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Azure OpenAI Serviceのシステム開発からローコード開発のPMまで!船井総研デジタルのプロジェクトマネージャーの面白さとは

今回は、入社3か月でAzureを使用した社内のチャットシステムを構築した犬童さんへお話を伺いました。
AI技術の進化により、ソフトウェアの領域で新たな可能性が広がる中、船井総研デジタルのエンジニアとして第一線で活躍する彼は、最新のテクノロジーを活用した今後のビジネスニーズに関してどう考えているのか?

―プロフィール―
株式会社船井総研デジタル
クラウドソリューション事業本部
モダンテクノロジー事業部 
犬童 祐輔
2023年4月に船井総研デジタル入社。前職では顧客のDX推進プロジェクトでローコードシステム開発領域でのマネジメント業務や電子決済スマホアプリ開発でPMO業務を担当。 
入社後は、船井総研グループ内でのチャットボット開発プロジェクトの推進業務に従事し、現在は船井総合研究所と共同で、光学関連装置大手メーカーでのサイトリニューアル案件のPMOとしてPJの推進を行っている。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー社内での心理的安全性が高く、お客さまの課題解決に使命を果たしている会社。
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―今年(2023年)の4月に入社されて、3か月が経過したくらいかと思います。
前職では、どんな仕事をされていたんですか?

入社直前は、メガバンクにて業務基盤といわれる部分の開発や、決済アプリ開発のチームリーダーを担当したり、あとはPMOなどもやっていました。
それより前だと、例えば、ハウスメーカーでDXを推進するようなプロジェクトで、スクラムを使った開発ということで、スクラムマスターを経験していました。

―社会人になってからは、ずっとIT業界にいらっしゃるんですか?

そんなことはなくて、専門学校を卒業してから一時期は、工務店で勤務していました。
そこで3年くらい、大工さんや、床工事の職人さんと一緒に仕事をしていました。

―そこからなぜ、この業界に入ろうと思ったんですか?

その時から、<ものを作る>ということに、すごく興味がありました。
周りの職人さんから、影響をうけたのかもしれません。
ただ、もの作りは楽しそうですが、いざ自分が大工をやれるかというと、なかなか難しいなと思い…
どうしたらいいんだろうと考えた時に、プログラムの言語を習得して、何か自分でシステムというのを作れたらいいなと考え、この業界に進むことになりました。

―ソフトウェアの開発って、建築に例えられることが多いんですけど、その時の経験と繋がっていると感じますか?

良くも悪くも、業界の構造として、大きなゼネコンがあってみたいなところは、ITの業界でも似ていたりしますね。
一方で、建築だと、それぞれ専門の工事業者がいて、さらに細分化されていると思います。
ITだと、インフラもできて、アプリ開発もできて、というように、自分の興味がある分野はどんどん知見を広げられるので、そういった部分は違うのかなと思います。

―ありがとうございます。色々な経験をされてきて、エンジニアとしても、リーダーやPMOまでされた上で、なぜ船井総研デジタルという会社に興味を持たれたんですか?

もともと、お客さまの抱えている課題を解決するような仕事に携わりたいと考えていました。
そういった中で、船井総研グループとしてシステムのソリューションを提供するという分野で貢献できるんじゃないかなと思い、選択しました。

―面白そうだなと感じた部分ってどんなところですか?

<中小企業に特化して、経営者の持っている課題を解決している>という部分に魅了を感じ、何か協力できるんじゃないかなと思いました。
そういった会社って中々ないと思うので。

―会社に対する印象は、最初どうでしたか?

面接をさせていただいた中で、心理的安全性が非常に高い会社だなと思いましたね。それが、印象としては一番大きかったです。
あとは、先ほどの繰り返しになりますが、お客さまの課題解決に使命を果たしているという印象でした。

―実際に働いてみて、入社前に感じた雰囲気や印象のギャップはどうですか?

先程、心理的安全性の話をしましたが、そこが思っていたより担保されているなと感じました。
創業したばかりで、成長途中の会社では珍しいと思います。
人間関係は働く上で重要な部分だと思うんですが、その点を気にせずに仕事ができるといいうのは、とても働きやすいです。

―どういう瞬間に心理的安全性の高さを感じますか?

例えば、役職者の発言によって、他の社員は何もしゃべれなくなる。という会社って、よくあると思うんです。
でも、うちの会社はそれが全く無いので、自由に意見が言えて、周りが否定せずに肯定して受け入れるっていうところは、非常に素晴らしいな思います。

―心理的安全性の発言のしやすさって、一歩間違えると、建設的な議論にならないケースもあると思います。そういう空気はあまり感じないですか?

特に感じていないですね。
むしろ、そういう意見に対してすごく前向きに取り組めていると、組織全体としても感じています。
もっと強く意見いただいてもいいと思うくらいです。
ただ、そういったことは入社しないと分からない部分ではありますよね。

―「風通しのいい会社です」って伝えるのは難しいですもんね。ありがとうございます。

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システムを使用して、今後どうしていきたいか?という展望や方向性が重要
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー―今は、どんな仕事をメインでされているんですか?

