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【メンバーインタビュー】オペレーション事業部 | いいものを作り続ける、だけじゃ足りない。〜本当のユーザー目線で新しい価値提案を〜

ハプティック・グッドルームで働く人々は、社員からバイトさんまで総勢100人以上!お部屋探しからお部屋のリノベーション施工、シェアオフィスの運営や自社メディア運用まで、一人ひとりが多岐に渡って色いろな仕事をしています。そんなハプティック・グッドルームの中の人。今日は2014年に新卒で入社し、現在はオペレーション事業部長を務める石井 優香に話を聞いてきました!

石井 優香 
2014年入社  ハプティック初めての新卒採用での入社。福岡支店の立ち上げ、札幌支店の立ち上げにも携わるなど事業拡大に貢献。現在はオペレーション事業部 事業部長を務める、新婚さん!

夢は「建築設計」じゃなかった 

- 新卒でハプティックに入社した石井、その理由って教えていただけますか?

そうですね、幼少期から住環境に興味があったと思います。

というのも、実家が畳屋さんをしているんです。実家の畳屋は大手ハウスメーカーなどにも畳を入れていたので、私も小さな頃から父に連れられてモデルルームや内装設計の現場に行っていました。それもあってか、高校生の頃にはすごく自然と住環境というものに興味を持っていたので、建築を勉強しようと思い大学は建築系に進みました。

ただ、大学時代に建築系のイベント運営などの経験をしたのですが、その経験を経てから自分のやりたいことに少し疑問を持ってしまったんです。運営していたのは、学生の建築コンペだったのですが、一緒に主催してくださる各大学の先生方との調整だったり、審査員をしてくださる先生をお呼びしたり、世の中的に「すごい」と言われる建築家の先生と関わる機会が多かったんです。そのような先生方と関わる中で、この人は自分が作りたいものを作ってきたんだなという感覚を覚えました。すごく平たくいうと、独りよがりな人が多いなって思ってしまったんです。イベントが終わる頃には、私は本当に「設計」をしたいのかな?って疑問を持つようになっていて、そこで、その運営を終えた後は一回休学をして、いろいろ知らない世界を見てこようと思ってバックパッカーで1年間いろんな国を周りました。よくある自分探しの旅みたいなやつですね。笑

そこで2つ夢が固まりました。

1つは世界を平和にするっていう。いろんな国を回っている中で、住環境の質が良い国とそうじゃない国では子供の育ち方が違うなと思いました。やっぱり、住環境の質が良い国の子供はいい顔をしている気がしたんです。住環境の質をよくすることができれば、世界が明るくなるんじゃないのかなと。これ自体は肌感覚なんですが、自分の中で「やっぱり住環境って大事」っていう気持ちが固まって。自分は世界を平和にしたい、そのために住環境全体の質が上がるようなことをしていきたいんだということがわかりました。自分のやりたいと思っていたことの意味がわかった感じですね。

もう1つは普通に楽しい夢なんですが、ゲストハウスをやりたいなって。笑 ゲストハウスっていろんな国のいろんな人が集まって、お互いの国のいいところをプレゼンしてる場所なんです。こういう空間がもっと増えて、それがお互い当たり前にできれば世界平和になるなって思いました。この2つを、自分の人生の中でやりたいと。

そして戻ってきて就活をしていたときに、たまたま見かけたハプティックのミッションが「住環境の質を底上げする」って書いてあって、「あっ、この会社しかない」って思いました。だからここしか受けてないんです。笑

他部署での経験を活かす、それが自分の強みになった

- ハプティックしか受けていないんですね!入ってギャップなどはなかったでしょうか...?

ギャップじゃないですが驚いたことはありました。設計を勉強してきたこともあって設計をしたくて、リノベーションのプランナー志望で入社しました。しかし、入社してみたらその年は初めて新卒採用を開始した年でもあったので、「新卒はみんな仲介部です。」って言われて仲介部の配属になったんです。そこで、え、仲介から?とは思いました。笑 作る方をやりたかったのに、売る方になっちゃった!と思って正直がっかりはしていたと思います。

結果的には、新卒で入社したその年の8月にはプランナーの欠員が出て、私もかねてからやりたいやりたいと言っていたのですぐに仲介部からリノベーション施工部プランナー職に行かせてもらえました。ですが、この仲介部での経験が今の自分にとって強みになっているとも感じています。施工部に移動して最初のうちは、仲介部とも兼任のような感じで、プランナー兼、週一回くらいお客様へのご案内にも出るみたいな働き方をしていました。仲介部ではお客様に弊社のリノベーション物件のTOMOSのご案内もしていたのですが、プランナーとして施工の知識がついていく中で、「ここはこうなるんですよ」ということがお客様にリアルに伝えられるようになりました。その頃にはTOMOSを決めるということに関しては誰にも負けない、というプライドまで持っていましたね。

