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業界歴20年のエンジニアが選んだ「最上流から最下流まで関われる」本当のフルスタックエンジニアとしてのキャリア【社員インタビュー】

フルスタック型のエンジニアとして、船井総研デジタルでマルチに業務をこなす繁森さん。
入社1年未満ながら、メンバーの育成からプリセールスまでおこなっている彼女は、
技術者として、人として、何を考えているのか、深掘りしてきます!

―プロフィール―
株式会社船井総研デジタル
クラウドソリューション事業本部
ソリューション事業部
繁森 小津恵
大手Sier企業にてさまざまな分野のシステム開発を経験後、医薬品メーカーを軸に約20年間アプリケーション開発、データの利活用、マイグレーション提案、業務システム改善、運用保守等に携わる。
その後、第三者検証のソフトウェアテスト会社に入社し、QAエンジニアとして大手メーカーの電子カルテシステム開発のテスト支援に従事し、ヘルスケア領域の幅を広げる。
2022年10月に船井総研デジタルへ中途入社。 プリセールス、プロジェクト管理、上流~下流工程、運用・保守までなんでもこなすフルスタック型のエンジニア。 現在は、PMメンバーの育成をしつつ、前職Sier時代の経験を活かし、顧客へのシステム開発提案を中心にプリセールスエンジニアとして活躍中。

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Azure(アジュール)で一番になろう!って竹下さんとお話して、私はそこに惹かれました―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

―ご入社はいつになりますか?

2022年の10月入社になります。まだ1年も経ってないですね。

―その前はどんな仕事をされていらっしゃったんですか?

3社目なんですけど、1社目が新卒で入ってソフトウェア会社で約20年働いておりました。
私の部署は製薬メーカーさんのお客さんが多くて、4社ぐらい担当させていただいておりました。
主に製薬メーカーさんのシステム開発で、アプリを作ったりだとか、データ活用、それから業務改善、RPA、運用保守ですね。プラスして、実はコールセンターもやっておりました。
その後、運用保守が長かったもので、違うことをやりたいなと思いまして、2社目で第三者検証といわれてるソフトウェア会社の方に入社いたしました。
そこでは一応、「品質保証コンサルタント」を目指してたんですけど、蓋を開けてみたら、テスト業務ばかりで…例えば、テスト設計だとか、いわゆるV字開発モデルの下流部分ばっかりになりまして。
やはり、上流から開発できる方に戻りたいなと思いまして、転職を決意して今ここにいます。

―なるほど。転職はどういった軸でおこなっていたんですか?

テスト業務が大事なのは充分理解しつつ、やっぱり上流もやりたいなと思っていたので、それをメインで働きたいと考えました。
そこで、PM(プロジェクトマネージャー)としての経験、前職でのシステム開発をいかして活躍できそうなところ、というのを軸に探しておりました。
そうしたら、船井総研デジタルにあたりましたって感じです。笑
あとは、地元が兵庫県なので大阪へ通勤できるとこもいいなと思いました。

―当社が決め手になったポイントはどこだったんですか?

面談の際に、「Azure(アジュール)で一番になろう!」って執行役員の竹下さんとお話させていただいたんですけど、私はそこに惹かれました。
自分自身、そんなにAzureを一生懸命やってきたわけじゃなくて、どちらかというとAWSとか、別のクラウドの方で開発をやっていたので、Azureはほぼ初心者だったんです。
ただ、研修期間というかたちで、入社後も勉強する期間もちゃんとありますよとお伝えいただいて、「ああ、それならいけるかな」って思ったのが1つです。
あとは、今まで私はマイクロソフト製品の開発が多くてですね。SQLServerとか.NETとかSharepointとか。そういうところって結構活かせるんじゃないかなっていうふうに思い、ここの会社しかないかなと決めました。

―不安な部分はなかったんですか?

一番不安だったのは、アジャイル開発が本当に初心者だったことです。
それまではどちらかというと、ウォーターフォールとかプロトタイプでの開発メインでした。
ですので、どういうふうに開発を回していくかっていうのがよく分からなかったんです。
ですが、そこも竹下さんに相談したら、「研修を受けていいよ」って仰っていただき、アジャイルの研修を受けさせてもらって、認定スクラムマスターの資格も取りました!

―認定スクラムマスターも!すごいですね。

多分みんな研修受けたら大丈夫だと思いますよ。笑

―実際に学んでみてどう感じましたか?

