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41才のベテランエンジニアが、エモさを求めて平均年齢20代前半のスタートアップに入った話

僕はこれまで会社や個人でWindows、iOS、Android、WEBのアプリを開発してきた41才のフリーランスのITエンジニアだ。沖縄に住んでいて、フルリモートで仕事をしている。ずっと技術をやってきたというよりは、企画をやったり、起業をしたり、メンタルを崩して何年も休職をしたりと、純粋に開発をしてきた時間は6割くらいかと思う。スキルや報酬額は経験年数相応のごく普通のレベルだ。

2023年1月から株式会社Flamersで週3日働くことにした。恋愛特化型メタバースMemoriaのバックエンドをRuby on Railsで開発している。

僕が何を求めて平均年齢20代前半のスタートアップに入ったのかを、僕と同じようなフリーランスのエンジニアの方々の参考になるように書きたい。

結論から書くと、このスタートアップに入った理由は「エモい体験ができそうだったから」だ。

多くのエンジニアにとって、報酬をちゃんともらえて、技術的に成長ができる環境があることは転職や業務委託先を決めるのに必要不可欠な条件だ。Flamersのようなイケてるスタートアップでは、これらのMUSTな条件はもちろん、それに「エモさ」がプラスされる。以下、自分が体験したことを書いていく。

佐藤 拓也's Wantedly Profile
株式会社Flamers, エンジニア 沖縄在住のITエンジニアです。フリーランスとしてリモートで受託開発をしつつ、自社で新規サービスの開発も行っています。 技術に関しては、サーバーサイドでは、Ruby on Rails、CakePHP、Play Framework(Java)、Seasar2(Java)のMVCフレームワークでの開発経験があります。インフラはDocker/Docker ...
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オフィスのスタートアップ感

CEOの佐藤と初めて公式なZOOM会議をしたとき、背景に家庭用のキッチンが映っていた。僕は「今日はリモートなんですね!」と発言してしまったが、それは間違いで、キッチンのある部屋は彼らの仕事部屋だ。彼らはマンションの一室をオフィスにして仕事をしている。

そこまでならスタートアップではよくあることだが、マンションの間取りの3部屋のうち2部屋は、2人の役員が普通に住んでいて、昼はみんなが使う仕事部屋、夜は布団を敷いて寝室に早変わりする。

夜遅くまで働けるし、役員報酬を節約できるメリットがあるのはわかる。ただ、資金調達も事業の成長も順調なので、僕だったらもうちょっと見栄を張りたくなる。それなのに、CEOの佐藤は社外の人を積極的にオフィスに呼びたがる。「うちオフィスに来てもらえると、みんな応援してくれるようになって、仲よくなれるんですよ!」と笑って語る。

初めての出張でオフィスに行ったとき、COOの柴田も「布団あるので今度は泊まってください!」って言ってくれた。どう考えてもビジネスホテルに泊まるよりも彼らと一緒に生活した方が心に残る体験ができるよな。

僕ももう社内の人間なのにますます応援したくなるし、「その仕事はオレに任せておけ!」って言いたくなるし、メンバーと同じ時間を共有して一緒に汗を流して、夢を叶えたくなる。そして、数年後には六本木の広いオフィスで昔を懐かしみたい。きっとみんな「あの頃が一番楽しかった」って言うと思う。

プロダクト開発への熱量

FlamersはVoilという長期インターンの求人サイトで創業したが、最近の資金調達は、VR上でお見合いやデートができるMemoriaというサービスの可能性に賭けられたものである。

我々がVRならではのすばらしい体験を提供できるのかという課題に加えて、そもそもVRデバイスが普及するのかという環境的な課題も大きい。言ってしまえば「VRが来なかったら会社が終わる」可能性が高い。

生きるか死ぬかの戦いを日々目の当たりにしているので、僕も自分の開発タスクとは直接関係ないことも自然に自分ごとになってきて、プロダクトについていろいろ言いたくなってくる。Flamersの「反対意見があるのに表明しないことはよくない」というカルチャーは、自分にはフィットしている。

プロダクトがメタバース上の恋愛サービスなので、ライフステージや交際状況によっては自分が当事者としてサービスを必要としないときもある。しかし、それとは別の軸で、プロダクトをよくしてきたいというエネルギーが社内に渦巻いている。あとは、流れに乗っていくだけで、苦労せずに自分もそのエネルギーの拡大に貢献することができる感覚がある。

青春感

初めての出張のとき、前もって週末から東京入りすることにしたので、CEOの佐藤とCTOの設楽と個人的に遊びに行くことにした。何するー?って話になったときに提案してくれた案がチャリ旅だ。自転車で多摩川の河川敷をあてもなく進む旅。僕はママチャリをレンタルして、彼らは自分たちのクロスバイクを使う。

1月の寒い時期にチャリで3人で走る。運がいいことに空は快晴だ。変わりゆく景色。何気ない会話のなかにも、時折その人の本質が見えるエピソードが出てくる。

だんだん体が温まってくる。昔好きだった「19」の曲が頭の中に流れる。

風が吹かないそんな場所でも
ぼくたちが走るなら感じる事が出来る。

吹くだろう風 なんて待つなよ
無いものをなげくより つくればいい 風だって...

19 すべてへ 作詞:326

心も暖まってくる。

数年後にはチャリ旅がベンツでのドライブに変わっているだろうと思うと、いまの瞬間をとても大切にしたくなる。

報酬の高さ

最後に報酬について。いくら仕事が楽しくても報酬が低ければ長く続けることは難しくなってくるものだ。冒頭に書いたように僕は平凡なエンジニアで、報酬額も同じくらいの経験を積んだフリーランスのエンジニアの中で平均レベルだ。しかし、スタートアップの水準からすると高い部類に入ってしまう。

報酬額は、現在は僕の都合で週3日の勤務だが、仮に週5日働くとすると、取締役3人の給料を合わせたのを超えてしまう! さらに、取締役の3人は平日の夜や土日も働いていたりするので、時給換算すると僕は役員の4-5倍もらっていることになる。

なんということか。世の中のエンジニアの中では平均的なのに、社内で見ると恐ろしく高給取りだ。

しかし、生きるためにはお金を稼がないといけない。家族もいる。ここで変に遠慮してはいけないんだ。こう考えよう。僕を信頼して、覚悟を持って会社の大切なお金を使ってくれている。どうもありがとう、いただいた以上に頑張って成果を出すよって。

Flamersで高い報酬が出せるのは、カルチャーに「能力密度」を高めるという考え方があるからだ。本当に能力のある人だけを少数採用して能力の密度を高めることで、社員同士が互いから多くを学ぶようになり、各チームはより多くの成果をより短時間で上げられるようなるという考え方だ。能力が高い人を雇うとなるとお金がたくさん必要になるけど、Flamersにはその準備ができている。

Flamersでは仲間を募集中

以上のように、Flamersで仕事をすると、技術的な成長以外にもスタートアップならではのエモい体験をすることができる。

この記事に共感してくださった方とお話できたらとてもうれしい。

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