施工部での経験が仲介部で活きるだけでなく、逆に、仲介部での経験が施工部での仕事にも活きることがありました。お客様側から「こうだったらいいのにね。」という声をいただけて、そしてそれをダイレクトに施工に活かせるポジションなんです。メインはやっぱりプランナーの業務なので、週一回の仲介の業務をどう活かそうという考え方はしてたかもしれません。

当時、私は施工部の購買担当という業務をやっていました。今は体制も少し違いますが、プランナーが書いた図面から、どの資材をどの現場にいくつ入れるかという手配の業務です。現場管理が拾って申請してはくれるんですが、ミスもあるので購買担当の私が、全案件の全部の指示書を細かくチェックして資材の発注と手配をしていました。その際に、「現場でお客様からこういう声が多いから、電気はこっちの方が良い」とか「スイッチこっちの方がいい」みたいなアドバイスができたんです。

仲介をやっていないと決してこの視点で物作りはできなかっただろうなと感じるので、最初こそ驚きましたが、いい経験をさせてもらったなと今では思っています。


暮らしをトータルで支える企業として、本当に住む人のために

- ハプティック一筋で進んできている石井、6年たって感じるハプティックの会社としての強みとは?

暮らしを提案する企業として、どの事業においてもエンドユーザーである入居者さんのためにという目線を持ち続けている点だと思います。

世の中一般的には作る会社は作る会社、売る会社は売る会社、管理する会社は管理する会社という様に専門特化している企業が多いと思います。私は掛け持ちをした経験もあるからこそこの強みを感じられているのですが、ハプティックでは、暮らしをトータルで支える企業として、リノベーションをして、仲介もしています。リノベーションのような作る仕事では、物件をお持ちのオーナー様や管理会社様にご提案をするんですが、そこでも提案を受け入れてもらえるように、ではなく最終的にご入居されるお客様のことを一番に考えて作り続けられるというのは、うちの会社の大きな価値だと思っています。

私が現在関わっている仕事でいうと、オペレーション事業部というシェアオフィスやマンスリーマンションを運営する事業部なのですが、ここでの仕事の面白いところはお客様と長く関わっていけることですね。仲介部でお客様からのリアルな声を聞きながら仕事ができたことはとてもいい経験だったのですが、仲介業ではどうしてもお客様との関わりはご入居されるまでで終わってしまいます。しかしシェアオフィスやマンスリーマンションの運営では、入居中のお客様とずっと関わっていけます。継続的にお客様からの声を聞いて、運営に反映し続けられるのが強みです。じゃあ次はどうしていこうっていう話ができるのが、やはりすごく大事で、そういう現場の声を反映できる会社であることも良いことだと思っています。

とはいえ、今まだシェアオフィスもマンスリーマンションも物件数がまだまだ少ない状態です。それでも、1件目に手がけた物件よりも、今やった物件の方が内装も設備もはるかに使いやすく過ごしやすいものが作れています。もう、それをやっていくに尽きるなあと今は思っています。普通の賃貸の物件だと、なかなかできることではないんですが、シェアオフィスやマンスリーマンションの運営をやり出すことでそのブラッシュアップのスピードがすごく上がってきています。これもやっぱりうちの事業の強みですね。

本当の意味でのユーザー目線をつくる

- 現在はオペレーション事業部で仕事をしているそうですが、オペレーション事業部ではどのような仕事を?

すごくわかりやすく言うと、顧客基盤をつくるということですね。さっき話したことではあるんですが、今までのハプティックのリノベーションして仲介をするっていうスタイルではご入居までで切れてしまっていた部分を、オペレーション事業では基盤として持つことができます。

事業としてはオフィスやマンスリーマンションなど物件を作ってそのリーシングをして、その後の運営として関わっていくことなんですが、現在のその関わりの中でも、弊社のgoodiffice有楽町にご入居いただいている会社さんが、別会社を立ち上げたので同じgoodofficeの中で拠点を構えたいだとか、同じようにご入居いただいている会社様を訪問されたお客様が「僕たちもここのgoodoffice有楽町使いたいです!」とおっしゃってくれたりとか、お客様がお客様を呼んできてくれることが増えてきました。その顧客基盤を広げていくということを、まずやっています。

