロジェクトルームでのイベントや勉強会を開催してきましたが、それだけではなく、もっと京都で色んな体験を重ねたいと思っていたところ、このような機会をいただけてうれしいです!
南禅寺の参道にあり、京都の歴史を感じながらコーヒーを楽しむことができるブルーボトルコーヒー 京都カフェ。京都支社プロジェクトルームの運営に関わるメンバーや、コーヒー好きのスタッフで伺いました。
お店に入る前からわくわくします!
地域に溶け込むブルーボトルコーヒー
ブルーボトルコーヒーの創業は2002年。日本では、東京の清澄白河からスタートし、現在は東京を中心に15店舗が展開されています。
ハンドドリップセミナーの前に、カフェリーダーをされている隅谷さんより、ブルーボトルコーヒーのこれまでの歩みや、コーヒーに対する想いなどをお話いただきました。
どの店舗もそれぞれ違う魅力がありますが、店舗のデザインや建物の選び方にもこだわりがあるとのこと。ひと目でブルーボトルコーヒーだと分かるようなデザインにはせず、その地域に溶け込むようにつくることを考えているそうです。
たとえば、こちらの京都カフェは築100年の京町家をリノベーションされていますが、「あるものを活かす」という考えのもと、元々の壁や柱などを大切にしながらブルーボトルコーヒーの想いを吹き込んだ空間になっています。
また、店舗を選ぶ際にどんなことを意識されているのかを伺うと、「バリスタがここで働くことを誇らしく思えるかどうか」とのこと。
ブルーボトルコーヒーで働くみなさんが、いつも素敵な笑顔で迎えてくださる理由のひとつが分かった気がして、とてもあたたかい気持ちになりました。
道具一つひとつにもこだわる
続いて、リードバリスタの筈谷さんより、ハンドドリップについてレクチャーを受けます。
ブルーボトルコーヒーでは、使用する豆はもちろんですが、コーヒーを淹れる道具にも様々なこだわりがつまっているということで、道具について教えていただきました。
たとえばドリッパーは、落ちるコーヒーが1本の線になるように細部にまでこだわった形状になっており、佐賀県の有田焼の窯元でひとつずつ丁寧につくられています。機械的に量産するのではなく、一つひとつに向き合うつくりかたが、ブルーボトルコーヒーに合っていると感じたというエピソードも印象的でした。
また、フィルターは一般的に素材として使われる紙のにおいがコーヒーに影響しないよう、竹の繊維が練り込まれているとのこと。この素材に行き着くまでの試行錯誤についても聞かせていただき、最高のものを生み出すために妥協しないという姿勢があるからこそ、ブルーボトルコーヒーが多くの人に愛されているのだと感じました。
(ちなみに日本でつくられているこれらの道具は、世界各国すべての店舗で使用されているそうで、なぜか私も誇らしい気持ちになりました!)
綿密に計算されたブルーボトルコーヒーのハンドドリップ方法
道具のことを勉強したあとは、筈谷さんにデモンストレーションしていただきながら、ハンドドリップの仕方をレクチャーいただきました。
今回使用したコーヒー豆は、ベラ・ドノヴァンというブレンドコーヒー。豆30gに対し、お湯350gを注ぎます。4回に分けてお湯を入れていきますが、一回ごとの湯量や、注ぐタイミングなどが細かく設定されており、各10秒で注ぎきるということを教わりました。
お湯を注ぐとふっくらと盛り上がり、いい匂いがたちこめます。筈谷さんのなめらかで無駄のない動作を見ていると簡単に見えましたが、とても難しいことを後から思い知ることに…。
できあがったコーヒーは、しっかりと濃いのにすっきりしていて、フェンリルのスタッフからは感動の声が!
いよいよスタッフがハンドドリップに挑戦
お湯を入れるタイミング、量、均一に注ぐ、、などいろんなことに気を取られていると、1箇所にお湯がたまってしまったり、量が多くなってしまったり、なかなかうまくいきません。
私は、恐る恐るお湯を注いでいたせいで時間までにお湯を注ぎきれず、最後にどばっとお湯を注いで帳尻を合わせる慌てっぷり。。
一方、学生時代からコーヒーが好きで、フェンリル内でも挽きたてのコーヒーをスタッフに振る舞っている新卒エンジニアは、慌てることなくきれいにハンドドリップできていました。(その落ち着き見習いたい…)
自分が淹れたコーヒーを飲みながら「筈谷さんが淹れたコーヒーと全然ちがう…」などそれぞれに感想を言い合っていましたが、ブルーボトルコーヒーの豆や道具が素晴らしいので、素人でもおいしいコーヒーを淹れることができました!
セミナーでは計2回、ハンドドリップを体験。2回目はコツをつかめて、みんなうまくいったようです!
市販のコーヒー豆でも、淹れ方によっておいしいコーヒーになることも教わったので家に帰ってから実践してみましたが、たしかに味が違うように感じました。なにごとも、丁寧に向き合うことが大事ですね!
「誰かを幸せにする瞬間を共有する」
カフェリーダーの隅谷さんからお聞きした、ブルーボトルコーヒーの創業者ジェームス・フリーマン氏の言葉で、すごく印象に残ったことがあります。
「それは、複雑なことではないんです。おいしいものを作って、誰かを本当に幸せにし、その瞬間を共有し、祝福したい。そのために私たち全員はここにいます。」
複雑なことではないと表現されていますが、シンプルなことこそ、とても難しく誰にでもできることではないと思います。
誰かの幸せのために日々アップデートを重ね、スタッフ全員でその想いを共有しているブルーボトルコーヒーの理念は、僭越ながら、フェンリルが掲げる「デザインと技術でユーザーにハピネスを」というミッションと通じるものも感じました。
このような素敵な機会をいただきました隅谷さん、筈谷さん、ブルーボトルコーヒー 京都カフェのみなさま、本当にありがとうございました!
素敵な時間を過ごせるブルーボトルコーヒー 京都カフェへ、みなさんもぜひ訪れてみてください。また、今秋には、京都2号店もオープン予定とのこと!今からすごく楽しみです!
【ブルーボトルコーヒー 京都カフェ (BLUE BOTTLE COFFEE)】
住所|京都府京都市左京区南禅寺草川町64
営業時間|8:00〜18:00(月〜日)
フェンリルのデザイナーが、ブルーボトルコーヒーのUXデザインについて考察したこちらの記事もぜひご覧ください!