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優秀なディレクターは知っている プレゼンでやってはいけない5つのこと

Web制作の進行管理を行うWebディレクターには、クライアントや自社内の関係部署にプレゼンテーション(以下「プレゼン」)をする機会が多々あります。

プレゼンの内容は、案件の成約やプロジェクトのスムーズな進行のほかにもクライアントの満足度にも関わるので、相手を引き込んで納得させるプレゼンスキルが欠かせません。

今回は、Webディレクターに求められるプレゼンスキルを身に着ける方法と、プレゼンでやってはいけないこと、さらに一人前を目指すためのレベルアップ方法を紹介します。

Webディレクターに求められるプレゼンスキル、どうやって身に着ける?

「人前に立つのは得意ではない」「上手く喋れない」など、プレゼンに苦手意識を持っている方は多いのではないでしょうか?

どんなに優れたプレゼンをする営業マンも、はじめからプレゼン上手だったわけではありません。

地道な練習と経験を積み重ねて上達しているのです。

逆にいえば、もしプレゼンに苦手意識があるのなら、その原因は練習不足と経験不足。

練習に時間をかけて経験を重ねていけば、着実にプレゼンスキルを身に着けられます。

日頃からノウハウ本を読み込んだり、ネット上のプレゼン動画を研究したりして勉強するのもおすすめです。

出典:Unsplash https://unsplash.com/ja/%E5%86%99%E7%9C%9F/LUqSTRx3_Ig

まずは基本から!プレゼンでやってはいけない5つのこと

まずは基本の「プレゼンでやってはいけない5つのこと」を知りましょう。

どれもついやってしまいがちなNG例ですが、あらかじめ知っておけば対策できます。

自信のなさそうな話し方をする

プロジェクトの内容が素晴らしくても、自信のなさそうな話し方では相手に不安を与えてしまいます。

緊張すると声が小さく早口になりやすいので、聞き取りやすいようにゆっくり明瞭に話すことを心がけましょう。

手足や目線がそわそわと動いてしまう方は、しっかりと立って目線をまっすぐ相手に向けるように意識すると、落ち着いた態度に見えますよ。

資料の内容をそのまま読み上げる

スライドや配布資料の内容をそのまま読み上げると、聞き手が資料の文章に注意を向けてしまって口頭説明を聞いてもらえなくなります。

また、お互い資料に目を落とした状態になるので、アイコンタクトなどのコミュニケーションをとることができません。

資料に記載するのは要点にとどめて、細かい説明は自分の言葉で話せるとベストです。

聞き手の反応を見ず一方的に話す

一方的に話すだけのプレゼンでは、聞き手の集中力が切れてしまいます。

キリのいいところで「ここまでの内容で何か不明な点はありますか?」と呼びかけるだけでも、聞き手の注意を引くことができますよ。

もし聞き手が内容を理解できずに戸惑っている様子が見られたら、別の角度からも説明する、具体例を出すなどの方法でフォローすることも大切です。

聞き手の反応を見ながら、コミュニケーションをとるようにしましょう。

質疑応答でしどろもどろになる

プレゼンを締めくくる質疑応答は聞き手の疑問や不安を解消するための重要な時間ですが、回答がしどろもどろになってしまうと不信感を与えてしまいます。

事前のシミュレーションでは、上司や他の社員からもアドバイスをもらっていろいろな角度からの質問を想定しておきましょう。

どんな質問にも即答できるのが理想ですが、その場で答えるのが難しい質問もあります。

あわてて不確かな回答をしてしまうよりも、確認して後日回答した方がいい場合もあるので、事前にどう対応するか決めておくと安心ですね。

制限時間をオーバーする

社内向けでもクライアント向けでも、時間オーバーは厳禁です。

プレゼン資料を完成させたら、時間を計りながら練習する癖をつけましょう。

一見地道な方法に思えるかもしれませんが、優秀と言われる営業マンやマーケターならほとんどの人が実践しています。

時間ぴったりよりも、少し早めに終わるように余裕を持たせておくのがおすすめです。

出典:Unsplash https://unsplash.com/ja/%E5%86%99%E7%9C%9F/KYxXMTpTzek

これができたら一人前!プレゼンをさらにレベルアップさせるには

プレゼンでやってはいけない5つのことをおさえたら、さらにステップアップを目指しましょう。

一人前のWebディレクターとして身に着けておきたいプレゼンスキルを紹介します。

聞き手のリテラシーに合わせた資料作成

プレゼン資料では、聞き手の情報や知識レベル(リテラシー)に合っているかどうかも重要なポイントです。

例えば、聞き手が営業などの職種の場合には、技術的な専門用語を避けて解説を多めにするなどの工夫で、専門知識がなくてもわかりやすい資料にする必要があります。

一方で、聞き手が専門性の高いスペシャリストなら長々とした用語の解説は不要なので、簡単な確認程度で問題ありません。

聞き手のプロフィールを確認しておきましょう。

資料を早めに完成させて、プレゼン練習に時間をかける

わかりやすい資料作りは大切ですが、資料作りに時間がかかりすぎるとプレゼン練習ができなくなってしまいます。

プレゼン資料は2日前には完成させ、前日までに時間をかけて繰り返し練習するのが理想です。

初心者のうちは、資料がある程度できあがったら早めに練習に移りましょう。

「クライアントに質問させる」ポイントを作る

プレゼンで話す内容はシンプルな説明にとどめて、あえて聞き手が質問したくなる隙を作っておくというテクニックもあります。

プレゼンの中で自然に質疑応答という双方向のコミュニケーションが生まれ、質問の内容も予測しやすいので準備しておけばあわてずに対応できるのがメリットです。

聞き手にとっても、一方的に提案されるよりも納得感が高まるという効果があります。

他社サービスとの比較で自社の強みをPR

クライアントに向けたプレゼンでは、クライアントが自社以外のサービスも候補に入れて比較検討していることを考慮します。

そこで、プレゼンの中で他社との差別化ポイントとなる自社の強みを盛り込んでPRする必要があります。

サービス内容の比較表や丁寧なヒアリング、細かいオプションなど、自社ならではのメリットを示してクライアントのニーズに応えられることをアピールしましょう。

提案を複数用意する

提案を複数用意して選択肢を与えるという方法も有効です。

一案のみを示されるよりも、複数案を比較検討するというプロセスを経るので、クライアントにとって意思決定の納得感が高まります。

説明する側としても、複数案を比較しながら聞き手の反応を見ることで、聞き手のニーズや検討においてカギとなるポイントを知ることができます。

意思決定のキーマンを見つける

プレゼンでは、聞き手側にいる意思決定のキーマンに訴求することが重要です。

最終的な成約に至るためには、プレゼンで直接やりとりする担当者だけではなく、その向こうにある意思決定プロセスを通らなければならないからです。

大きな企業になるほど意思決定に関わる人数が増えるので、特に影響力が大きく最終的な決裁を行うのは誰なのかをリサーチします。

公開されている組織図などから推測できる場合もありますが、担当者との会話の中でさりげなく探るのも腕の見せどころです。

出典:Unsplash https://unsplash.com/ja/%E5%86%99%E7%9C%9F/WRrpTw0TcVo

まとめ

Webディレクターのプレゼンスキルについて紹介しました。

今回紹介した方法以外にも、優秀なWebディレクターは「ビジュアルを作り込む」「必要十分な提案に加え、プラスアルファのプランを用意する」「質問・回答の時間を増やす」などの手法でプレゼンの説得力を高めています。

練習と経験を積み重ねて、プレゼンスキルを磨いていきましょう。

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