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挑戦の連鎖によって個人の可能性が飛躍的に高まる組織へ。フォースタートアップス改革中!

2020年8月に入社し、フォースタートアップス(以下、フォースタ)の組織作りに大活躍している江良亮人(Akito Era)。その活躍が認められ、2021年4月に執行役員として就任した。

会社の急成長期には、しばしば数々の小さな綻びが出てくるものだ。フォースタも然りで、危機感を持っていたところにジョインしてくれたのが江良だ。客観的な目で課題を把握し、江良らしい誰も傷つけない、誰の反発も買わない見事な進め方で、今、フォースタの良さはそのままに個々の底上げを実現しつつある。

言い訳だらけのサイバー時代。ピュアな若手に感化されて、自分もやればできると実感


フォースタのメンバーみんなが全幅の信頼を寄せる江良。だが江良の口から語られたのは、意外にも痛いエピソードだ。百貨店を経て、社会人4年目にサイバーエージェントグループ(以下、CA)に転職したときの話。

「当時は今のように人材の流動性はなく、一流企業には新卒でしか入れませんでした。その頃に颯爽と登場したのが楽天やCA。優秀な人が集まって伸びていて、ここならワンチャンあるかなと伝手でCAに入りました。正直、仕事をなめていました」と江良。

レガシーな会社で社会人としておっとり育ってきたが、当時のCAテクノロジーは営業主体の会社。そのなかでも当時の上司2人は特にコミットメントが強い人だった。温室から突然、嵐の中に放り出されたようなもの。「入社1~2週間で折れました。それからは、いかに言い逃れをしてその場をしのぎきるかと、そればかりを考えていました。一方、部署には新卒が8人いて、彼らはその過酷な環境で愚直にピュアに仕事をします。いい人ばかりで、言い訳だらけの私を痛いヤツ扱いせず、『頑張りましょうよ』と言ってくる。で、その子たちが、詰められながらも1年経つと成果が出るのです。その姿を見て自分も変わりました。自分はダサい。彼らのように一生懸命やろうと。そして、それまでウダウダ言ってばかりでやらなかったことをやり始めたら、私も成果が出ました」。

これが江良の原体験になった。学んだことは2つ。「やればできる。やらないとできない」と「とにかく愚直に前に進むことが大事」だ。実はそれまで、進学先も就職先もやや不本意な結果で、何となく様々なことに対して劣等感を持っていた。それは「一生懸命やらなかった」ことに起因すると気づいた。挑戦して歩みを止めなければ。江良は覚醒した。

その後は、業績も職位も順調に上がった。会社も仕事も好きで、このままハッピーに過ごすはずだった。しかし、様々な経緯を経て参画したCAテクノロジー時代の上司の会社で更なる波乱の日々が始まった。

自らも心が折れたどん底の組織。とある言葉に奮起してV字回復を実現


創業期から参画した会社は、当初はウェブサイトの受託制作などを手がけていたが、設立からしばらく経った頃メディアビジネスに進出した。江良は執行役員となり、メディア部門全体を統轄することになった。ヘルスケア系のメディアで、その頃は同じようなメディアがいくつも出ていた。マーケットの拡大を背景に事業は急成長したが、ほどなくヘルスケアメディアには大きな逆風となる問題が起こり、担当していたメディアも煽りを受けた。あっという間に客離れが起き、事業は失速した。

「その時は当時の社長から期待されることをとにかくやり切る事だけを考えていて、事業責任者にも関わらず自分のビジョンはありませんでした。マネジメントも理解できてなかったのでとにかく詰める事しかできなかった。これでは人がついてきません。事業の逆風のなかメンバーを露頭に迷わせてしまいながらも思考が完全に止まってしまい、最終的に自分のメンタルも危なくなりました」と江良。事業も行き詰まり責任者を外され自分のメンタルもどん底だった。

「それから2年ほど無気力で自分の失敗は全て環境のせいにして何の挑戦もしない覇気のない日々を過ごしました。」転職を考え、そこで初めてフォースタのカウンセリングを受けた。これが転機となった。

「そのとき、代表の志水さんに『結局さ、何がやりたいの?何が強みなの?』と言われて、私は答えられませんでした。そこでいろいろなものがフラッシュバックしました。私は『社長のために頑張る』しかモチベーションがない。事業責任者にも関わらず自分に何も意思やビジョンがないのに人が付いてくるわけない。それなのに全てを周りのせいにして逃げてるなんて本当にダサいな。志水さんの問いにより我に返りました」。

江良はすぐに、一緒に頑張ってきた役員を呼び出し、この話をした。「何をしたいか、頑張って考えようと思うと言ったら、彼は『今すぐ決めろ』と言うのです。決めの問題だから、決められないなら辞めろと」。その強烈な発破に江良は我に返る。その会社には「可能性を世界で最も開花させる」というミッションがあった。自分はそれを実現するのだ。早速、改善に着手した。

当時、事業ピボット(方向転換)を行い事業も組織も負けられない勝負をしていた。変革期は何よりメンバー全員をミッションと接続して一丸となってコトに向き合う必要がある。そこに貢献したいと思い、営業部門の責任者として基幹事業の再成長に尽力しました。苦しい状況にあった組織のコンディションも当時の上司である管掌役員と共にあの手この手で立て直しました。その過程で強く思ったのは、スタートアップが事業でグロースするには曖昧な環境や不確かな未来に対して、変化対応し機動力を持って取り組める組織を創ることが重要だということ。そして何よりそれは「人」により為されるということ。

