【Interview】「無理してディレクターにならなくていい」営業時代の強みを活かし「ハイブリッド系」ディレクターへ。

様々な経歴を持つ人が集まる、個性豊かなFICCオフィス。
今回の話し手は、東京オフィス在籍の増田巧です。
大手印刷会社の営業として働きながらも、「人の心を動かす体験」を作りたいという気持ちが強くなり、2018年FICCへ転職。現在は前職での営業経験を活かしながら、ディレクターとして日々奮闘しています。
そんな彼が、FICCで挑戦したいこと、大事にしていることとは何でしょう?
異業種からの転職後も、自分らしく活躍している彼に話を聞きました。
(インタビュー・文:土門蘭、写真:永田優介)

プロフィール:
増田巧
1991年愛知生まれ。南山大学経済学部経済学科卒。新卒で大手印刷会社に就職後、セールスプロモーション事業本部に所属。おもに飲料メーカーや広告代理店、旅行代理店などのクライアントを担当し、営業としてプロモーションの企画提案から進行管理を行う。2018年1月、FICCにディレクターとして入社。

堂々と「これは僕が作ったんです」と言えるようになりたい

前職では、大手印刷会社で営業をしていました。セールスプロモーション事業本部というところで、クライアントの販促活動のお手伝いをしていたんです。営業から企画提案、進行管理まで携わっていたので、結構きつかったですね(笑)。

印刷会社なので、当然「印刷」が強みです。チラシやDMだけじゃなく、パッケージを作ったり、クレジットカードを印刷したり。僕が入社したころにはデジタル領域にも進出していたので、サイトやアプリなども作ったことがあります。でも、やっぱりデジタルに関する知識は全然足りていなくて、営業として提案の幅が狭いなということは常に自覚していました。印刷業界が斜陽産業だと言われていたからこそ、デジタルについての知識を習得することは必須だと感じながらも、営業の自分が変わらない限りは同じような案件の繰り返しで、焦りを感じるようになったんです。

それともうひとつ大きかったのが、「この企画って意味があったのかな?」って思うことが多々あったことです。企画して、実行して、終わり。それがどういうふうにビジネスに貢献できたのかわからず、モヤモヤしていました。
そんな中、社内の制作メンバーからは「営業は企画に口を出すな」と思われている節もあり……。いろんなプロジェクトに携わってきたけれど、そのどれに対しても堂々と「これは僕が作ったんです」って言えないのが悔しくて。
それから、ものづくりに対して責任を持てるところで働こうと思って、転職を決意したんです。

はじまりは「ぼっち」3人組が作ったイベント団体だった

絵空事かもしれないけど、僕は昔からずっと「人の心を動かす体験」を作りたいと思ってきました。

実は僕、大学生のときに、あるきっかけで仲間内からハブられてしまったことがあるんですよ。それで突然、学校の中でひとりぼっちになってしまって。
うちの大学にはひとりぼっちの人が集まる「ぼっち席」っていうスペースがあったんですけど、僕も自然とそこにいるようになったんです。そうしたらある日、そこにいた「ぼっち」3人で意気投合して、一緒にイベント団体を作ることになったんですよ(笑)。
最終的には、名古屋のファッション界隈と美容界隈をつなげる、1000人規模のイベントを開催するまでになりました。自分たちが作り上げた場で、みんなが楽しそうに過ごしているのがめちゃめちゃ嬉しくて……。その成功体験から、「人の心を動かす体験」にこだわるようになったんだと思います。

「ここでは、これまでの経験が絶対に活かせるよ」

最初はWebディレクター職で転職先を探し始めました。でも僕は印刷会社の営業出身なので、求められているスキルとなかなかマッチできず、当然ながら「まずはアシスタントから……」というところばかりだったんです。
そんな中なかなか決めかねていたら、偶然にも友人がFICCのオフィスを設計していて、「FICCっていい会社みたいだよ」って教えてくれて。それがFICCを知ったきっかけだったのですが、面接を受けてすぐ「ここにしよう!」と心が決まりました。

端的に言うと、FICCは「大義を持っている」と思ったんです。おもしろい企画を出して終わりではなく、本当にそれがお客さんにとって意味のあることなのか追求する、みたいな。デジタル云々よりも、やっぱり本質的に僕が大事にしているのはそこだなって、改めて思ったんです。

それに、他の会社ではスキルや実績がないことを指摘されていたんですが、FICCでは「ここではこれまでの経験が活かせるよ」って言われたんですよね。「デジタルの知識がなかったとしても、営業でセールスをとったり、いろんな部署を束ねたり、店頭企画をやってきたりしたこれまでの経験が絶対にここで活きる。それって今のFICCに足りないことだから」って言われて。「自分も役に立てるんじゃないか」って嬉しくなったのも大きかったですね。