もちろんその中で、どうやったら私たちのサービスがお客様にとって質よく回っていくかということは考え続けています。

そしてやはり事業部としては、最終的に新しい暮らし方とか新しい働き方を社会に広げていくというのは目標であり、やりたいことです。今まではお部屋を借りるってなると、店舗に来て、賃貸契約を取り交わして、費用についても初期費用が5ヵ月分かかるなんてこともザラにあって、引っ越しってとても負担が大きいことでした。それをマンスリーマンションなら初期費用も初月の賃料にクリーニング費用くらいで、内見も契約もオンラインでできる。ちょっとでも引っ越すということのハードルを下げることができています。今までもマンスリーマンションというサービス自体はありましたが、内装にこだわっているものは少なく、取り急ぎの仮住まいというスタイルのものが多かったと思います。私たちはTOMOSの仕様でそれを普及していくことで、マンスリーマンションでも本当に落ち着けて質の良い暮らしを提供したい。それが新しい暮らし方に繋がるんじゃないか。そう思いながら今の仕事をしていますね。

- 顧客基盤を広げていく上で、石井の役割は具体的にはどのようなところでしょうか?

入居者様にとって質よくサービスを回していくブラッシュアップっていう面で、お客様からのダイレクトな声は現場のメンバー達が受けてくれています。その中で私がやっていることとしてはメンバー達からその声を吸い上げて、それをどう他の部署と絡めて考えていくかという部分に力を入れています。オフィスであれば、リノベーションのプランナーさんとかと次オフィスを出すときはどういう仕様にした方がいいのかという話をしたりしています。goodoffice有楽町ではそれぞれのブースの通路側に大きなガラス窓をつけています。しかしその仕様も、実は業種によってはNGである場合もあったんです。例えば、士業系では顧客情報などもあるためその点についてはかなりセンシティブな要素です。goodoffice有楽町ではその点が欠点になることも多かったのですが、逆に福岡のgoodoffice薬院の方ではIT系やデザイナー職の方の利用が多く、受けも良かったため問題にはなりませんでした。じゃあこのエリアで出すならこの仕様じゃだめだよね、こういう仕様に変えたほうがいいよねっていうのを、私の方でプランナーさんと一緒に調整しています。営業さんの方には、こういう要望が多いからこういう物件を受託してきてほしいっていうお話したりとか。オペレーション事業の仕事を、全てオペレーション事業部自分たちでやるというより、シェアオフィスやマンスリーマンションの運営から吸い上げた様々な要素を、どう他の部署と絡めて、どう広げて、どう変えていけるかということを相談しながら進めています。

goodoffice事業が始まった当初、設計側もこうだろうという予測ベースで作っていたものが、いま新しく始まっている案件にはリノベーション前の現地調査の段階からオペレーション事業部のチームも参加して、今までの経験をベースに「ここはこうした方がいいね」と設計に落としていける体制になりました。まだ物として出来上がってはいませんが、そういう仕組みに変えられたというのは大きいと思っています。本当の意味でのユーザー目線というものが作り出せる体制に近付いてきたかなと。



いいものを作り続ければ変わるわけじゃない。〜新しい価値を提案し続ける〜

- 他部署とも連携をしながら、より良いものを探り続ける石井。ズバリ今後の展望は?

私が入社したときは、いいお部屋をどんどん作ればいい世界になるって思っていました。でも最近はそれじゃ足りないかもしれないと思うようになりました。いいお部屋に住みたいと思う母数を増やさないといけないというか、私たちがやっていかなきゃならないことは新しい暮らし方を提案することだな、と今は思っています。

例えば、今まではオフィスも家具を配置した状態でオフィスを貸し出していたんですが、いざお客様をご案内すると家具が備わってしまっていることがネックになる場合もありました。私たちが本当にしたいことは、新しい、もっと自由な働き方の提案なので、そうであればオフィス選びはもう少しフレキシブルに行えるべきなんです。だから家具をあらかじめセットしておけるオフィスもあれば、必要な分だけレンタルできるように私たちが手配するモデルを設けたり。サービスを提供するというよりも、そういうやり方もできますよっていうご提案をしてい続けていくことがオペレーション事業部としての本質かなと思うようになりました。

「衣・食・住」って生きていく上で絶対に必要じゃないですか、日本は「衣」「食」は発達している感覚があるんですが、「住」だけは置いてきぼりにされていると思うことがあります。住むことについて世の中の感覚が冴えていって、新しい価値観をもったり、いろいろな選択肢の中から検討してる世界観ってきっとただただ楽しいと思うんです。オペレーション事業部での仕事が、その一端になったら嬉しいですね。

石井のインタビューはここまで。一気通貫、他の事業部とも連携しながら新しい価値観を探し続ける石井。本当の意味でのユーザー目線を突き詰めたい方、ぜひハプティック・グッドルームで一緒に働きましょう!

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