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オシゴトーク Vol.04 DIGITAL INTEGRATION(通称DI)チームの仕事をご紹介します!

現在、博展グループの社員数は400人を超えています。人数が増え、組織が大きくなる中、「あの部署はなにをしているの?これは誰に聞けばいいの?」という質問を耳にする機会も増えました。オシゴトークでは、仕事にスポットをあて、仕事の中身や他部署との協働ポイントを、担当するチームのみなさまへのインタビューを通してお伝えしていきます。博展の様々な仕事と人を知っていただくことで、仕事を進めやすくする一助となればと思っています。

第4回となるオシゴトークは、コンテンツデザイン局の石田さんと神野くんとでデジタルコンテンツ制作を担当しているDIチーム(※)の仕事紹介をしていきます!
※DI:デジタルインテグレーションの略


本題に入っていく前に、改めてコンテンツデザイン局についても紹介させてください。まずは呼び名ですが、CONTENTS DESIGN局、略して『CODE局(コーデ局)』で覚えてほしいです!現在、CODE局は下記4つのチームに分かれています。

役割としては、「デジタルコンテンツ・グラフィック・映像」の3コンテンツを扱っている組織です。

トークメンバーのプロフィール


石田
2014年入社、当初はアイアクトからの出向でデジタル事業部に配属。その後博展へ転籍、当時のコミュニケーションデザイン本部に異動し、現在はCODE局に所属。エンジニアリングチームのチームマネジメントとデジタルコンテンツのプログラミング業務に従事。アイアクトが最近グループ外になって実家がなくなったような若干の寂しさを感じている。
神野
2019年入社。テクニカルディレクターとしてコンテンツの企画や制作進行、機材管理などを行う。出身は鹿児島市内。小5~中1を沖永良部島という離島で過ごし、島内にまともな家電屋もなく、サトウキビに囲まれて過ごした頃を思うとよく今の職に辿り着けたな…と思っている。
繁田 (本トーク取材担当)
2016年入社。営業として入社し、その後人事部へ異動。新卒採用担当として3年間で100名以上の入社を実現。21年4月からコンテンツデザイン局へ異動し、たった一人の企画チームとして社内外への広報やアサインまわり、部門の採用活動・育成等を進めながら、現在同じチームの久我さんが産休から戻ってくるのを心待ちにしている。近い将来、CODE局の組織運営に関わっていきたいと思っている。

Q1. このチームのお仕事内容を教えてください。

石田「シンプルに言うと、体験を拡張するデジタルコンテンツを制作しているチームです。


チームには、アイデア出しから進行管理を担う”テクニカルディレクター”と実際にプログラミング等を用いてコンテンツ制作をしたり、フィジビリティ(実現可能かどうか)を担保する”クリエイティブエンジニア”の2職種がいて、役割が違うので基本的には2職種セットで案件に関与してます」

神野「あと、実は提案から進行納品、場合によっては納品後の運用フェーズまで。案件に関与する期間がわりと長いチームでもありますね!」

Q2. チームはどんな構成ですか?

石田「エンジニアリングチームは、僕含め3人。ディレクションチームは新人を加えて5人です」

繁田「新卒3年目以下が半分以上占めてる比較的若めなチームですね!」


※2022年1月時点では更に2名、仲間が増えています。

Q3. 他の部署・職種やパートナーとの業務での接点は?

石田「僕たちはユニットに所属してないクリエイティブの機能部門なので、案件が発生したタイミングで各ユニットの営業やプランナー、デザイナーから相談を受けて関与していくパターンがほとんどですね。

実施したいイメージが既にあってそれが実現できるかどうかという具体的な相談もあれば、一緒にコンテンツを考えるプランニングから入り込むこともあります」

繁田「相談の割合で言うと、どのくらいなんですか?」

神野「具体的なイメージを実現できるかといった相談の方が多いかなと。個人的にはもっとアイデア出しから関わる案件量を増やしていきたいな、と思ってます!」

繁田「なるほど、そういう意味ではイントラで開設したDIチームのポートフォリオとか朝礼での案件紹介みたいな、”DIチームに出来ること”を知ってもらうための認知活動は今後も必要ってことだね」

神野「そうですね!その他には、制作を進めてくうえで造作との絡みが出てくるのでプロダクトマネジメント(通称PM)の方々とも密にコミュニケーションを取っています」

石田「自分たちで機材なども発注する事が多いので、バックオフィス系の方との関わりも多いですね!パートナー管理(通称パト管)とか経理とか…」

繁田「改めてDIチームって想像以上に関係者多いですよね。皆さんが案件に集中できるように業務改善頑張ります…!」

Q4. ここ最近の面白かった仕事を教えてください。

神野「最近の案件だと、前にALL HAKUTEN MEETINGでも発表した資生堂パーラーですかね。

ウインドディスプレイの中でお菓子の食品サンプルを展示しているのですが、それらが”まるで意思をもって動いている”かのように制御し動かす、という案件でした。

”意思をもった動き”を実現するために、制作ユニットのサイン・グラフィックス(通称サイグラ)やパートナーの方々と協力して機構のプロトタイプを制作し、何度も実験を重ねました。


