優秀な人に囲まれ自信を喪失しているあなたに伝えたいこと。卒業生・福山の話
※現在は退職し、他のフィールドで活躍しているメンバーです※
こんにちは!
株式会社フェズでインターンをしています福山大輔(ふくやま・だいすけ)です。
東京大学法学部の3年生で、先日国家公務員総合職試験に合格しました。
私のこれまでや今思っていることを通して、少しでもフェズにどんな人がいるのかが伝われば嬉しいです。
フェズに来るまで
広島の郊外の街の出身で、大学生になってはじめて東京に出てきました。
政治や行政に興味があり、日本のために働くぞと思って東京大学を受験しました。
まさに『坂の上の雲』に出てくる明治時代の青年のような気持ちで上京してきました。(笑)
(わからない人は、司馬遼太郎のおもしろい歴史小説なので、ぜひ読んでみてください。)
「日本」というものが自分の中で大きかったのは、小学校時代をアメリカで過ごした経験からかもしれません。
大学生になり、高校生だった自分に大きな影響を与えた政治家の方の下で丸2ヶ月つきっきりの生活をさせてもらいました。
そこで様々な世界を見させてもらったのですが、自分が世の中を何も知らないことや自分の至らなさにすっかり自信を喪失してしまいました。
知識でも行動力でもいろんな人にかなわないと感じていた時、当時フェズでインターンをしていた矢田夏也に出会いました。
自信を喪失し、自分が何に向いているのか、今も将来も何をすべきなのか思い悩んでいた私に一緒に線路沿いの夜道を歩きながらフェズを勧めてくれたのが彼でした。
フェズでの経験
インターン生同士で山登りによく行きます
フェズが何をする会社なのかもさっぱりわからないまま、当時渋谷にあったオフィス(といってもアパートの一室でしたが)で社長の伊丹さんと初めてお会いしました。
当時働いている人は全員Googleかリクルートの出身者という非常に特殊な環境でした。(笑)
インターン生は全員矢田が連れてきた人間でした。
フェズで働いている人は社員もインターン生もすごいと感じることが多く、刺激を受けることが多かったです。
しかし、フェズで働きながら気づいたことがありました。
確かにフェズにいる人はすごいと感じる人ばかりだったのですが、それぞれの人の何がすごいかが少しずつ見えてきたんですね。
すると、誰しも得意な部分もあるけど苦手な部分もあること、そしてそれぞれ違った経験をしてきたからこそ違った強みがあることに気づきました。
いろいろな人のいいところばかりが見えて、自分に足りないものが多すぎて途方に暮れていたところから、現時点での自分の特徴を自覚しつつ、これから様々な経験をしていく中で知識や強みをさらに身に着けていけばいいと感じるようになりました。
全知全能の神になる必要はないと気づいたんですね。(笑)
そう考えると急に楽になりました。
それと同時に、自分がこれまで勉強や部活を通して当たり前にやっていたことを実践するだけで評価してもらえることも少なからずあったこと、自分で気づいてもいなかった自分の特徴に気づかさせてもらえることで、すごく自信もつきました。
そこからのフェズでの生活は、楽しいことばかりでした。
社会人の方々から学んだことも非常に多かったのですが、特に印象的なのはインターン生同士で学び合えたことです。
週3くらいで渋谷のオフィスにインターン生たちで泊まって、ビジネスや自分たちのやりたいこと、将来のことについて語り合っていました。
一人ひとり違った知識や強みを持った個性的な人間の集まりだったので、自分とは違う考え方や知識を学びつつ、自分のアウトプットもみんなが耳を傾けてくれ、それらが融合して新しいものが生まれていく過程が非常に楽しかったです。
これから
フェズで働いたり、フェズの社会人やインターン生たちと関わる中で、やはり自分は官僚になりたいなと感じるようになりました。
起業をしたい人、モデルをしたい人、とにかく人の思考を分析するのが好きな人などなど、様々な人と関わる中で自分が一番ワクワクするとともに人生を賭けたいなと思えたのが行政の世界でした。
世の中には様々な問題があるし様々な仕事が必要ですが、いろいろな分野にすごい人がいるのだから、自分は自分がやりたいと思う道を一生懸命走り、そこを軸とした貢献をすればいいのではないかと感じられたことも、自分の道をある程度決める上で大きかったと思います。
そして再びフェズへ
伊丹社長の叙々苑割引券が欲しい!
2017年の3月末をもって約半年のフェズ生活を終えた私は、同年10月から再びフェズでお世話になることになりました。
せっかくフェズで半年間過ごしてきたのに、フェズで味わえることを味わいきれていないことがすごくもったいないなと感じたのがその理由です。
社会人になってキャリアを歩み始めたら、その分野に関してはどの道必死に勉強しますし様々なことが身につくだろうと思います。それならば、それとは違うものを今のうちに学んでおこう。違うことを知り、体感していることは必ず何らかの形で将来に生きるであろうと考えました。
快く再び会社に受け入れてもらい、今私は急激に変化している会社の中でバックオフィスとして会社の裏側を少しずつ学ばさせていただいています。
かつて私がいた頃からは考えられないくらい人が増え会社としての体制も整ってきたフェズで、今でも日々気づきや発見をもらっています。自分に足りないところもたくさん見えてきて、試行錯誤を続ける毎日です。
昔も今も、フェズのメンバーと仕事をさせてもらえて本当に幸せだなと感じています。