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動画プロジェクトと、Flavor文化の継承


こんにちは。やまもとです。

2019年最後の12月は、最終日ではなくすこし早めの
投稿にしています。

今回は、Flavorで新たにはじまった「動画」制作と
それにまつわる「文化の継承」に関する思いです。

最近はじめた動画プロジェクト

2020年に大手携帯キャリア各社から5Gプランが
リリースされるということを受け、社内では10月
から動画制作のプロジェクトをスタートしました。

動画プロジェクトは、インテリアに関する基礎知識や
メンテナンス方法、D.I.Y、暮らし、製品紹介などなど
これまでは「画像×テキスト」でやってきたものを
動画でアウトプットしていこうというものです。

これまでもオウンドメディアでもゆるりとは動画を
制作してきましたが、今回は、制作部のリソースの
2割ほどを、商品投入から動画制作に移し変える
大きな転換です。

ちなみに第1弾としては、先日Vlog的なものの第1話を
すでにリリースしています。

こんな風な新たな視点から生活を見るような動画や
インテリアコーディネートの基礎など、量産が出来る
ように社内で進めていっています。

若いメンバーを中心としたチーム構成

さて、この動画プロジェクトですが、実は制作部の
若いメンバーを中心に進めています。

2チームあって、リーダーはそれぞれ25歳。
入社して両名とも3年未満で、チームを率いるのも、
企画するのも、動画制作自体もすべてが初めての
ふたりです。

アサインの理由は2つ。

1つは、若い世代の方が動画というものに親しんで
いるだろうということ。

世間ではYoutuberが注目されている昨今。

うちの姪っ子に聞いても、テレビは見ないけど、
Youtuberの配信するバラエティ的なのはめっちゃ
見るとの事。

次世代には、内容が縛られた定型のTV番組よりも、
素人が発信するゆるやかな感じが、堅苦しくなくて
いいんだろうと推察しています。

時代はどんどん変わりますね。

若いメンバーに聞いてみても、よくYoutubeで動画を
見ているという回答が多かったので、その知見を
活かしてもらおうと思ったのがひとつめの理由です。

そして、もうひとつ。

それは、あえて若い世代にチャレンジさせた
かったということです。

事業とは本来、洗練されたプロにより骨格を作り、
そこに人員を投下して拡大した方が良い。けれど・・・

僕は、事業とは本来、一部のプロが小さくスタート
した方が、よりエッジが立ったものに仕上がるし、
より早く軌道に乗せられるということを知っています。

答えのない新たな取り組みを始める際には、色々と
話し合って決めるよりも、ひとりがすべての情報を
もって、すべての意思決定を行い、すべての責任を
とる覚悟で「没頭」して作り上げていくのが、
一番良い方法です。

最初に意思決定を「みんなで」なんてやってしまう
と、様々な意見を幅広く取り入れた、ぼんやりと
したものが出来上がってしまいがちです。

船頭多くして船山に登る ということです。

だからこそ、今回のような今後のリセノの未来を
問うようなプロジェクトの場合は、本来は僕が先頭
に立ち、すべてのフォーマットを策定して、先導する
スタート方法をとってきました。

ただ、今回はあえてずばり言うと、まったくの素人
ともいえる若いメンバーに委ねています。

これには、思いと理由があります。

それは、チャレンジのチャンスを与えるということです。

若いメンバーは、普段は会社の先例にそった仕事を
しています。僕が作ってきた工程に添って、会社が
求める業務をルーティン的に行っています。

もちろん仕事とはそういったもので、目新しくて、
クリエイティブにあふれる仕事でないものがほとんど
なので、それで普通であり、また「守破離」でいう所
の守ができなければ、破も離もできないので、教わり
ながら守を固めていくのです。

これは仕事経験の浅い若者にとっては、将来的には
財産となっていきます。僕もそうでした。

ただ、そうと分かっていても、今の若いメンバーは、
昔よりもネットやSNSを通じてさまざまな情報を
得ているので、地道に筋トレだけではモチベーション
がもちません。

