東大卒むけに起業支援を行っているFoundXです。
FoundX ではスタートアップや起業家向けにノウハウの記事を提供しています。Y Combinator や Sequoia 等、海外の知見を紹介しています。このブログでは今週1週間でアップされた記事を紹介します。
TwitterでFoundXの日々の様子もお知らせしています。こちらもぜひご覧ください。

従業員向けストックオプション制度のお勧めの方法 (a16z)
SOの行使期間を離職後90日から10年にして、現金のない元従業員でもお金をためてSOを買えるようにして貢献に報いる…という2016年の議論のa16zの見解のまとめ記事です。リスクと報酬の観点から、どのような制度設計にすればよいかが解説されています。

マーケットプレイス型ビジネス成功への4つの道 (a16z)
Marketplace 100 シリーズの翻訳です。マーケットプレイスに4つの類型（価格×頻度）があることを指摘し、それぞれの道でどのようなマーケットプレイスの設計が必要なのか、どのようなリスクがあるのかをa16zが解説しています。

マーケットプレイス型ビジネス成功への4つの道 - FoundX Review - 起業家とスタートアップのためのノウハウ情報

今週は、消費者向けマーケットプレイスのスタートアップ企業や民間企業の中で最大かつ急成長している企業のランキング「 a16z Marketplace 100」（日本語訳）を発表しました。インデックスと分析の詳細はこちらをご覧ください。また、マーケットプレイス関連のコンテンツについては、 a16z.com/marketplace-100 をご覧ください。 ...

https://review.foundx.jp/entry/marketplace-engagement

2サイドマーケットプレイスとエンゲージメント (Sequoia Capital)
両面あるマーケットプレイスを作るためのSequoiaによる包括的な方法論です。継続率向上はエンゲージメントを高めるところから始まり、エンゲージメントはTS/DAU、StickinessはLx/LxやDAU/MAU、継続率はDx、成長はDAU/WAU/MAUで測る、といった指標から考え方まで。

2サイドマーケットプレイスとエンゲージメント - FoundX Review - 起業家とスタートアップのためのノウハウ情報

商品がその可能性を最大限に発揮し、ユーザーに最大限の価値をもたらすには、持続的に成長し（日本語訳）、TAM（Total Addressable Market、実現可能な最大の市場規模）において高い普及率を達成する必要があります。理想的には、ユーザーはいつまでも商品に深くエンゲージし、繰り返しその商品に戻ってきます。これが継続性（日本語訳 ...

https://review.foundx.jp/entry/two-sided-marketplaces-and-engagement

マーケットプレイスでの緊張関係を管理する (a16z)
マーケットプレイス型の事業の場合、両サイドの顧客に「完全競争」の環境を用意しながら、事業者側が何かの変更を加えるときには両サイドの反応を見なければなりません。消費者側の意見を中心に聞きつつ、マーケットプレイスを成長させる方法をa16zが解説します。

マーケットプレイスでの緊張関係を管理する - FoundX Review - 起業家とスタートアップのためのノウハウ情報

オンライン上のマーケットプレイスは、創業者がもたらす次世代的なイノベーションによって、ルネサンス時代を迎えています。しかし以前にも話したとおり、マーケットプレイスを維持していくうえでの核となる原則は変わりません。具体的に言うと、私はこれら全てのマーケットプレイスは繁栄のために「完全競争」の状態を醸成し、管理していく必要があると考えています。 ...

https://review.foundx.jp/entry/managing-tensions-in-online-marketplaces

成長のレシピ: ケーキに層を加える (a16z)
成長は徐々に衰えます。だからCEOの仕事は次の成長のための「ケーキの層」を作ること、そのための製品のイノベーションを追い求めていくことだとa16zのJeffが自身の経験とともに指摘します。成長が軌道に乗った後にぜひ読み返したい記事の一つです。

