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30代、180度舵を切るキャリア論~経済研究員、戦略コンサルを経て、ベンチャーに入ったワケ~

こんな経歴を持つ人は、彼のほかになかなか見当たらないかもしれません。大学院・三菱経済研究所での研究職を経て、外資系戦略コンサルティングファームのボストンコンサルティンググループでコンサルタントとして活躍し、そして現在、データ×テクノロジーのスタートアップ、フロムスクラッチに転職した明石さん。全く違う領域へ2度の転職経験を持つ彼は、それぞれ異なる覚悟をもとに転職を決断したそうです。強い決断をし続け、自ら進むべき未来をつくってきた彼に、過去と現在、そして未来に対する想いを伺いました。

何もない状態での転職。あったのは、決死の覚悟だけ

ー明石さんのこれまでの経歴を拝見したところ、経済学大学院、三菱経済研究所での研究職を経て、外資系コンサルティングファームのボストンコンサルティンググループ(以下BCG)、そして今はデータテクノロジーのスタートアップ・フロムスクラッチに在籍しているという、2度の特徴的な転職経験をお持ちだそうですね。その中でまず、研究者からBCGに転職した経緯についてお聞かせください。

端的に言うと、僕が研究者を辞めた理由は、研究職で成果が出せなかったことでした。そもそも僕が経済学系の大学院に行ったのは、「日本の経済を良くしたい」という大きな目標があったからなのですが、研究をやっていても僕の執筆した論文が世に出回ることはなく、生涯ずっと研究を続けていたとしても成果を出せる目途がつきませんでした。そんな状況の中で、ある時ふと「成果を出せていない、閉じた学問の世界に一生いては、日本の経済を変えるどころか、この先社会で生きていくことさえできるのだろうか」という不安を感じるようになりました。

ただ、そうは思ったものの、研究者を辞めて企業に就職するということは、これまで面倒を見てくれた親や、研究に費やしてきた自分の努力を否定することになるのではないかという思いや、ビジネスの世界に飛び込んだとしても成功の保証はないという不安もあり、踏み切ることができず、大学院の最後は前にも後ろにも進めずに完全に動けなくなってしまったような状態でした。最終的には、研究で成果が出せない自分を認めるしかない、と覚悟を決めました。「今までの努力は無駄だったし、親にも苦労しかかけなかった。だからこそ、ビジネスの世界で死ぬ気でやるしかない」と、意を決して転職することにしました。そこからは、“やるしかない”の一心で突っ走りました。

しかし文系大学院と研究所で29歳まで研究しかしてこなかったため、就職活動では筆記試験は通過できても、大概どこも面接で経歴を指摘され落とされる日々でした。そんな中、とあるきっかけでBCGと出会いました。ビジネススキルなんて全くない状態だった僕ができる仕事などそうそうないことはわかっていたとはいえ、いきなり外資系戦略コンサルティングファームなんて自分にはハードルが高すぎるのでは?とも思いましたが、「そんなことは言っていられない、僕にはもうここしか残されていない」と思い、がむしゃらになって食らいつきました。するとどこが評価されたのかいまだにわかりませんが(笑)、BCGから内定を頂き、就職することになりました。


ーなるほど、そのような経緯でBCGに入社されたのですね。BCGで経験した初めてのビジネスの世界はどうでしたか?

もちろん、最初の頃は全く歯が立ちませんでした。何せ、そのとき初めてビジネスの世界に飛び込んだわけですから。仕事では毎日先輩に叱られる日々で、その人たちからのアドバイスも素直に聞けなかった自分は、成長のスピードも遅かったです。けれども、ありがたいことに先輩たちはそんな僕のことを見放さず、何度も真剣に僕と向き合って叱り続けてくれました。その結果、僕のことをこんなにも気にかけてくださる先輩たちの期待に応えなくてはならないと思うようになり、それからはがむしゃらになって言われたことを実践しました。BCGでがむしゃらに仕事をすれば、僕が研究に費やした年数なんて一瞬で取り返せる、と信じながら。すると、次第に周りからの評価が上がり、最終的には当時叱り続けてくれた人たちが僕の成長ぶりを見て本当に心から喜んでくれたんです。その時に初めてビジネスマンとしての成長を実感できたような気がします。

2回目の転職。今度はハイキャリアを手放す覚悟

ー明石さんにとってBCGは大きく成長できた環境だったとのことですが、そのBCGから転職しようと思ったきっかけは何だったのですか?

