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「枠に囚われない自由なクリエイティブを作りたい」。ハルマリの誕生ストーリー

こんにちは。ハルマリ広報の真鍋です。

2回目の記事は、弊社代表の島崎へのインタビューです。

インタビューベースだと淡々とした内容になってしまうと思い、今回ハルマリオリジナルの「プロフィール帳」を作ってみました。平成生まれにとっては懐かしいと思う人も多いのではないでしょうか?ファンシーなあれです!

インタビューと、プロフィール帳をもとに話を進めていきます。

こちらが記載いただいたプロフィール帳です。


個人的に楽しみだったのが自画像です。メガネと、分け目と、無表情な感じがシンプルながら特徴を捉えていると思います。

こちらがハルマリ代表取締役の島崎昭光(しまざき あきみつ・以下敬称略)です。

ハルマリは2014年に誕生したまだ若い会社です。

その創業のきっかけが、プロフィール帳に記載されていました。

「会社をつくりました。サラリーマンが向いてなかったから」

……だそうです。

2行でさらっと書いていますが、会社を作るのは人生をかけた決断です。この結論に至った理由をインタビューでうかがいました。

島崎がクリエイティブの世界に憧れを抱いたのは、14歳ごろからだそうです。

糸井重里をはじめとした、コピーライターブームの時期で、島崎少年もその影響を受けたひとりなのでしょう。当時、「コピーライターになる」と周囲に話していたそうです。

学生時代から、演劇の脚本を書いていたそうで、将来は言葉を大切にした、文字を書くことを生業にできたら……と心のなかで思っていたと話しています。

その思いを胸に抱きつつ、一橋大学に入学し、2000年にNTTコミュニケーションズに入社。インターネットサービスの宣伝・マーケティングを担当していました。

2005年に博報堂DYメディアパートナーズに入社し、メディア部門の新部署でクリエイティブディレクターとして、ユーキャン、LISMO by KDDI、MAZDA、JR.東海など、様々なCMやキャンペーンを手がけてきました。

テレビCMの仕事のこなすうちに、あることを感じ始めたといいます。

島崎「これまで広告は15秒、30秒など枠の中で表現するものだと考えられていたものが、制作者や作り手が困らない範囲においては、枠を取り払ってもいいのではないか、という時代になった。世界的にもそういう動きで、それが面白いと思った。テレビCMはタレントが出て華やかさはあるけど、クライアントの理想全てを、15秒のなかに詰め込むのは大変だし、それを入れすぎたらCMを見てもらえなくなってしまう。それがデジタルだと、枠に縛られずに広告表現が求められるところが面白いと思った。クリエイティブを一個に縛らずに、伝えたいことを伝える手段を自由に考えたい」

“枠に囚われない自由なクリエイティブを作りたい”という思いが芽生え、大きい組織だとそれを叶えるのは難しいと判断し、博報堂を退社。その後、2013年にクリエイティブブティックの螢光TOKYOに参加しました。

螢光TOKYO時代は、CMはもちろん、デジタルとメディアの領域で統合コミュニケーションと呼ばれる広告活動全体の総指揮を執る役割を担う仕事が増えていきました。ここでも、新たにある思いを抱くようになったそうです。

島崎「テレビCMの場合、その権利は企業のものになる。テレビ番組であればテレビ局。自分のアイデアで生み出したクリエイティブやコンテンツで、自分たちのビジネスをやってみたい」

クリエイティブをビジネス化するために、ハルマリの前身となる会社「螢光E.T」を2014年に立ち上げました。そして、事業を始めるタイミングで、自社メディア『Harumari TOKYO』の前身となる『TOKYO DAY OUT』をローンチしました。東京をテーマに扱うことを決めたのは、「東京が好きだから、自分が一生やっても飽きないテーマがいいから」だそうです。

メディア運営とは別に、広島のスイーツ店や渋谷ヒカリエの惣菜店のプロデュースなど、幅広いクリエイティブに挑戦してきました。

一方で、広告クリエイティブの仕事も、CMやデジタルキャンペーンから、一番自由なクリエイティブが発揮できる場と考えた “オウンドメディア”をメインに取り扱うようになっていきました。

島崎「例えば、読者からすると読み物として見ているので、広告と思って記事を読んでいない。広告か、広告じゃないかを取っ払って、企業にとっても、生活者にとってもメリットになるものをと思って行き着いたのがオウンドメディア。しかも、記事だけではなく、映像も、ライブも、グラフィックも表現できる。広告クリエイティブの集大成のような場なんじゃないかと思うようになった」

こうして、オウンドメディアの運営が会社のメイン事業になりました。

そして、もうひとつ掲げていた「自分たちのクリエイティブで事業をしたい」を実行するために、

自社メディア『TOKYO DAY OUT』が2018年10月に『Harumari TOKYO』としてリニューアル。WEB上の記事だけにととまらず、オンライン演劇、オンライン番組など、“ソーシャルコンテンツスタジオ“として、自由で実験的なメディア運営をしています。

様々な形のクリエイティブをこれまで世に送り出してきましたが、最後にこれからの目標を聞きました。

島崎「ひとつは、オウンドメディアを進化させて企業の力になっていきたい。オウンドメディアは自由にクリエイティブができるので、映像を作ったり、イベントを開催したり、オンラインライブを開催したり、表現の幅をもっと自由にしたい。ただのWEBマガジンではなく、マルチに表現していきたい。ふたつめは、Harumari TOKYOのマネタイズを強く意識して、然るべきタイミングがきたら大きくしたい。この2つを今もやっているし、これからもずっとやっていきたい」

プロフィール帳にはこんな記載がありました。


「Harumari発ドラマの量産」

オンライン演劇やオンライン番組など様々な経験をしてきましたが、いつかドラマの世界にも足を踏み入れる日が来るのでしょうか……。ソーシャルコンテンツスタジオ、ハルマリはこれからも、試行錯誤しながら新しいことに挑戦していくでしょう。

余談ですが、プロフィール帳で気になった部分をピックアップしていきます。


特技「人の話を同時に7人まで聞く」

聖徳太子みたいですね......。これはいつか実際に試させてください。


恵比寿周辺のおすすめランチ/ディナー「皆無」

恵比寿で働ける! とワクワクした気持ちで入社した私は、いろんな方から情報収集しようと思っていたのですが、まさかの皆無……。他の人からの情報に期待します!


そして都内の好きな場所をうかがったところ、1位は建築物として美しい、東京駅とのことでした。

こちらは緊急事態宣言下に撮影された無人の丸の内駅舎の様子です。東京駅が静まりかえった姿はあまり見ることがないですが、天井部分は柔らかい黄色が使われていたのですね。いつも人が多く、どうしても早歩きで通り過ぎてしまうので気づかなかったのですが、次訪れた際は天井を見上げてみようと思います。

プロフィール帳を作った理由は、テレワークでまだ全員としっかり話をしたことがないので、一種のコミュニーケーションツールになればいいなと思ったからです。大人になってから自分のことを考えるきっかけもあまりないと思い、原点に立ち返るといった目的で作ってみました。

次回以降もインタビュー記事が続きます。お楽しみに!

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