今回は、デザイン工学部からエンジニアの道を選んだ若手メンバーの紹介です!
大学ではプロダクトデザインを学びながらも、独学でプログラミングの面白さに目覚め、就職活動の終盤に「本当にやりたいこと」へと舵を切った丸山さん。丸山さんがどのようにして、自分にぴったりの環境を見つけ出し、成長の実感を得るに至ったのでしょうか。
デザインの「形」より、その先にある「体験」を求めて
デザイン工学部の生産プロダクト系にいましたが、正直に言うと「これが専門です」と一言で説明するのが難しい学生時代でした。周囲には製品の形自体をデザインする人も多い中、自分は「それを使うことでユーザーにどんな影響があるか」という背景の方に興味があり、そちらに重きを置いた授業ばかり選んでいました。
またプログラミングについても、自分の所属する系ではなかったのですが、他専攻向けの授業では開講されていたため、好んでとっていました。Javaでのオブジェクト指向やPythonでのデータ解析、Web制作など種類は様々でしたが、プログラミングの授業が来るのが毎週楽しみで、「入る学科を間違えたのではないか」とよく考えていたほどです。
研究では、腰痛予防のための負荷解析を行っていました。独自言語を扱う海外製の解析ソフトを使っていたのですが、関連の情報が非常に少なく……。エラーが出るたびに自力で解決策が見つかるまでが長く、かなり根気が鍛えられたと思います。
学外では飲食店でのアルバイトに長く打ち込んでいました。ファミレスに5年勤めつつ割烹料理店でも働いてみたりと、様々なお客さんと接して、一緒に働く仲間にも恵まれ、今思い返しても本当に楽しい仕事でした。
再スタートと、HJとの出会い
就職活動を本格的に始めたのは大学4年生の11月と、周囲がほぼ終えている時期でした。当時は飲食店でのアルバイトが純粋に楽しく、このまま働き続けるのも一つの道かな、と就職を半ば諦めかけていたんです。ただ、以前から関心のあったプログラミングやものづくりへの心残りがどうしても拭えず、思い切ってこの時期から動き出すことにしました。
活動にあたっては、知人の勧めでWantedlyを活用していました。家族や友人にエンジニアが多く、働くイメージが湧きやすかったこともあり、最初から自社開発のプログラマをメインの軸として探していました。特に私は環境の変化に慣れるまで時間がかかるタイプなので、腰を据えて働ける自社開発の環境が自分には合っていると感じたからです。
エリアについては、どうしても関西で働きたいという強い希望がありました。東京に比べると選択肢が限られる点は苦労しましたが、粘り強く探していたところ、HJに出会うことができました。時期が時期だったこともあり、私の状況を汲んで驚くほどのスピード感で選考を進めていただけたことには、今でも本当に感謝しています。内定をいただいたのがクリスマス当日だったこともあり、簡単には忘れられない出来事です!
選考を振り返って
関西で自社開発のプログラマという希望条件に合致していたことが最初の入り口でしたが、Wantedlyに掲載されていた社員インタビューなどの記事を読み、具体的な働き方だけでなく、「どのような人がいるか」というイメージが湧いたことが応募の決め手になりました。
また、事前にサイトなどで発信されている情報を見て、自分の考え方と合いそうだと感じたことも大きかったです。
選考の過程で聞いた開発の考え方や理念が、大学での学びと驚くほど合致していたことが非常に印象に残っています。「技術は手段であり、目的ではない」といった考え方は、授業で飽きるほど聞いてきた話でした。
ただ、それらをすべて並べられると、正直なところ「理想が高すぎるのではないか」「実際の業務で本当にそんなことが可能なのか」と圧倒される思いもありました。しかし同時に、まだ実務のことは何も分からないながらも「開発ってこんな風に進められたらいいのにな」とぼんやり描いていたイメージを、まさに体現しようとしている会社があることに驚きました。もし本当にそんな環境があるのなら自分もそこで働いてみたいと、一気に興味を強く惹かれたのを覚えています。
肌で感じた「手段としての技術」
入社して一番驚いたのは、オフィスの静かさです。最初は「歓迎されていないのでは?」と不安になるほどでしたが、単に皆さんが業務に集中しているだけだと後で分かり安心しました。入社当時、わからないことがあり近くの方に勇気を出して話しかけた際、最初は驚かれたものの親切に教えていただけたことは今でも印象に残っています。実はその方も非常に静かなタイプだったと後で知り、納得しました。
開発現場でのギャップはそれほどありませんでしたが、「技術は手段」という考え方のリアリティを肌で感じました。学生時代は「良いユーザー体験」こそが正義だと考えていましたが、実務では予算やリソースといったシビアな制約の中で、状況に応じた最適な選択肢を提案する姿を目の当たりにし、これが目的なのかと納得しました。
現在の仕事と原動力
現在は、大きく分けて2つのプロジェクトに携わっています。
1つ目は、既存の複雑な管理システムをシンプルに再構築するプロジェクトで、開発ではフロントエンドからバックエンドまで担当しました。 2つ目は、グループ会社が使用する連絡用業務システムのリプレース案件です。こちらは現在フロントエンドの構築がメインですが、今後はバックエンドも含めた実装に関わっていく予定です。
自分の仕事が誰かの役に立っていると実感できた時に、一番のやりがいを感じます。先日、顧客から「細かい点まで確認してくれて助かっている」と言っていただけた際は、自分の仕事の影響力を再認識でき、素直に嬉しい気持ちになりました。また、新人ながら外部顧客との打ち合わせで直接質問させてもらえるなど、きっと信頼して任せてくれたのかなと驚きつつも、身が引き締まる思いです。
一方で、複数案件を並行して進める難しさも痛感しています。それぞれのチームに対して状況を共有し、自分自身でスケジュールをコントロールしなければならない点は大きな課題です。また、保守の段階で過去に自分が書いたコードを読み返し、その読みづらさに反省することもありますが、どうしたら少しでも良いものができるのかと試行錯誤しながらコードに向き合うことは、難しくも非常に楽しい時間です。
課題解決を楽しめる「一歩踏み込む」マインドを
基本的には静かな環境で集中して作業したい人が向いていると思いますが、活発に議論が行われる場面も増えているので、常に無音が良いというよりは、オンオフの切り替えを楽しめる方が馴染みやすいと感じます。
技術面では、AWSなどのインフラ周りに強い方であれば、新人であっても非常に重備され、活躍の場が広がるかと思います。マインドとしては「技術そのもの」はもちろんですが、それを使って「どう課題を解決するか」を考えるのが好きな方が合っていると思います。また、言われたタスクをこなすだけではなく、「もっとこうしたら良くなるのでは?」と自ら一歩踏み込んで周囲に関心を持てる方であれば、よりやりがいを持って活躍できる環境だと思います。