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INTERVIEW|企業・クリエイター5G DX⽀援事業~インフルエンサーに贈る自由なSNSとは

――所属している部署が⼿がけている事業の内容を教えて下さい。

藤井 ミュージシャンなどのアーティストや各種SNSでインフルエンサーとして活躍している⽅たちのファンクラブのような形態の、クリエイター専⽤アプリの制作・運営を⼿がけています。2021年の6⽉に本格的に事業をスタートし、現在俳優2名・アーティストグループ1名のアプリを運営しています。合計のアプリ会員数は有料会員だけで約1万⼈、無料会員も含めると2万⼈弱です。

――サービスが掲げているビジョンについて教えて下さい。

藤井 アーティスト・インフルエンサーの中にはYouTubeやTwitterなどを主な情報発信の場として活⽤している⼈が⼤勢います。これらは⼿軽で⾃由な情報発信・表現の場と考えられていますが、実際には1企業のルールの中で運営されており、内容によっては投稿した動画が削除されたりしてしまいます。そして、どのような判断で動画を削除するかなどの明確なルールは投稿者にも明かされていません。このため、投稿者も「削除されないような内容・表現にとどめよう」という点に留意せざるを得ません。結果として他の動画との差別化を図ることが難しくなっており、活動の場としての魅⼒・使い勝⼿が低下している点は否めません。誰の制約も受けずに情報発信・表現ができるスタンドアローン型の場を設けることでアーティスト・インフルエンサーの活動と、彼らの実現したいビジョンを⽀援することが⽬的です。



――皆さんは、このサービスの中でどのような役割を果たしているのでしょうか。また仕事の魅⼒などを教えて下さい。

藤井 私は、アーティスト・インフルエンサーの開拓が主な仕事です。すでに第⼀線で活躍している著名⼈はもちろんですが、影響⼒のありそうな⽅をYouTubeやFacebook、Instagramなどから探し出して「⾃分専⽤のアプリをつくらないか、新しいビジネスモデルをつくらないか、既存のYoutubeなどのプラットフォームから脱却しないか」などとアプローチします。反応がないことや断わられることも少なくありませんが、私⾃⾝が「是⾮ともこの⼈を⽀援したい」と思えるような魅⼒ある⼈たちと⽇々接触でき、その活動を⽀援できるのは⼤きな魅⼒です。「今⽇はどのような発⾒、出会いがあるだろうか」とワクワクする毎⽇です。

三沢 私は実際のアプリ開発を担当しています。アプリは「ライブ配信」「チケット販売」など複数のコンポーネントの中から必要なものを選択してもらい、さらにその⼈の独⾃機能を加えてカスタマイズを⾏います。汎⽤性のありそうな機能はプラットフォームのコンポーネントとして組み込むことで、今後のニーズにも対応できるように⼯夫しています。それぞれのアーティスト・インフルエンサーの活動内容や魅⼒・個性を最⼤限に引き出せるアプリを作ることを常に⼼がけています。アプリの会員数などで評価がはっきりと出ることに魅⼒を感じます。また、それがモチベーションになります。

岩崎 私も三沢同様にエンジニアとしてアプリ開発に携わっています。当社の仕事はなかなか社外の⼈に説明するのが難しいのですが、今⼿がけている仕事は、友⼈などもすぐに理解してくれますし、華やかなので羨ましがられることも多いです。
また、私は元々当社で営業職として働いていたのですが、社内FA制度を⽤いて⾃らエンジニア職を希望して移りました。「⾃分でやりたかったこと、『こうしたサービスがあったらいいな』と感じていたものを仕事にでき、その結果がアプリという⽬に⾒える形で現れる」という点で毎⽇やりがいを感じています。



――⽇々サービスに取り組んでいる中で⼤事にしていることは何でしょうか。

藤井 アプリの出来がアーティスト・インフルエンサーの評価に直接繋がりますので、会員の⽅たちに「使いにくい」「不便だ」と思わせないことです。例えばアプリの中にはアーティスト・インフルエンサーと直接やりとりができるチャット機能があり、⼤変⼈気があります。以前、あまりにも多くの⼈が⼀⻫にチャットをしようとしたためにサーバーがダウンしてしまったことがありましたが、開発チームと連携し早期復旧を⾏いました。アプリの利⽤者が増えた場合においても会員の⽅に迷惑を与えないように対応していきたいと考えています。

三沢 また、アーティスト・インフルエンサーの活動などは頻繁に追加・変更されますから「⼀度作ったら終わり」ではなく、⽇々のコツコツとしたチューニング作業が⼤切です。「使い勝⼿がよく、⾯⽩いアプリだ」と会員の⽅に思ってもらえるには、そうした地道な作業を決して蔑ろにしない姿勢が求められます。

――今後、サービスが⽬指していく姿や挑戦したいことを教えて下さい。

藤井 まずはアプリの数そのものの増加です。いわゆる芸能⼈だけでなく、アスリートや⽂化⼈など多様な⼈たちのアプリ制作を⼿がけていきたいと考えています。そして、多数のアプリが出そろったら、それを活⽤して新たなビジネスの創出にも繋げていきたいと考えています。
仮に100⼈分のアプリがあれば、その会員数は合計で何⼗万、百万単位という⼤規模なものになります。これだけの規模になれば、会員どうしで交流・情報交換できる場を設けたり、会員向けに様々な商品・サービスをネット上で販売したりと多彩なビジネスが⽣まれるでしょう。また、その膨⼤な会員データは、企業の商品マーケティングやアンケート調査などに活⽤できます。⺟数が多ければ多いほど、性別や年齢層、居住地などターゲット層を細かく絞っての調査が可能になります。


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