こんにちは。あにまるサポーターズのSです!
前回、新しい環境での体調不良を乗り越え、里親希望のお声がかかったキジシロくん。今回は連載最終回、運命の出会いと卒業までの様子をお届けします。
お見合いの日
里親希望者さんがキジシロくんに会いに保護猫シェルターへ来てくれました。私たち夫婦も立ち会わせてもらいました。
インターホンが鳴った時、キジシロくんはちょっと緊張した様子でした。でも里親希望者さんが部屋に入ってすぐ、お友達のウサギさんを咥えて得意げに目の前を歩いてみせたのです!「自分に会いに来たと分かっておもてなししたんだね!」とみんなで感動しました。
ぼくのだいじなお友達を紹介しなきゃ
里親希望者さんは以前に猫と暮らした経験があり、お話や仕草から猫への愛情がひしひしと感じられ、安心してキジシロくんをお任せできると思いました。私たちにとって、キジシロくんと会えるのはこれが最後の日。名残惜しくてたくさん抱っこ・なでなでしましたが、すっかり新しい環境に慣れていた本人(猫)は意外と塩対応で、切なかったです(笑)。
寂しそうな人間を横目に、けろっとした表情のキジシロくん
パートナー決定
2週間後に卒業することが決まったキジシロくん。生後4か月半になったタイミングで去勢手術を頑張りました!体調が回復してからはケージ生活を終えてフロアデビューしており、猫のお友達もたくさんできました♪
猫のお友達がたくさんできたよ(右端にいるのがキジシロくん)
里親希望者さんは、キジシロくんと一緒に迎えるペアを「どの子もかわいい!」と迷っておられましたが、後日「トラくんを一緒に」とお返事がありました。体の大きい、すりすり甘えん坊なキジトラの男の子です。わが家でキジシロくんのお兄ちゃん役をしてくれたクロシロくんと雰囲気がそっくりな子。トラくんという最高のパートナーと「ずっとのおうち」に行けるなんて、嬉しいね!
パートナーに決定したトラくんとツーショット
思いがけない延期
しかし、卒業直前になってキジシロくんがまた体調不良になってしまいました。乳児期に一度も風邪を引かなかった分、免疫が低かったのかもしれません。誰かからもらった風邪ウイルスが重症化したのか、今回は舌に潰瘍ができてご飯が食べられなくなってしまいました。
お口が痛くて元気がないキジシロくん
よだれで口周りがガビガビになり、ひどい口臭になってしまったとのこと...。毎日注射と点滴をしに病院へ連れて行ってもらい、ゆっくりと回復していきました。
よだれがついた右手の毛がガビガビになってしまいました
治療が落ち着いた頃、キジシロくんを見舞いに保護猫シェルターへ会いに行きました。まだケージで隔離中でしたが、その日にはほとんど回復していて元気な様子でした!パートナーのトラくんがキジシロくんのケージ前でゴロンと寛ぎ、心配して寄り添ってくれているようでした。
心優しいパートナーのトラくん
今度こそ、会えるのはこの日が最後。キジシロくんは私のことを覚えているけれど執着はない、という感じでカラッとしていて、おかげで後ろ髪を引かれずにお見送りすることができました。
そして、卒業
保護猫シェルターへ来て1か月半。キジシロくんは無事に卒業しました!
キジシロくんをシェルターへ連れて行った時、不安にならないように持たせた私のお古のパジャマは、ボランティアさんが猫用マットにリメイクして嫁入り道具にしてくれました!
4か月前に保護した日、離乳食に反応せず心配した小さな命が、怪我や体調不良を乗り越え、トラくんという素敵なパートナーと一緒に、新しい家族のもとへ巣立っていきました。
ウサギさんも一緒に新しいおうちに来たよ♪
「猫は出会う人で運命が決まる」ことを何度も実感した経験でした。ひとりで鳴いていたキジシロくんを保護主さんが見つけて連絡をくれたこと、私たちが離乳するまで育てたこと、保護猫シェルターが里親探しとお世話を引き継いでくれたこと、そして最後に温かい里親様に巡り合えたこと。一つひとつのつながりがあってこそ完成したハッピーエンドです。
すてきな家族をプレゼントしてくれて、ありがとう!
今後も、誰かが猫のことで困った時に相談先として思い出してもらえるように、私は保護猫について発信を続けていきたいと思います。キジシロくん、トラくんと一緒に、末永くお幸せにー!!
(連載おわり)