プロデューサーとディレクターの間にいる「ハイブリッド系」

とは言え、入ってすぐは不安ばかりでした。制作物のディレクションが僕の仕事なんですけど、基本的にデジタルについてはわからないことだらけ。だから、Webディレクターの本を読み漁っている時期もありました。
でも、あるとき事業部長に言われたんです。「無理してディレクターになろうとしなくていい。それは増田の仕事じゃないから」って。どういうことかと言うと、前職の「上流から下流まで全部タッチする」という経験を活かして、コンサルティングに特化したプロデューサーと、制作に特化したディレクターの間の橋渡しをしてほしいということだったんですね。
それを聞いて、確かに自分はその二者の間にいる人間だなって思ったんです。なのに無理してディレクターになろうとしたら、他の人と同じになってしまう。だから途中で本を読むのをやめました。もちろん知識をつけるのは大事なんですが、自分にしかない強みを活かしていこうと思って。今は自分のことを「ハイブリッド系」だと言っています(笑)。

特に自分の強みだと思うのは、クライアントとの接し方・巻き込み方でしょうか。「社内目線」だけではなく、どれだけ「クライアント目線」で物事を考えられるか。それが常に問われていたのが、営業という仕事だったんですよね。
窓口である営業が、クライアントとの関係性をちゃんと構築できているかどうかで、仕事の進み方もずいぶん変わってきます。その経験があるからこそ、今ディレクターでありながらも、社外の人にもゴリゴリ接することができるのかなと。そういう意味でも、二者の間に立てる人間なのかなと思いますね。

自分と一緒に、会社も成長している気がする

今は、ある製薬会社さんの案件を専属で担当しています。大きな案件でとても大変なんですけど、成長している実感がありますね。
このプロジェクトは、「パーセプションフロー・モデル」と「ブランド定義」のふたつを活用して、実際の「プロモーション」に落とし込むという仕事なんです。実はその3つを統合させた事例ってこれまでになくて、FICCとしても新しいチャレンジなんです。そのフルパッケージ案件を受注するところから、僕の仕事が始まりました。プロデューサーの徳田君と一緒にセールスを仕掛けて、無事年間プロモーションをFICCで請け負うことになったんです。

とはいえ、この案件はものすごく複雑で、整理すべき情報が膨大にあるんですね。それを徳田君が、今何をすべきで、どのタイミングで何を握っておくべきなのか、プランを緻密に作っていってくれて。僕はそれを具体的にどう形にするのか、どう進行していくかを担う。そんな二人三脚の中、いろいろな方に助けられながら頑張っています。

クライアントが「いいな」と思える未来を見せて、実際に叶えるまでのロードマップを引いて、具体化させていく……その流れの中に、会社としてもまだ未踏の部分があるのを知りました。それをひとつひとつ潰していくことは、自分と一緒に会社も成長していることのようで、すごくやりがいを感じます。

「思考放棄をしないこと」そして「FIND A BETTER WAY」

仕事で大事にしているのは、「考えることを放棄しない」ことです。FICCの代表は、すごく熟考する人なんですよ。「ビジョンや価値を浸透させるには何が必要なのか」深く考えている人なので、彼を見ていると、熟考すること・疑問を持つことって本当に大事だなって思います。
たとえば、僕の中には「デジタル広告のクリック数が多ければ、本当に成功なのか?」という問いがあります。クリック数は確かに指標のひとつではあるんですが、それで本当に人の心を動かしたことになるんだっけ?ってところが、普段仕事していると飛びがちになってしまうんですよね。できあがった枠組みに沿っているから大丈夫だろうと安心して、思考放棄になってしまう。そこでいかに思考をやめないでおけるかが僕の課題ですね。

もうひとつが、FICCの行動指針でもある「FIND A BETTER WAY」。「考えることを放棄しない」と似ていますが、現状に満足しないってことですね。僕は常に追い求めてしまう性格なので、「この企画は完璧だ!」と思える日は永遠にないと思います。だけど「完璧」に近づくために努力することが大事だなって。そんな中で、できないことができるようになったり、新しい枠組みが作れたりすると思うので。

これからのチャレンジとしては、自分の前職での経験を、ナレッジとして会社にも還元していきたいなと思っています。店頭プロモーションやダイレクトマーケティングといった、デジタル以外のところで培ってきた自分の経験と、今の経験を掛け合わせて、他の人も活用できるような知識として共有していきたい。そして、会社と一緒に成長していきたいですね。


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