正直、BCGでの仕事に不満はほとんどありませんでした。大手企業の業務改善プロジェクトを成功させたときは、日本のGDP改善、つまり僕がもともと成し遂げたいと思っていた日本経済の活性化に貢献していたという実感もあり、この上ないやりがいも感じていました。ただ、先輩たちが僕の成長ぶりを見て本当に心から喜んでくれた時に「研究ばかりでビジネスマンとしてダメだった僕をBCGが育ててくれたから、次は僕が誰かを育てたい」と思うようになりました。そこで初めて、がむしゃらに働いている若手社員が多いスタートアップの事業会社へ転職することを考え始めました。


ーなるほど。BCGと言えば、外資系コンサルティングファームというだけあって、給料も良く成長スピードも速く、最高のビジネス環境だと思います。そのようなポジションから離れることに躊躇はなかったのですか?

全くなかった、と言えば嘘になりますが、そこまで躊躇はしませんでした。
実は転職を考えたきっかけはもう一つあって、それはある事業会社の人事部の方に伺った採用基準のお話なんです。どんな話だったかというと、「前職のことを悪く言う人は全員落としている。悪く言うくらいなら、なんでお前は変えなかったんだ、お前が変えろよ、と思っているので、そのような人は採用できない」と言われたんですね。これが当時の僕には大きな衝撃でした。それまで組織を変えていいという発想が、大学院、研究所、そして大手のコンサルでは考えもしたことがありませんでしたから、この話を聞いて、社員みんなが組織を自分で変えていこうと思っているような、熱量の大きな企業で一緒に働いて成長していきたい、と思うようになっていました。その思いがあったので、BCGを出ることには躊躇はあまりなかったんです。

もちろん、スタートアップの事業会社だと、将来事業がきちんと軌道に乗るかもわかりませんし、給料も大きく下がることもざらですから、そういった条件面を不安に思うところはありました。しかし、社会が大きく変化し、大企業を凌駕するようなスタートアップも現れるようになりました。テクノロジーも目まぐるしく指数関数的に発展を遂げています。いわゆる大変化時代の今日、良い会社と巡り合ったその瞬間を逃すと、そんな絶好のチャンスは今後の人生で2度と来ないのではないか?と思いました。そのまま躊躇して30代後半、40代にもなると、もうこれまでのようにがむしゃらになって働くこともできなくなります。今このタイミングで動かずにこれまでのポジションにい続けることは、むしろリスクなんじゃないかと思ったんです。


ーその巡り合った会社というのが、今お勤めのフロムスクラッチだったんですね。


そうです。知り合いからの紹介でフロムスクラッチと出会ったのですが、社員みんなに自分で組織を変えていくことを求める、まさに僕が求めていた熱量を持った会社でした。事業内容も、「ビッグデータ×人工知能の最先端テクノロジーにより、世界のマーケティングやビジネスの新しいインフラを生み出す。果ては日本のグローバルプレゼンス向上に貢献する」と。僕が生涯かけて成し遂げたかった日本経済の活性化とも合致するし、やりたかったスケール感とも合致する。僕がやりたかったのはまさにこれだ、と思いました。若い企業ですし、熱量もまさに求めていた水準だったので、BCGから転職することに躊躇はなくなりました。このような経緯で僕はフロムスクラッチに入社したんです。

フロムスクラッチで創り上げる、これからの未来

ー明石さんは、将来フロムスクラッチでどのようなことを実現したいですか?