この点においては、僕の若い頃のような情報が少ない
時代とは、かなり大きな時代の性質の違いがあると
考えています。

あれをやってみたい。これを試してみたい。
自分もチャレンジしたい。

こういう衝動にかられる機会が圧倒的に多いのです。

そして、様々なツールがある現代は、個人が何かを
チャレンジすること自体のハードルは、昔とくらべて
かなり低いと思います。

自己実現のハードルの今昔を認識し、会社として適切
にフックアップして、今の時代にそった仕事での
自己実現の業務も組み込まないと、会社自体も今の
若いひとたちの能力を育て、活かしながら、成長を
続けていけないと考えたからです。

だからこそ、今回のプロジェクトは、若いメンバー
に多くの裁量権と時間を与えて、一から自由に
取り組んでもらっています。

根底にあるのは「内製主義」であるということ。

そんなことで、動画プロジェクトは若いメンバーの
力で、ゆっくりとではありますが、着実に進みだしています。

クライアント仕事ではなく、小売という本業がある
ので、成果にコミットが強く必要なわけではなく、
そこには大きな自由があります。

今回の動画プロジェクトのこんな背景には、Flavorと
いう会社が、元来、内製主義であるということにも
影響を受けています。

僕たちは、小売企業であり、IT企業でもあります。

店づくりから内装デザインや運用はもちろん、家具の
仕入れやデザインもやる「小売」としてのスキルも
内製として多くを完結しています。

また、IT制作についても、Web制作から運営まで、
ほとんどすべてを内製で作り上げてきましたし、
今でも自分たちで考え、工夫し、一から学び、
作り上げています。

だからこそ、小売とITの両面の強みが絶妙にマッチ
した、独特な強みを持つ企業になっています。

おかげさまで、同業他社からの評価がとても高いと
いう話も、方々からたくさん聞きます。

なぜ内製主義になったかというと、そもそもは

・たのしいことは自分(たち)でやりたい
・外注に任せるよりも自分たちのほうが伸び代が大きい

からです。

成果がすぐに出なくても、自分たちで考えながら
やった方が楽しいし、うまくいかなくても納得できる
し、さらには改善策も打ちやすい。

また、外注さんはいわゆる助っ人なので、最終的には
自分たちと一緒に歩み続けるわけではありません。

だからこそ、自分で楽しみながらチャレンジして、
それによって経験値を会社に貯めたいし、対価を
支払うのは外注のプロよりも、泥臭く汗を流す社員に
対してでありたい。

また、一緒に勝利の美酒を飲むのも、できるかぎり
社内の人間でありたいと思っているわけです。

そして、僕は誰よりもリセノを愛している自負がある
し、誰よりもプロよりもその道の研究者です。

この「内製主義」がFlavorの文化であり、今回の
ように新たなプロジェクトを、一から作り上げて
いこうという動機付けにもなっています。

そして、文化の継承へ

そして、今回の動画プロジェクトを通じて、行って
いきたいのは、Flavorの文化を若いメンバーに継承
していくということです。

何も書いていないキャンバスに絵を描いていく。

これは、学生時代のように与えられたテキストや
与えられたテスト、与えられた教科書があるもの
ではありません。

何を描いてもいいということは、何を描くかという
ことまでに責任を持たないといけないわけです。

つまりは、先人が作った道を歩むよりも、とても
難しく、困難な道です。

僕はそれを楽しいと思って、内製主義を貫いてきた
ので、若いメンバーにも、その楽しさと苦しさを
知り、多くを学んで、強い人材になってほしいと
考えています。

今回のチャレンジがうまく軌道に乗るか反るかは、
本人たちの成功させるという強い思いと努力に
かかっています。

会社としては、最大限のバックアップはしていき、
さらには先人としての見解で伴走はしていこうと
思っています。

動画プロジェクトの向こうにつながっている、
Flavor文化の継承。

僕は行く先をとても楽しみにしています。

僕もかつては、無知で無茶な若者でしたから。

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