Fusicには、クラウド、Web、IoT、AI、モバイル、3Dなど、ありとあらゆるさまざまな技術領域があります。
その中で、それらを単体の技術で終わらせず、価値として結びつける役割を担っているのが、2025年度に新設されたデータソリューション部門です。
IoTを起点に生まれるデータを、どう活用し、次の価値を生み出すか。
その一連の流れを技術と事業の両面から支えることに挑戦している当部門について、ご紹介します!
データソリューション部門のミッションと成り立ち
データソリューション部門が大切にしているミッションは、次の4つです。
- IoT事業を拡大する
- データソリューション事業を推進する
- ものづくりの品質や生産性を底上げする
- AI事業を推進する
いずれも、
「技術を組み合わせ、継続的な価値を生み出す」
という考え方を軸にしています。
FusicのIoT事業とは
FusicのIoT事業は、現実世界とデジタル世界をつなぐこと自体をゴールとはしていません。その先で「どんな価値を生み出せるか」を重視し、データが事業に活かされ続けるところまでを見据えた支援を行っています。
もともとは一つのIoTチームとしてスタートし、「mockmock」というプロダクトを軸に試行錯誤を重ねてきました。プロダクト単体での事業化には難しさもありましたが、個別のIoTプロジェクトに取り組む中で、徐々に事業としての手応えを掴んでいきました。
その過程でプロジェクト数・売上ともに拡大し、IoTはFusicの中でも明確な成長事業へと育っていきました。
こうした背景から、IoT事業は2025年度に「データソリューション部門」として部門化され、事業をより成長させていく体制へと移行しています。
FusicのIoT事業が大切にしていること
現在のFusicのIoT事業では、PoCであっても本開発であっても、スピード感を持って取り組むことを大切にしています。また、単に要件を満たすだけでなく、お客さまの一歩先を見据えた提案を行うことも重視しています。
通信、クラウド、アプリケーションを組み合わせたデータ基盤を土台に、データが蓄積され、活用され、改善につながっていく。そうした価値創出のサイクル全体を設計・支援することをFusicのIoT事業では大切にしてきました。
このIoT事業を支える重要な基盤が、SORACOMです。
SORACOMは、株式会社ソラコムが提供するIoT向けの通信・クラウド連携サービスです。Fusicは、SORACOMのインテグレーション領域を担っており、Fusicの強みであるAWSを中心としたクラウド設計やアプリケーション開発、運用・改善までを一貫して支援してきました。
そういった実績が評価され、多数のIoTプロジェクトにおける実績と事例を持つ企業が認定される「SELECTED インテグレーションパートナー」に認定されています。
SORACOMとAWSの高い親和性を活かしたこの組み合わせが、FusicのIoT事業をスケールさせ、現在のデータソリューション部門の強みにつながっています。
Fusicのものづくりを支える基盤
データソリューション部門の中で、Webアプリケーション開発の中核を担い、Fusic全体のものづくりを下支えしているチームがあります。
このチームが目指しているのは、お客さまにとって価値のあるシステムを届けることはもちろん、それを長く安定して運用できる状態まで見据えた開発です。
Fusicでは、開発したシステムの多くを自ら運用・保守まで担っています。だからこそ、作って終わりではなく、保守性や拡張性を意識した設計を大切にしてきました。
同時に、開発に関わるエンジニア自身が安心して、迷いなく、気持ちよく開発できることも重視しています。判断基準を揃え、属人性を減らし、チームとして持続的に価値を出し続けられる状態をつくる。それが、このチームの役割です。
取り組んでいること
- 高品質なインフラを簡単に構築するための基盤作り
- 見積もりや設計基準の標準化
- 判断に迷わないための共通ルール作り
これらは、単に開発スピードを上げるためのものではありません。
誰が関わっても一定以上の品質を保ち、継続的な改善につなげていくための取り組みです。
データソリューション事業の広がり
IoTを起点にシステムを構築していく中で、データソリューション部門が向き合ってきたのは、「作ったシステムが、その後お客さまのビジネスにきちんと貢献できるのか」という問いでした。
IoTやWebシステムを通じてデータは日々蓄積されていきます。データドリブン経営という言葉に象徴されるように、データの重要性は年々高まっています。
しかし、ただデータがあるだけではお客さまの意思決定や事業の成長にはつながりません。
Fusicでは、そのデータを最大限活用するためにデータ分析やデータエンジニアリングにも取り組んでいます。
データを見える形に整え、分析し、ビジネスを発展させるためのインサイトを導き出す。
そうした一連の流れを、技術と仕組みの両面から支援することをデータソリューション事業として位置づけています。
私たちは、お客さまが保有するさまざまなシステムやデータを単発的に捉えるのではなく、それらを統合し、より付加価値の高いアウトプットへとつなげることを目指しています。
データを起点に課題をお客さまと一緒に考え、表に見えている課題だけでなく、その背景にある潜在的な課題や本質的なテーマにも踏み込んでいく。お客さまのビジネスや、それを取り巻く環境を深く理解する。そうした関係性を築くことが、Fusicの成長戦略のひとつです。
データ活用の延長線上にある、AI事業
データソリューション事業の延長線上にあるのが、AI事業です。
IoTやWebシステムなどを通じて得られるデータだけが、企業の中に存在するデータのすべてではありません。紙の資料やPDF、FAX、画像、図面といった情報も、本来は価値を持つ重要なデータです。
Fusicでは、こうした文書データの活用を進めています。具体的には、生成AI分野で注目されるグローバルAIスタートアップであるUpstage社の技術を活用し、文書を“使えるデータ”へと変換する仕組みを構築しています。
単に読み取って終わるのではなく、データを整え、業務フローに組み込み、継続的に改善される仕組みまで設計すること。それがFusicのAI活用におけるスタンスです。
IoTやWebシステムで蓄積されるデータと、業務の中に散在する文書・非構造データ。
それらを同じデータ基盤の上で扱えるようにすることで、業務の自動化やインサイトの抽出を加速させ、AIを単なる実験で終わらせないことを目指しています。
データソリューション部門は、まだ進化の途中です
データソリューション部門には、「この技術を、どう事業に活かせるか」を考え続けるメンバーが集まっています。
IoT、データ、AI。
それぞれは目的ではなく、あくまで手段です。お客さまのビジネスにとって本当に意味のある価値は何かを考え、技術を組み合わせ、試し、育てていく。
そんな挑戦を楽しめる人にとって、データソリューション部門は、技術と事業の両方に深く関われるフィールドです。