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「戻りたいとは思わない」好きだった編集の仕事から人事総務に転属になって

ハッピーズの急成長の陰で後回しにされてきた人事総務を、一手に引き受ける立花菜緒。紙媒体からWebまで数々のメディアでライティングや編集の仕事をしてきた彼女が、初めての人事総務の現場でどんな想いを持っているのかを語ります。

好きなことを仕事にしたい!編集者として順調にステップアップ

高校卒業後、なんとなくレンタカーショップに勤務することになった立花。ある時、文章やデザインに関わる仕事がしたいと思い立ちます。

立花 「小さい頃から文章を書いたり本を読んだりするのが好きで、伝記や小説などをよく読んでいました。高卒で何も知らずに働きはじめたんですが、洗車や車庫入れを一生していくことに疑問を感じて、好きなことを仕事にしようと思ったんです」

そしてファッション紙『WWD』を発行する株式会社INFASパブリケーションズに入社、約2年後には『月刊EXILE』を発行する株式会社LDH magazineに転職します。

その2社では、主に編集に携わりました。ライティングもしていましたが、実際に「書く」ことよりも、企画をし進行するということが中心でした。

その後Webライティングに興味を持った立花は、キュレーションメディアを運営する企業に転職。内容や文字数を指示したりできあがったものを読んで修正点を指摘したりといった業務が中心になります。

ここで彼女は紙媒体とWebの違いを痛感することになります。

立花 「紙媒体は基本的に、読者が『買う』ものです。買ったからには一応読んでおく、という心理が働きます。それに対してWebはほぼ無料。タイトルや見出しでいかに興味を持ってもらうかが勝負です。自分が書きたいものよりユーザーの目線が重要だし、後からリライトできるからとにかく早くリリースするということも重視されます」

紙の方が良かったと思うこともありますが、Webライティングを学ぶことでユーザー目線で考える力を身につけました。これはのちにハッピーズでも大いに役立つことになります。


ここなら仕組みづくりからできるかも!と、ハッピーズに

ところがそのキュレーションメディアの運営会社が、経営に行き詰まり倒産することに。これからどうしようか、また紙媒体に戻ろうかと考えていた立花に、同僚がある人物を紹介します。

それが、当時創業5年で急激に成長しつつあったハッピーズの代表取締役、芦川泰彰でした。

立花 「何回かお話しするうちに気に入っていただけたみたいで。内容はよく覚えていないんですが、かなり熱心に誘ってくださったんです(笑)」

実際オフィス(移転前の赤坂オフィス)に来てみた時は、見るからに手狭で整理されておらず、「これは大変だ」と思いました。

しかし芦川から話を聞くうち、立花は「ここを整えていくのも楽しそう、小さいところもいいかも」と思うようになります。

立花 「今までの勤め先はどこも割と大きく、意見しても通るまでに時間がかかったり、優先度を低く設定されたりすることが多かったんです。小さいところなら、こういうことをやりたい!と思ったらできるし、全て自分の責任でできるところもおもしろそう、と感じました」

こうして立花はハッピーズに入社することを決めました。


ゼロからつくり上げた編集部と、それを手放すまで

ハッピーズでは、初めはライターとして採用されたわけではありませんでした。

しかしハッピーズの提供するサービスに自分の能力や知識が生かせるのでは?と気づいた立花は、既存のサービスであるポータルサイトにWebマガジンとしての側面を持たせることで潜在的な顧客の獲得を目指すべく、編集部を立ち上げます。

そこでWebライティングで培ったユーザー目線での執筆能力が発揮されると同時に、今までとは違う挑戦もすることになりました。

立花 「部署をゼロから自分でつくるというのは初めてでした。今までは既に編集部があり、ルールにのっとって記事を書いていたので、仕組みづくりやレギュレーションの策定、広告表現規制の周知などから自分でやるというのはとても大変でした。SEO対策も、前職では別部署が担っていたので日々勉強しながら試行錯誤で進めていましたね」

ところがそうして育ててきた編集部がある程度落ち着き効率よく業務が進められるようになった頃、立花は人事総務への転属を打診されます。

その頃ハッピーズには総務を担当するスタッフがいないに等しく、さらにたったひとりの人事担当の退職が決まったところでした。

芦川代表に「向いていると思う!」と後押しされ、自分では「そうかなあ?」と少し不安に思いながも、立花は転属を承諾しました。

人事総務の仕事は山ほどありました。

ハッピーズの急成長の陰で制度やルールの整備は後回しにされてきたため、今まで経験してきたどの会社よりもすべてが整っていなかったのです。

彼女自身ほとんど人事総務の知識のない状態でのスタートだったため、自身も勉強しつつ、労働条件の改定や福利厚生の拡充、社内の備品・消耗品の整理など、さまざまなことに取り組みはじめました。


なにがあっても「大丈夫っしょ!」と言える余裕を持ちたい

転属から2カ月経った今、彼女は言います。

立花 「少なくとも今ハッピーズにおいては、編集に戻りたいとは思っていません。人事総務の仕事は明確なゴールがあるというところが自分に合っていると思います。たとえば、制度をつくるのには最終的に『従業員のみんなが満足できる環境を、法律にのっとってってつくる』というゴールがあります。ゴールに向かって自分のペースで、ひとつずつやるべきことを進めていけるところが好きですね」

立花は誰とでも垣根なくコミュニケーションを取り、興味を持ったらランチや飲みに気軽に誘います。従業員のプライベートなイベントにも参加し、フットワークが軽くなんでも楽しめる彼女は、人事としても信頼を築きはじめています。

当たり前に、なんの心配もなく業務を遂行できる環境を整えたい、ハッピーズでの時間が人生におけるいいターニングポイントになってほしい、と願う彼女の姿勢は、きっとこれからのハッピーズをさらに気持ちのいい、愛される会社に変えてくれることでしょう。

立花 「今は割といっぱいいっぱいですが(笑)、従業員のみなさまの悩みにいつでも『大丈夫っしょ!』と言える余裕を持てるように、早くなりたいです」

初めての現場、初めての職種にも臆さずにチャレンジする彼女は、「大丈夫っしょ!」のゴールに向かって今日も邁進中です。

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