皆様こんばんは。
本日は僕が更新担当ということで、グルーの社名の由来について書いてみたいと思います。

僕は23歳のときにフリーランスのプログラマとして独立開業し、31歳の時にこのグルー株式会社を作りました。今まで個人として契約していた各種サービスを法人名義に切り替えたり、銀行口座を新たに法人名義で開設したり、やっと会社にすることが出来たなぁ！と毎日ワクワクしていました。当時社員は当然僕一人。細々としていたものの、ウェブ界隈のコミュニティのたくさんの人達に支えられて今があります。

さて、僕が一番最初に興味を持ったプログラミング言語は「Perl」でした。元々プログラマでもなんでもないただの一般人だった僕を育ててくれた言語と言ってもいいかもしれません。一見とっつきにくいものの、深く知れば知るほど面白く、今でも本当に大好きな言語です。

最近はあまり出番はありませんが、ワンライナーなどは今でも普通に叩いてますし、この仕事をしていく上でとってもお世話になっている言語です。フリーランス当時は今ほどクラウドは一般的な環境ではなく、お仕事の大半もSSH接続が使えないレンタルサーバを前提にした軽量なシステム開発が中心でした。

そんな中、CPANモジュールを作って公開したりもしました（簡単なもので恐縮ですが）。

CSVをパースするだけの簡単なものですが、当時のレンタルサーバ環境はバイナリをビルドしてモジュールを追加でインストールするなんて事が出来ない環境が多く、また、各種データのインポートやエクスポート時にCSVが一般的（これは今もそうですけど）。

そんな中で自分の仕事においても、毎度モジュール構成が違うサーバ環境に苦労していたために自分が楽をするために作ったPure Perlなモジュールでした。現在ではSSH使えるレンタルサーバは一般的ですし安価になって、Ansibleで自動で環境を作る事もできるし、Dockerでまるっとコンテナ置き換えたり出来る。とてもいい時代だなと思います。

話が少しそれました。

このPerlという言語、実はグルー言語（Glue Language）とも呼ばれている事をご存知でしょうか。

接着剤のように、いろんな部品をくっつける事が得意な言語と僕は理解しています。事実、シェル芸にもとても向いてる言語ですよね。最初に触れた言語がたまたまグルー言語だったわけですが、すっかり大好きになってしまい、もし会社を自分で作る事があればグルー株式会社にしようとずっと思っていたのです。実際に今やっているお仕事もRuby, Pythonなどグルー言語が中心になっています。

コンピュータのグルー言語はシステムや部品をくっつけ、人間である僕達は人間を幸せにくっつける役割をしていきたい。そう思ってつけた社名だったのです。この思いをデザイナーさんが形にしてくれたのが今のグルーのロゴマークになってます。

左側のオブジェクト、glueのgを表しています。
いろんな大きさのオブジェクト（まるの部分）を一つの線で繋いでいますね。様々なものを繋いで社会の、皆様のお役にたっていきたいなと思っています。

早いもので気がつけばグルーも設立して6期目に入りました。

こうして求人活動が出来るようになったのも、お仕事をたくさん頂く事が出来たり、大きなお仕事を任せて頂けるようになったり、また自らでもお仕事を生み出す事ができてきた結果です。

まだまだ頑張っていきますしこれからもどんどんグルーしていきたいと思ってます。グルーに興味を持って下さった皆様、本当にありがとうございます。一緒にやってみたいと思われた方、共感してくださった方、是非お話しましょう！

会社のエントランスにもこのロゴをつけています。かっこいいでしょ？