成長のレシピ: ケーキに層を加える - FoundX Review - 起業家とスタートアップのためのノウハウ情報

ビジネスが勝手に成長するということはありません。CEOの最も重要な仕事の一つは、ビジネスの成長のシナリオを積極的に定義し、それを推し進めることです。これがなぜ重要なのでしょうか？成長は、一般に会社の競争上のポジションを優位にし、規模と影響力の拡大をもたらし、投資家は明らかに成長を高く評価してくれます。 ...

https://review.foundx.jp/entry/a-recipe-for-growth-adding-layers-to-the-cake

東京大学 FoundXでは一緒に働く仲間を募集しています

今週のFoundX ReviewとTwitter (2020/07/06 ~ 2020/07/10)

馬田隆明

東京大学 FoundX / ディレクター

1 いいね！

東京大学 FoundX

東京大学 FoundX は 2019 年に新設された、スタートアップ向けのプログラムと施設です。本郷三丁目付近にいくつもの FoundX 施設を作る予定です。私たちは Y Combinator のような「スタートアップのアクセラレーター」のような組織です。ただし、アイデアがまだ定まっていない状態から、アイデアを固め、チームを作り、最初の資金調達を行うまでのフェーズを支援する、超初期に特化したプログラムです。そのため、スタートアップ向けのインセプションプログラムと呼んでいます。後払いのビジネススクールとも比喩できるでしょう。私たちは超初期の起業家のフェーズに合わせて様々なプログラムを用意しています。具体的な支援内容は各プログラムのページをご確認ください。ここではどのような方針でプログラムを設計しているのかについて紹介します。 ※各プログラムの比較 https://foundx.jp/news-events/program-comparison/ ==================== ■■Programs ▶Founders Program Founders Program は既にアイデアがあるチームが、次の資金調達を行うまでの支援をします。個室の無償提供などを行っています。 https://foundx.jp/founders/ ---------- ▶Pre-Founders Program Pre-Founders Program では、アイデアを決めてから次のステップへ向かうまでの助走期間を支援します。コワーキングスペースの無償提供などを行っています。 https://foundx.jp/pre-founders/ ---------- ▶Fellows Program Fellows Program では主にアイデアの発見をお手伝いします。コワーキングスペースの無償提供なども行っています。 https://foundx.jp/fellows/ ============= ■従来のプログラムとの違い FoundX はこれまでのアクセラレーターよりも以下のような点を重視して運営しています。 ▶コミュニティを重視します起業家同士の学びを促すコミュニティを作るほか、起業家をサポートする東大卒業生サポーターのコミュニティを作ることで、起業家の最初期の顧客インタビューなどが簡単に行える環境を育てます。 ▶エビデンスを重視します私たちの活動の多くを、過去のエビデンスを活用しながら行っていきます。そのため論文を読んだり、他分野の文献を読むことも日常的に行います。 ▶エンジニアリングを重視します私たちの活動をスケールさせていくために、初期からITを中心としたエンジニアリングを行っていきます。そのためエンジニアリングスキルがある程度ある方が望ましいです。 ▶英語でのコミュニケーションを行いますグローバルに出ていくスタートアップを育てるため、コミュニケーションを英語で行います。 ■■What We Don’t 私たちは従来とは異なるやり方でスタートアップを支援します。そのため、以下のようなことは行いません。 ▶Event: 私たちは定例を除き、イベントやミートアップを積極的には行いません。そうしたイベントは別組織の皆さんが行っているからです。そのため共同イベントなどについても基本的にお断りさせていただきます。代わりにオンラインでの情報提供などを行います。 ※例：FoundX Review( https://review.foundx.jp/ ) や Resources ( https://foundx.jp/resources/ ) など ▶Mentoring Program: 私たちは外部の方を招いたメンタリングを行いません。代わりにピア起業家同士のピアメンタリングや、サポーターからのオフィスアワーを行います。 ▶WIP: 私たちは多数の活動を行いません。逆に私たちはWIPの制限を行い、インパクトのある作業にのみフォーカスをします。 ▶個人としての力よりも集団としての力私たちスタッフ個人個人に優れたアドバイザーとしての能力を求めません。代わりにスタッフや、その周りの人たちが集団として支援の力を出せるような環境づくりに注力します。

フォロー