フロムスクラッチを、日本や世界を変える原動力にしたいです。そこから、僕が一貫して持っていた目標である「日本経済の活性化」を実現していきたいです。今僕は経営戦略室という部署で、フロムスクラッチの全社戦略の策定やプラン推進を担当しています。それだけでなく、フロムスクラッチが開発するマーケティングテクノロジーのプロダクト「b→dash」の開発HQ(ヘッドクオーター)も兼任しています。フロムスクラッチの経営戦略者として俯瞰的な視点を持ちながら、開発HQという開発現場の視点の両方を持ち合わせた業務は、これまで経験したことが無く、まさに最高難易度です。全社的な経営戦略の策定に関しては、これまでのコンサルでの経験が役立っているのですが、実際にHQとして開発の現場で人を動かすというものは全く違った難しさがあります。

このように、今は高い目標に向かってこれまで経験したことのないようなことも含めて果敢にチャレンジしています。僕だけでなく今、組織の全員が熱量高く、真っ直ぐに働いています。将来、振り返った時、「あのときの努力が、今のこの“新しい常識”をつくることができたんだな」と誇りをもって、笑顔で思い返せるような会社にしていきたいなと思います。これが実現した先に、僕が本来成し遂げたかった、日本経済を良くするという目標が実現されるのだと思います。


ーありがとうございました。最後に、当時の明石さん自身を思い出しながら、同じように転職しようかと考えている人に向けてメッセージをお願いします。

まずは、研究者時代の僕のように、現状をどうすることもできず先の見えない不安感を抱いている人に向けて。そのような不安から脱出するには、もう腹を据えて覚悟を決めるしか道はありません。たとえば、毎日作業に追われて何も成長できていないのでは?と不安に思っている人は、何万人といるでしょう。転職したくても何もできないし、何をしていいのかもわからない。でも、それでも構いません。何もないというのは、デメリットである反面、何もないなら死ぬ気でやるしかないという覚悟が生まれ、それがむしろ原動力になります。チャンスまで完全に絶たれたわけではないのですから。さっきも言いましたが、僕なんて29歳で何もない状態から動き始めたんですよ。

そして、BCG時代の僕のように、新たに挑戦したいことがあるものの、今ある高水準なポジションを手放して転職することをためらっている人に向けて。迷っているなら、行動してみることをお勧めします。チャンスだと思ったらその瞬間飛び込んだ方が良いです。自分を信じて動いたのなら、たとえ失敗してしまったとしても自分で納得のいく結果として受けとめることができるでしょう。今の時代、動かない方がむしろリスクになることもあります。自分を信じて突き進み、果敢に挑戦していくことで新たに得られる発見があります。絶好のチャンスがあるのなら、居座ったままで得続けられるものに執着するよりも、自分から新たに勝ち得ていくものの方が、獲得したときのうれしさは、何倍にも上るのではないでしょうか。


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フロムスクラッチは、ビッグデータ×人工知能を主軸に事業を展開するデータテクノロジーカンパニーです。現在は、マーケティングテクノロジー領域におけるソリューションである、マーケティングプラットフォーム「b→dash」の開発・提供を中心に事業を展開しています。 2017年5月にはBtoB×Saas領域の業界最大規模の32億円の資金調達を実施しました。これまでにも約13億円の資金調達を実施しており、「b→dash」をリリースした2014年10月以降の累計調達総額は約45億円に到達しています。今後は、人工知能の研究開発、海外展開、「b→dash」の機能強化に加え、「ビッグデータの取得・統合」と「人工知能によるデータ活用」の技術を通じ、様々な領域での事業展開を予定しています。 「b→dash」は各種メディアを中心に「マーケティングテクノロジー領域の“破壊的イノベーション”」とも評して頂いています。世界的な経済紙であるForbes JAPANより、2年連続「国内スタートアップ有望株」に選出していただきました。 <参考URL> ❐ Forbes JAPAN 編集部 今後の飛躍に期待! 「スタートアップ有望株」7社 http://forbesjapan.com/articles/detail/14821 ❐ マーケティング基盤「b→dash」提供のフロムスクラッチが32億円の大型調達 http://jp.techcrunch.com/2017/05/16/fromscrach-series-c/
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