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緊張しいだけどZ世代のデザイン系専門学校講師をやってみました(制作部マネージャー11年目)




暑い、暑すぎる。

日々の暮らしに、心も体もお疲れ様です、株式会社ファーストブランドです。

早速ですが、これは弊社のデジタルクリエイティブチームを率いる部長・末吉幸司(大豆田〇〇子風)。

末吉さんは昨年、あるデザイン系専門学校の講師として1年間デジタルマーケティングの授業を行いました。

そこで今回は、末吉さんが専門学校で何を教えていたのか、どういう点に心を込めたのかをご紹介します。


「そんなのクリエイティブじゃない!」派だった自分が作るマーケティング論


━━講師をするうえで、特に難しかったことは何ですか?

末吉:いくつかありますが、マーケティングに馴染みのない人、もっと言うと “(まだ)興味がない人” に、マーケティングという学問を教える難しさがありました。

特に、デザインやイラストなど “表現” が好きで、その技術を学びにきている学生にとっては、“戦略的にアイデアを考える” という考え方は、とっつきにくさや抵抗を感じるケースも珍しくないんです。


━━ちょっとわかるかも。よく「アートとデザインは違う」っていう例えがありますけど、実務を通して肌で経験しないと、納得できないですよね。

末吉:まさにそれで。もし自分が若い頃に “戦略的にアイデアを考える” なんて言われてたら「そんなのクリエイティブじゃない!」ってプンスカしてたやろうなって(笑)

だから、マーケティング的思考にまだ馴染みがない学生たちが、できる限り理解しやすく、余計な誤解をしない、そして苦手意識を持たせないような授業を作るよう心がけました。

そこにこだわって授業を構成した結果、学生に限らず、企業でマーケティングを学びたい方、しかも年代問わず理解しやすい講座内容になったのではないかと思っています。まだまだ自分自身の勉強と講座のブラッシュアップは必要ですが。

だけど「スン」とされる日もある


━━例えばどんな工夫をされるんですか?

末吉:例えば「フレームワーク」の授業だったら、ただただPEST分析だ、SWOT分析だ、STP分析だなんて説明したって、学生の皆さんからしたら「そんなんいつ使うねん」って感じると思うんです。

そういうときは、ほとんどの学生が共通して関心を持ってるであろう「就活」をテーマにします。基本的なフレームワークを使って、外部環境や自身の商品力などについて分析をしてもらうように工夫をします。



━━私にも工夫をしてみてください

末吉:おい。そやね、ランちゃんやったら、K-POPを題材にして、BTSやBLACKPINKなどの世界的成功の背景にある「ファンダムマーケティング」や「ソーシャルメディア戦略」、「UGC」などといったマーケティングのキーワードについて解説したりできそうです。

━━学生たちとジェネレーションギャップは感じませんか?

末吉:誤魔化しの利かないジェネレーションギャップがあるのを感じます(笑)

学生たちの世代にも親しみや興味があるトピックや事例をベースに解説しようとするのですが、彼らと自分には二十歳くらいのギャップがあるので、「これでドヤ⁉︎」と出したトピックや事例でも、「ポカーン」とか「スン」といったリアクションをされてしまうことも多いです(笑) まだまだ顧客理解が必要ですね。

全ての経験が糧になった1年だった


━━引き受けて「良かった!」と思うことは?

末吉:いろいろと良いことはありましたが、なによりも自分自身の勉強になりました。仕事では感覚や手癖でやっていたことを、改めて言語化・体系化して捉え直して、それをわかりやすく伝えようとすることは、私自身にとってすごく勉強になりました。

弊社では、顧問である元P&Gの四方宏明さんから、何年にもわたって定期的にマーケティングに関するトレーニングをしていただいてますが、自分が教える側の立場になってみて初めて、そこで学んだことを吸収できたと感じる部分もありました。


▲顧問の四方宏明さん。

末吉:また、Z世代のリアルな情報が聞けたのも大きな経験でした。本やWeb記事から得る情報ではなく、実際に学生たちと対話するなかで、非言語情報も含めて受け取った情報の密度は濃厚です。

マーケティングや広告に関わる仕事をするうえで、すごく貴重なデータを得られていると感じています。



末吉:そして最後に。
知り合いや仲間が増えたことに感謝をしています。
これからの社会を担っていく若い世代の人たちや、そういった学生たちの夢や人生を一生懸命支援している教務員の先生方、また各分野でプロフェッショナルとして活躍されている他の非常勤講師の方々など。
もしこの仕事を引き受けていなかったら、ここまでいっぺんに出会うことはできなかったと思います。

いつくか挙げましたが、これら全てが自分、ひいては事業部の成長にも繋がるのではないかと感じています。

今すぐは難しいかもしれないですが、いつかは事業部のメンバーにもこういったチャレンジをする機会をもってもらいたいと想っています。

(おわり)

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