運用保守でプロトタイプの開発をやっていたので、モノづくりを先にした後に、お客様と「もっとこうした方がいいですか?」みたいなセッションをしながらするという部分では、近いものはありました。
あとは、短いスパンでおこなう、スプリント開発という部分も似ていました。
加えて役割ですね。
スクラム開発の場合、プロダクトオーナー、スクラムマスター、開発者という大きく3本立てになるんですけど、プロダクトオーナーとか開発者もすごい大事な役割で、それぞれがみんなしっかりしてないと開発が回らないなっていうのはすごく感じました。

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相手の意見に耳を傾けつつ、自分の意見もしっかりいうっていうスタンスの部署かな―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

―働いてみて、他のメンバーから刺激を受けたりする部分もあると思いますが、雰囲気などは、どういうふうに感じられますか?

そうですね、若い方もいらっしゃれば、私と同世代の方もいらっしゃるんですけど、皆さん個性豊かな方が多いなって感じます。
私が入社後も、どんどん新しいハイキャリアのメンバーの方が増えていますが、みんなすごくスキルが高いので結構心配になりました。私、大丈夫かな?って…

―なるほど。みんながこう一貫して持ってる志とか価値観みたいなものって何か感じますか?

そうですね。どう言ったらいいかな。
やっぱり「Azureで一番になろうよ」っていうのは、みんな同じ志だと思うんですよ。
全員、竹下さんが面接して採用されたメンバーなので。
それ以外では、フラットな組織なので、お互い言いたいこと言う。別にそれが偉そうに言ったりとか、自分の意見を一方的に言うんじゃなくて、相手の意見に耳を傾けつつ、自分の意見もしっかりいうっていうスタンスの部署かなっていうふうに思っています。

―繁森さん自身、長くこの業界にいて、いろんなエンジニア組織を見てこられた中で、当社のエンジニア組織の強みと、これから改善しないといけないと思うポイントがあれば教えていただけますか?

強みという意味では、みんなスキルがすごく高いので、うまく融合すればすごい強い組織になるかなと思っています。
同時に、今はまだみんな入りたてで、お互いがまとまってないかなっていう印象もあります。
そこを、チーム分けなどしながら、組織編制がうまくいけば、来年の今頃にはすごい強い部隊が出来上がっているんじゃないかなと感じています。

―繁森さんは、今どんな役割をすることが多いですか?

私自身、PMで採用されているのですが、PMの仕事をやりつつ、組織のマネジメントというのも実践中です。
と言いますのも、現状、社内で役職を担っているメンバーが少ないもので、それを手伝わないとうまく組織が回らないなと感じております。
実際、竹下さんと最終面接でお話したときも、私のコミュニケーション能力とか、あとチームビルドの能力も期待していただいていたので、プロジェクトの方も大事だけど、組織のほうもうまくまとめるように期待してますみたいなことを言われたんです。
事実、そうしないとだめかなっていうふうに感じています。

―竹下さんも当時、エンジニア100人面倒みきれるかなって不安そうにしていました。笑

そうですよね。役職とか全然作ってないので、本当に放っていたら、それこそ何ていうのかな、野良犬がいっぱいできあがった状態になってしまうので。笑
その点はね、やっぱり竹下さん期待されてたんかなって思います。

―今はディベロップメントチーム1つで100人を抱えていますが、大きな組織のメリット/デメリットってどう感じていますか?

メリットは、みんなSlackで繋がって、好きなことを言い合っているので
「ああ、今日はこの人ご機嫌さんだなあ」「この人、体調が悪いな」とかっていうのをが、パッと一元管理できるところですかね。
こうね、グループ分けとかできちんと分けられてしまうと、なかなかそこまでみれないんじゃないかなって思うので。そこはいい点かなと思っています。
年齢や年次関係なく、本当にみんな気兼ねなくSlackを通してしゃべっています。笑

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大きい案件だろうと小さい案件だろうと全部自分の目を通します。
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―これからいろんな案件が出てくる中で、関わっていきたいプロジェクトとか、こういう案件をやっていきたいみたいな仕事って何かありますか?

もともと医療関係の電子カルテなども経験してきましたので、そういう案件がきたら、率先してやっていきたいなと思っています。あとできるメンバーも増やして行きたいなって思ってます。
電子カルテ難しいですけど…

―電子カルテって、いろんな法律だとか規制だとか、個人情報に関わるところなので、とても難しいところだと思うんですが、そこを鍛えていけば対応できそうなメンバーがいるという感覚ですか?

プログラムを作っていくには、申し分のないメンバーがたくさんいらっしゃると思います。
業務を勉強する時間があれば、みんな育っていくんじゃないかなと感じています。

―エンジニアとして、上流の方に入っていこうと思うと、お客さま側の事業とか業務を理解ができていけなと思いますが、どうお考えですか?