気が付けば10年。今の自分は環境に生かされてるだけなのでは?という強い焦り


事業と組織の成長に向き合いながら改めて江良は自分を見つめ、疑問を覚えた。「ミッション実現に向けて一心不乱にやってきました。自分も挑戦しているつもりでしたが、でも実はこの環境に生かされているだけなのではないか?既に10年いました」。周囲とは気心が知れている。自分の力でどこまでやれるか?自分こそ挑戦するべきなのではないか?。

「あくまで自分の考えではあるが、少ないリソースで大義を掲げ、それを実現すべく、多くの苦しい時を乗り越えながらも非連続な挑戦をするストートアップには『力強い美しさ』があると考えていました。そして、その成長に必要な力強い組織を作るのに最も重要な資源は『ヒト』である。しかし、優秀な仲間を獲得することには自分ではどうにもならない労働市場が抱える構造上の問題があり、それが進化を遅らせているとムカついてました」

その市場の負を解決すべく向き合っている企業に参画し、自らの経験を投資して強い組織を作ってスタートアップを伸ばすことに取り組みたい思いも芽生えていた。

リファラルでも複数の会社から誘いを受けていたが、数年前に一度話をしたことがあるヒューマンキャピタリスト六丸直樹へ転職相談の連絡をしてみることに。その際にもう一回フォースタの選考を受けてみないか?と誘いを受け、自分のビジネスマンとしての転機を作ってくれた代表志水の話を数年ぶりに聞くことに。その後、取締役2名とも話をし、フォースタのミッションとその難しさ、これから大きく成長していく上で抱えるであろう課題、それを乗り越えた後に実現される世界に強く共感をする。

「取締役の恒田さんがフォースタに触れた人が、世の中をアップデートさせるような挑戦を実現するプラットフォームを作りたいと。清水さんは、組織が拡大するときの課題があり、それを解決する人を求めていると具体的な話をしてくれました。そのような話を聞くなかで、自分が探していたチームはここだと思いました」。

江良は、フォースタを自身の挑戦の場に選んだ。

拡大に耐え、変化対応力の高い組織の実現へ。まずは社員の初動戦力化で成果


入社して、まず感じたのは「人」が素晴らしいということ。そしてチャレンジングな課題がたくさんあった。江良は、このチームはもっと強くなると感じた。

一つ目は事業トップやマネジメントへの負担が極めて大きい状況である。次にトップの考えや想いが現場に正しく伝わっていない。最後に、組織が戦略、戦術に対して一気に動けるような構造を作ることには伸び代が大きい。

「組織は統合と分化を繰り返して山を登っていきます。これからのフォースタはエベレスト級の登山を迎えます。なので組織をビジョンドリブンでありながらも遠心力の効く状態に持っていくことが重要だと思いました。それができないと急拡大に耐えられず組織がバンと崩れてしまいます」

江良はすぐに取り組み始めた。早くも成果は見えている。取り組んだのは、増えゆく社員の初動戦力化だ。具体的には、タレントエージェンシー業務において入社3~4カ月で一定の成果を出せるようにすること。それが、実現でき始めている。

「組織に文化として根付いていた、マネージャーが縦に束ねながらプロジェクトが横軸で現場を動かすハイブリッドな構造を磨き込むこと。組織を上から強くする事をどこの企業もするのですが、マネージャーが縦に束ねるだけだと人に依存する状況に陥る。だからこそ、横軸で現場のメンバーをダイレクトに動かしていく仕組みが必要で、それが実現できるとマネージャーの挑戦範囲が増えて、掛け算で組織を強くすることができる。縦と横のハイブリッドな組織の作り方で、私はよろず屋みたいな立ち位置で、チューターとして毎週の1on1もしながら仕組みを回しています。

これから個人の働き方や考え方はさらに変わっていきます。過去のように会社にいるだけで集団として束ねられる時代は終わったと思います。故に、個人のタレント性を伸ばしながらも組織のメカニズムと思想で未来へ向けて非連続な挑戦を続けられる新たな組織の形に、このハイブリッド型のフォースタの組織がなり得るのでは?と考えています」

これこそ人の挑戦を醸成しコトを為す組織。「来期、その先、さらにその先には、挑戦の連鎖によって個人の可能性が飛躍的に高まる組織にしたいです。一人ひとりが突き抜けることで世の中に生み出すインパクトは大きい。私は、スタートアップ界隈のどこの会社にも組織力で負けたくないのです。我々の作る組織の成功パターンを起業家に投資することでより進化を促せる存在になりたい。産業構造が変わり、生産年齢人口が減りつつある今、社会が正しく成長する状態をつくるためには、事業モデルが合っている上で、変化対応力の高い組織が必要です。そのモデルをフォースタが生み出し、横展開し、日本の社会全体が正しく成長し、富を生産する状態をつくりたいと思います」。

江良の描く構想は大きい。そして、それは「やればできる」と信じている。CA時代の覚醒は、今も江良の心に灯る火だ。大きな未来図に向かって江良の挑戦も連鎖していく。

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