日本を強くしたいーその一念で突き進み、たどり着いたfor Startups。いつか来る勝負のために、ただいま進化中!

2019年1月、ほぼ新卒に近い状態でfor Startupsに入社した小西悠斗。特筆すべきは、その活動量だ。大学在学中に起業。途中、アメリカの大学に一年間留学し、現地で100人の友人をつくる。帰国後はプログラミングスクールの開校、運営に携わるも「これは違う」と気づく…。自分の思いに真っ直ぐに、時には迷走し、for Startupsにたどり着いた。その思いとは「日本を強くしたい」というものだ。

ユニークな経験が強み。優秀なイギリス人を日本の有望スタートアップに支援

ほぼ新卒で入社して数カ月。ヒューマンキャピタリストとして小西は、珍しい支援をした。優秀なイギリス人を、日本の有望スタートアップに紹介したのだ。その人は、イギリスの有名大学の大学院で機械学習を学び、金融データを分析するスタートアップで活躍していた。プライベートでは、文化や食べ物、人も含めて日本が好きで、日本語も堪能だ。日本で働きたいという希望を持っていたことから、小西が奔走した。

結果、有望なフィンテック領域のスタートアップと引き合わせ、双方の意向がマッチした理想的な支援ができた。海外在住の人物を日本企業に支援する、for Startups初の事例となった。for Startupsとしても、いずれは、海外の優秀な人を日本のスタートアップに呼び込みたいが、現在は、海外にリーチするインフラがなく、取り組めていない。これは、小西の個人的なつながりで実現した支援だった。

小西には、海外にたくさんの友人がいる。子ども時代、親の仕事の都合で中国に住み、その縁もあるほか、大学入学後は一年間海外に留学。そのとき「友だちを100人以上つくる」と目標を立て、ハードな勉強の傍ら、達成した。その友人たちとは今もつながり、夏休みなどに会いに行く。今回のイギリス人は、友人の友人という縁で親しくなり、支援に至った。「落ち着いたら、いろいろな場所を案内し、エンジニアの友人達にも引き合わせたいです。『飲み放題に行きたい』と言っているので、まずそこから」と小西は笑う。

友だち100人のエピソードからもわかるように、小西は、前向きで活動量の多い人間だ。その活動は少しズレていたこともあったが、結果としてそれが、人と違うユニークな経験を積むことになった。

学生時代、日本の現状に危機感を抱いて起業。達成感と反省を胸に次の挑戦へ

ユニークな経験の一つが起業だ。起業志向は、高校時代からあった。大学で国内外の様々な社会課題を学ぶなかで、日本の現状に危機感を抱き、小西なりに解決したいと考えたことから実行に移した。

「当時は、日本のGDPが中国に抜かれ、差が開いていった時期。僕は中国に住んだことがあり、中国人の友人も多いです。抜かれたのは、彼らが商売上手で、かつ日本と比べて大学受験がはるかに過酷で、学生のうちから厳しい世の中で鍛えられているからだ―という仮説を立てました。一方で日本の学生は、お金や商売について、勉強の機会も実践の場も少ない。そこで、学生が営業の経験ができ、ITの開発経験もできる場をつくろうと考え、起業したのです」と、当時を振り返る。

起こした会社は、人材派遣やシステムの受託開発などを手がけ、登録スタッフとして約100人の学生を集めた。最終的に売上は約4000万円に上り、利益率も約3割と一定の成功をおさめたが、小西は達成感の反面、実力不足も痛感していた。

「100人集めることができましたが、稼働できた人数は少なく、自分は人を動かす力がないと感じたのです」。小西は言う。学生の経験値を上げ、日本を強くするという理想は大きかったが、学生たちの意識は「気が向いたときに稼ぐ」という程度。「当初、思い描いていたのは、自分が成功して、真似をする学生が現れて、学内に起業家がどんどん生まれるという状況です。昨今、インターンはみんながするけれども、それだけではなく、起業経験もできるような場をつくりたかったのです」。だが人は、特に学生は、思ったようには動かないと痛感した。もちろん起業ブームも起きなかった。

