2019年9月2日の夕方にアップしたこの記事ですが、Twitter社の迅速な対応により、深夜に解決に至りました!
記事の主題はTwitterへの批判ではなく、自分自身の気付きの話ですので、そのまま継続して公開させていただきます。
【以下、解決前にアップした部分です】
Wantedlyで採用を考える会社で、日々SNS発信に取り組まれている担当者の皆様。SNS運用、大変ですよね、ちょっとサボるとインプレッション落ちるし、インサイトがリアルに「あまり見られていないよ」って突き付けてくるし。
今朝の出来事を聞いてください。
9月1日、サービス内容がちょっと変わったんです。日曜返上でサイトなんかの更新作業して、今朝、もろもろがつつがなく変更できているのを確認して「さあ、SNSのプロフィールをいじろう」と、いつも通りTwitterにログインしたわけです。
サービスに関する記述を一通り見直していると、「プロフィールを充実させましょう」的なことをTwitterが語り掛けてきます。
「誕生日を登録しませんか?」
ここでやめておけばよかったのですが、今朝の私は「サービスアカウントでも誕生日の登録ができるなら、してもいいかもなー」っていう、ほんの出来心で…サービスのリリース日を入れてみようかと…思ってしまったんです。
まず「2月1日」を選択しました。
そして、スクロールの一番上にあった「2019」を選択しました。
その後、なにやら「月日は公開できますが、年も本当にしますか?」的なことを聞かれ、へえ、プライバシー保護なのかな?と感心し、サクサク、サクサクと進め、最後の「OK」的なタブをたたーーんとクリックした瞬間。
ご利用のアカウントはロックされています
Twitterアカウントを作成するには、13歳以上でなければなりません。お客様はこの年齢要件を満たしていないと判断されたため、アカウントがロックされました。Twitterから削除されます。何らかの手違いでアカウントがロックされた場合はこちらからお問い合わせください。
というわけで、現在も弊社のTwitterアカウントはロックされたままです。
「こちらから」のページには、こう書いてありました。
Twitterアカウントは13歳以上の方しか作成できません。アカウントが間違ってロックされたと思われる場合は、アカウントの情報を確認するため以下の情報をお知らせください。
中略
公的機関から発行された身分証明書のコピー(運転免許証、パスポート、出生証明書など)をアップロードしてください。 身分証明書上の名前が判読できるコピーを送信してください。このアカウントを団体、営利組織、第三者の代理として管理している場合、アカウントの事実上の管理者である人物の身分証明書をアップロードしてください。
というわけで、アカウントの事実上の管理者である私の、身分証明書の写真を撮り、送付し、その後送られてきた
ご利用ありがとうございます。お客様の ID をお送りいただきありがとうございました。
お送りいただいた ID の情報を基に、アカウント作成時にお客様がアカウントを管理するための最少年齢要件を満たしているかどうかを確認させていただきます。次のステップに進む準備が整い次第、ご連絡いたします。
念のためお伝えしますが、このアカウントに関するその他のリクエストについては確認いたしませんのでご了承ください。
というメッセージに肩を落とし、諦めて待つしかないという状態にいるわけです。
つらつら書いてしまいましたが、けっしてTwitterを非難するために書いているわけではありません。これだけユーザーがいるんだから個別条件なんて見てられないだろうし、処理が当日中に終わるなんて期待していません。
しかし、1点だけ、納得がいかないことがあります。
13歳という明確なルールがあるのに「2019年」を選択できるような、全く疑問を抱かせないようなUIにです。
途中で明確なアラートも無かったと思います。
「本当に公開していいですか?」みたいなことは聞かれましたが、これは私のTwitterリテラシーを試すための、あえてのUIだったんでしょうか。(本当に2019年でいいのね…ロックするよ…常識だよね…自己責任だよね…)と、テストされていたのでしょうか。
せめて
「あなたの入力はTwitterの規約に反しているので、入力し直してね!」的なことを教えてくれていいのではないか…と、思うわけであります。
教訓
ユーザーインターフェースには、提供する側の思い込みや「わかるでしょ」の落とし穴がたくさんあるし、ユーザーの信用はほんのちょっとのことで失われる。
で、弊社サービスも、もっと分かりやすく提供しないといけないなーと、改めて思った次第。
「直感的な操作」は、もちろん大事だけど「使いやすくするため」の設計と、「リスクやトラブルを回避するため」の設計はきちんと分けて考えなくてはいけないし、「書いたし分かるでしょ」とか「普通、こうするよね」ってのは、開発側のおごり。
気が付いたことはどんどん直さなくちゃいけない。
100点の状態なんて、ありませんから。
というわけで。株式会社Flucleでは、ユーザーファーストで、使いやすく、労務管理の世界を変えるような、素敵なシステムを開発してくれるエンジニアさんを大募集中です。どうぞ、お越しください。