そこが一番大事だと思いますし、「お客さんとしゃべれるメンバーを増やしていかないといけない」というふうに思っています。

―繁森さんが、お客さまとのコミュニケーションを図るうえで、工夫されていることって何かありますか?

そうですね。どうやって自分が努力したかなって言われると、ちょっとわからないんですけど、
開発だけじゃなくて、運用保守も一緒にやったことで、お客さんと身近に接することができた経験が大きかったと思います。
そのおかげで、話す機会が増えて、自然とお客さんが困っていることや、どうしたいっていうのをキャッチアップできるようになってきたかなって。
自分自身はそういうふうに成長していったかなと思うので、他のメンバー含め、若い人達はどんどんお客さんとしゃべる機会を増やして、自分で発言したりだとか、考える時間を作っていけば、自然と育っていくんじゃないかなって私は思います。

―なるほど。上流から下流まで仕事経験されていると思うんですが、繁森さん自身なんでもやってみたいタイプなんですか?

自分で設計をするし、設計書も書くし、プログラムも目を通すし、テストどうなっているか結果もちゃんと確認します。何ならテスト計画とか、大事な本番移行計画は全部自分で書くんですよ。
大きい案件だろうと小さい案件だろうと全部自分の目を通します。

―それは、こだわりなんですか?

あんまりこういうのはよくないんですけど、メンバーを信用しないとダメだと理解しつつ、最終的には自分の目でチェックしておきたいなというのがあります。
そうしないと人任せで、自分でしゃべれないじゃないですか。
なので、私はどちらかというと、PMもやるけど自分でしゃべりたい派なんです。笑
実際、PMって進捗管理だとか、プロジェクト全体を見るので、別に全体会議とかであまりしゃべらなくてもいいかなっていう部分もあると思うんです。システムに関しては、PLとか他のメンバーがしゃべったりとかっていうのがよくあるので。

―それは、お客さまへ対して、いいものを作りたいという思いからきているんですか?

はい、間違いのないようにしておきたいなと思うので、自分の言葉でしゃべって聞いて、というのはやりたいなって思っています。

―逆にやりたくない仕事はありますか?

テストだけっていうのは…そこに戻りなさいって言われたら、えーってなると思います。笑
ただ、その部分(テスト)だけやるのが嫌という意味で、自分が提案した案件で自分がシステム構築して、考えたものをそのままプロジェクトで自分でPMして、お客さまへ納品できたら、一番です。
それでお客さまに喜んでもらうことが、システム開発の醍醐味だと思っています。

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できないというのは簡単なので、それを言ってしまったら終わりかなって。―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

―他に開発していく上で、お客さまのために心がけていることなどありますか?

お客さまから、相談とかお話いただいた時に、できるかできないかをすぐジャッジして「いや、もう無理ですよ」とかって言ってしまう人もいると思うんです。けど、私は絶対言わないんですよ。
とりあえず一旦聞いて、その場でできそうだったらできそうっていうのを話しますし、できなくても違う案がないかなって考えます。
必ず最終的に、お客さまにも「こっちの方のやり方だとできないんですが、こっちだとできますよ」みたいなお話とかさせてもらって、その上でどうしますか?みたいな。アイデアとか、常に言うようにしてます。

―すごく建設的ですよね。技術的に難しいと、これじゃできません。みたいな回答になる方もいらっしゃると思うんです。その中で、他の方法も見つけてあげようというのは優しさからきているんですか?

そうですね。それもあるかもしれないですけど 、そういうふうに今まで仕事してきました。
できないというのは簡単なので、それを言ってしまったら終わりかなって。

―ありがとうございます。繁森さんの目からみて、船井総研デジタルにどんな将来性を感じていただいていますか?

もともとはコンサル会社なので、それこそ超上流で、お客さまからご相談を頂いた際に、今の我々のクラウドソリューション部隊はじめ、ITコンサルだとか、SaaSコンサルとかいろいろな部隊とうまく連携していけば、すごい強い組織になるんじゃないかなって思っています。
逆に横のつながりをも強化しないとだめなんじゃないかなっていうふうにも思います。

                                   左:繁森 小津恵 右:山本 翼

編集後記

普段、膨大な業務量や役割を担っているとは思えないほど、穏やかで自然体に話してくださった繁森さん。
今回、インタビュー企画時のやりとりから気遣いを感じ、人に対する思いやりと、責任感の強さから今の彼女が成り立っていることを学びました。
だからこそ、お客さまとの良好な関係性を構築することができるのだろうと、今後の船井総研デジタルを牽引していく繁森さんに更なる期待がうまれました。

                      インタビュアー:山本 翼/撮影:小池 俊二/記事:石毛 彩

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