直近は、船井総研グループ内で使用する為に、ChatGPTを利用してグループ内チャットというのを作成し、ローンチしたばかりです。
そこの部分を、ホールディングス側の方と調整しながら、業務に携わっていました。

―一般的にOpenAIのChatGPT使うと、情報セキュリティがあまり担保できないから、社内のAzureOpenAIで作ったということですよね。今後はどうなりそうですか?

今回、ローンチ後に、色々なところからChatGPTを使いたい、というオーダーをいただいています。
そこに対して、どのようなソリューションを提供できるのか考え、適切に対応を進めていければと思っています。

―今、そのオーダーに対しては、社内のリソースだけでカバーできそうですか?

今は、社内のスタッフだけでカバーできています。
ただ、お客さまからのオーダー内容は各々で異なると思うので、難易度や必要要員の規模に応じて対応していければなと思っています。

―今回のAzureOpenAIを使った社内環境構築において、肝となる要素はありますか?

システムを使用して、今後どうしていきたいか?という展望や方向性が重要になると思います。
本日、ローンチが行われたばかりですので、ユーザーのフィードバックを収集し、利用状況などを考慮しながら、システムの改善やバージョンアップについて検討していく予定です。

―この生成AIの話ってどんどん増えていくと思いますか?

そうですね。Azureの方でも、さまざまなソリューションが展開されていくと思うので、それをどのように活用して、お客さまのニーズに応えていくかを考えていけば、そういういった案件は自然と増えていくんじゃないかと思います。

―AIが登場したことによって、今までのソフトウェアから新たにできるとうになったことも増え、この先どう変化していくと思いますか?

私が思うのは、対人の部分というのが、減少してくるんじゃないかなと思っています。
例えば、メガバンクなどでも、窓口でのカウンター業務を減らしていきたいというような要望があります。
その中で、ChatGPTのような、対話式のチャットというのができるようになってくると、その分、人件費が削減できますので。
あとは、開発の部分においても、AIを使って開発コードの作成を支援するということもできるようになるので、その分野においても、生産性が上がってきたりとかするのかなと思いますね。


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OpenAIに注力していく方向性でいるので、そこを得意分野として、お客さまにアプローチしていければ
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―話は変わりますが、クラウドソリューション事業本部として、業務における勢いなどは感じますか?

感じます。特に、AI部分というのは、Microsoftとも提携しているので、そういった部分での案件というのは今後も非常に増えてくるんじゃないかな、というふうに思っています。

―犬童さんが仕事をしていく上で、大事にされていることなどはありますか?

冒頭でお話ししたように、私の目標はお客さまの問題解決です。
その為に、クライアントが何で困っていて、どうしたら解決できるのか、<どこまでもユーザー目線>ということは、とても大事にしています。

―当社は、今後どんな事ができる会社になっていきそうだなと思いますか?

今でも、何でもできるんじゃないかなと私は思っています。
なぜなら、一緒に仕事をしているメンバーは、非常に幅広いスキルを持っていますし、色んな領域で精通しておられるので、多岐にわたる案件に対応できるのではないかと思います。
クラウドソリューション事業部では、OpenAIというところに、今後も注力していく方向性でいるので、そこを得意分野として、お客さまにアプローチしていければと考えています。

―その中で、今後はどういうキャリアとか、どういう仕事をしていきたいというふうにお考えですか?

今従事している、OpenAIなどのツールを使用して、サービス内容を向上させ、お客さまへ対応できる領域範囲を広げたいです。
お客さまの課題に対して、どこまでクラウドソリューション事業部として解決策を提案できるのか?そういった業務に携わっていきたいです。
私自身も、全ての最新情報を理解できているわけではなく、毎日キャッチアップしていますが、今後も次々に新しいサービスがリリースされていくと思います。
その都度、自身のスキルをアップデートしながら、新サービスがどうお客さまに役立つのか?また、お客さまは現状、どんなことに悩んでいるのか?
エンジニアとしての立場でいながら、ユーザー目線に立ち、1社でも多く中小企業をサポートしていればと思います。

                                   左:犬童 祐輔  右:山本 翼

編集後記

入社後、短期間でAIを駆使した社内チャットツールを開発した犬童さん。
実は、当記事もそのチャットツールを活用して作成いたしました。
記事にもある通り、これはまだ序盤の段階であり、今後さらなる改良が加えられる予定とのこと
筆者自身、まるで近未来を描くアニメの世界にいるようで、胸躍らせています。
私たちは、多岐にわたるコンサルティング業務を行っていますが、当社のエンジニアは、ものづくりだけではなくコンサルティング分野にも精通しているため、お客さまへの貢献を特に実感できるのではと感じました。
船井総研デジタルでは、このような多岐にわたるスキルセットを持つエンジニアが、独自の視点からお客さまのビジネスをサポートしています!

                      インタビュアー:山本 翼/撮影:小池 俊二/記事:石毛 彩

               




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