「起業は、いつかまたしよう。でも今ではない」。小西はそう思い、会社を譲渡。就職活動を始めた。根底にあったのは、やはり「日本を強くしたい」という思いだ。時は2018年。メルカリやスマートニュースといったスタートアップが急成長し、小西は、今度はこう思った。「このようなプロダクトを作れる人がもっと増えれば、停滞している日本のGDPは上向き、他の国を抜かせるのではないか」。

プログラミングスクールに迷い込み、すぐに方向転換。for Startupsで答えを見つける

そのように思い、選んだのはプログラミングスクールを展開する会社だ。新たに大阪に拠点を立ち上げ、スクールを開始するというタイミングでの入社だった。起業経験もある小西は、早速活躍した。短期間で拠点を立ち上げ、生徒を集め、スクールは無事に開講。営業成績は、東京の拠点も合わせて全社トップになった。しかし、すぐに小西は「ここは違う」と思い始める。入社したての自分がトップを取れてしまう環境に物足りなさを感じたことに加え、カリキュラムや集まる学生のマインドにも違和感を覚えたのだ。

小西は言う。「教室に集まる学生さんは、エンジニアならフリーランスでもできるから、会社に行かないで、好きな時に仕事をすればいい―といったライトなマインド。カリキュラムも、そのような意識に相応のものでした」。またしても小西の理想が空回りしていた。3カ月の試用期間で、その会社に見切りをつけ、再び就職活動に戻った。

「個人を動かすより、法人を動かしたほうがいい」と考えた小西は、今度は戦略コンサルティングを中心に回った。そのなかでfor Startupsも知った。実際、戦略コンサル2社で選考が進んでおり、会社にも魅力を感じていた。順当に行けばどちらかになっただろうが、for Startupsを訪ねたことで、状況は変わった。

「衝撃的でした」と、小西はfor Startupsの最初の面談を振り返る。「『あなたは何者になりたいんだ?』と聞かれ、僕はしっかり答えを出せませんでした。他社の面接とはまったく違っていました」。その衝撃に吸引され、入社を決めるのだが、しかし、そもそも「日本を強くしたい」という小西の思いは、まさにfor Startupsが掲げているビジョン、ミッションと一致する。実現への道筋を、for Startupsで見つけたのだった。

スタートアップのエコシステムをつくるヒューマンキャピタリスト

2019年1月、小西は、ほぼ新卒に近い状態でfor Startupsに入社した。最初の3カ月は助走期間で、本格稼働は4カ月目から。成果も出始め、今は、その次の段階にある。「成果を出せるようになって、改めて、ヒューマンキャピタリストとは何かと考えるようになりました」。小西は言う。

苦笑まじりに、「あなたは業務を行うだけの人ですか、と怒られたこともあります」とも。ビジョンなきスキルマッチングは、ヒューマンキャピタリストの仕事ではない。現時点で見つけた、小西なりの答えはこうだ。「for Startupsは、スタートアップのエコシステムをつくる会社。ヒューマンキャピタリストも同じです。スタートアップを増やす、スタートアップに人材を支援する、オープンイノベーションなどの取り組みを通じてスタートアップを世に知らせる。この3点を、ヒューマンキャピタリストは『人と接する』という行為を通じて、実現するのだと考えます。だから、「タレント」と呼ばれる優秀な人と企業を引き合わせるのは、あくまでも一つの機能。スタートアップについて語り、啓蒙もするし、起業を提案することもあるかもしれません」。だから、「引き合わせる」部分しか見えず、ここだけをやろうとすると「業務を行うだけの人」と言われるのだろう。

冒頭のイギリス人の支援事例のように、今、これまでの多彩な活動が芽を出し、花を咲かせ始めたところだ。将来の目標は、やはり原点である起業。「学生のときの起業は、自分で懸命に手続きなどを調べて、『ひとまずやってみた』というものでした。次は、本気で勝ちに行きたいです。for Startupsの経営陣に認められて、出資してもらえるような会社にしたい」。for Startupsほど、自分を高めるのに相応しい場はないだろう。日本を強くしたいという思いは、これからもずっと変わらない。時には怒られながら、誰にも負けない活動量で、小西は目標に向かって進んでいく。

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