▲制作したプロトタイプの数々

ある程度カタチが決まってからは、より動作のクオリティをあげるために、クライアントやパートナー、エンジニアの石曽根さん、機構まわりを担当してくれた三谷くんたちと細かい検証を現場ギリギリまでし続けられたのが特に面白かったですね」


▲展示期間:~10/13 @資生堂パーラー銀座本店ショップ 1F

繁田「現場前なんて特にバタバタで大変そうだったけど…(笑)ちゃんと面白がれていたんだね!」

神野「はい…(笑) ディレクターとしてメインで入ってたので、裁量もってこだわり抜けたのがよかったですね!」

繁田「なるほどね。恐らく今の話とも繋がってくるかと思うんだけど、DIチームが関わったことによる価値ってどの辺だと思う?」

神野「そうですね、『こういうことを実現したい』に対して、アイデア出し→機構設計→実装実験→ブラッシュアップのサイクルを手早く実施できたことだと思います!結果的にそれが成果物のクオリティアップに繋がったかと。社内だからこそのスピード感は発揮できたはずです!」

繁田「DIチームとして好事例だったってことだね。こういう案件増やしていきたいね」


▲仮組の様子

繁田「石田さんはいかがですか? 」

石田「僕は案件ではないんですが、チームも少しずつ大きくなってきて、若手メンバーが成長してくれた事によって、自分も新しい事にトライできるようになってきたのが最近は面白いと感じています!

2014年にアイアクトから来たときは、制作についてひとりで試行錯誤することも多かったり、キャパシティー的にも限界を感じたりしていたんですが、最近だとチームの若手がどんどん成長して、任せられることも増えてきました。逆に僕がわからない事を知っているので、ひとりでやるよりも、高いアウトプットが出てきたり、後輩たちの成長を感じられて、嬉しいですね」

繁田「たしかに。今じゃチームの半分以上は若手ですもんね。頼もしい限りです。やりたいことにトライできるようになってきたというのは?」

石田「後輩たちに任せられる仕事が増えると、自分で使える時間も少しずつ増えていくので新しいプログラミング言語を覚えたり、新しいセンサーやデバイスを検証したりしてます。もともとそういう新しい技術などを勉強するのが好きなんですよね」

繁田「チームチャットにもよく検証したものをアウトプットしていますよね!」

神野「とても勉強になるので、こっそりドライブにため込んでます(笑)」


▲人が帰った夜のオフィスで検証している石田さん

繁田「これは何をされているんですか?」

石田「手や方や頭などの骨格の座標情報をkinect(デバイスの名前)ではボーンと呼ぶのですが、ボーンの動きに応じて、画面上に白いモヤモヤした流体をインタラクティブに出力する検証を行なっている様子です」

繁田「こういった検証したものを蓄積して、案件に活かしていくんですね!DIチームのテクニカルディレクターとクリエイティブエンジニアをやっていて難しさや面白みって何なんでしょう?」

神野「ディレクターでいうと、与件や予算、空間の制限とのバランスを取りつつ、落としどころを探していくのが難しくも面白いところですかね!

世の中には色んな制作会社があるので、アイデア出しの際はどこでも作れるようなありきたりなデジタルコンテンツにならないよう気をつけています」

石田「一番は、システムとして現場できちんと動作するものを作らないといけない。その中で、常に決まったものを作るわけではないので、コンテンツ毎にフィジビリティを担保していくのが毎回シビアですね。常設とかだと納品後、数ヶ月〜数年単位で稼働することまで考えないといけないので。

面白いと思う部分はやはり、自分がプログラミングした納品物が実際に動いて体験してもらっていることを見れるところですね!」

Q5. 今後こんなことにトライしていきたい、と考えていることは?

神野「僕はディレクターなので、アイデア出しや進行管理が主な役割なんですけど、個人的には制作に携われるようなグレーなポジションを確立していきたいなと思って勉強しています。

あとは、プロトタイピングや社外のコンペに挑戦して、DIチームとしての認知を社内外で強めていきたいですね。”博展社内でこんなものが作れるんだ”と、もっと皆さんに知ってもらいたいです!」


石田「考えてることは大体一緒(笑)。

より具体的に言うと、自分たちができることをもっと発信してビジュアライズ(※)の領域もDIチームの仕事で関わっていけるようにしたいですね。現状、有名なパートナーさんにお願いしているような案件も、まずはDIチームに声かけてみようと思ってもらえる、そんな組織にしていきたいです!」

(※)様々な種類のデータ(骨格検知、距離検知などの各種センサーなど)を目に見える形で可視化する事。一般的には、動画や画像で審美的にも美しく整えている状態を指している場合が多い。


繁田「めちゃくちゃいいいですね!僕も社内外への広報頑張ります!」

石田「まだまだ成長過程のチームではあるんですけど、いまある社内案件のなかにもDIチームでクオリティ高く解決できるものが埋もれていると思うので、そこにはどんどんチャレンジしていきたいですね。がんばっていきましょう!」

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