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ネガティブで前向きな人と、一緒に働きたい

プロダクトマネジメントって、実際どういう仕事をしているんだろう?コイニーに去年の7月から加わった永嶋広樹さんに、話をきいた。

──コイニーに入社したの、意外と最近なんですね。

そうなんですよ。2018年7月からメンバーに加わりました。

──前職もこういうお仕事だったのでしょうか?

もともと前職でも業務支援の SaaS ビジネスでディレクターをやっていたので、似ているともいえるのですが、課題に対するアプローチがだいぶ違い、自分としては別物だなと思うこともありますね。

──というと?

前職では、すでに顕在化している課題を定量的・定性的に捉えた上で、それに適切なソリューション提供をしていく、というアプローチでした。コイニーでも、もちろんそういう仕事はあるのですが、意識しているのは、我々がターゲットとしている、小さく始めてこれから伸びていくような人が今後どんな課題にぶつかっていくかと想像しながら潜在的な課題に何を提供していけるのか、という考え方でアプローチします。正解がない中でみんなでジタバタする感じに、毎日ワクワクしていますね。

「プログラミング楽しい!インターネットめちゃいい!こういうことだった!」

──もともとインターネットが好きだったのですか?

そうですね。小さい頃からベーマガ写経していたり、大学で都市情報などを学んだりして、プログラミングのスキルをもともと持っていました。でも、プログラミングって、ずっとそれ自体は目的ではなくあくまで何か成したいことを実現するための手段の一つに過ぎないと思っていて。最初に働いていた会社はあまり「インターネット的」ではなかったのですが、 iPhone が出た時に、すぐに個人で飛びついて簡単なアプリを作って AppStore で公開してみたんです。そうしたら急にイギリス人から「お前のアプリサイコーじゃん。でもここをこう直してよ。」と、フィードバックのメールをもらった。自分の作ったものがすぐ世界に届いて、すぐ反応が見える。「プログラミング楽しい!インターネットめちゃいい!こういうことだった!」と実感して、さらにインターネットの世界に惹かれるようになりました。

── hey のコーポレートサイトにも魅力を感じたと聞きました。

そうなんです。 Coiney や STORES.jp にはもともと魅力を感じていましたが、改めて hey になったとき、コーポレートサイトを見てオッとなりました。それまでモヤモヤした部分を言語化してくれたという感じです。「なぜ、なんのために」も大事だけど、それ以前に「だれのために」が明確になるのって、めちゃくちゃ大事だなと。


プロダクトマネジメントって、定義するのが難しい

──今しているプロダクトマネジメントはどいういう仕事なのでしょう?

プロダクトマネジメントって、定義するのが難しいんですよね。会社によって定義も、ミッションも役割も違う。なので、これは私の場合ですが、まずはプロダクトマネージャがこの会社で何をするべきかという定義をするところからはじめました。その後、組織として注力すべきことや課題を見つけ、それらを促進したり解決できるように進めたりしています。課題に関わることなのであまりオープンにお話できる事例がないのですが(笑)、例えば社内に散在していた情報を集約したことなどが挙げられます。コイニーって、各チームがめちゃくちゃプロ意識を持って自発的に動ける良い文化があるのですが、裏を返すと自由奔放なところがあって(笑)それぞれの領域でバラバラに動いていたものを可視化したことで、コミュニケーションコストが下がり、自分たちがやっていることがよりクリアになったと思います。


ネガティブで前向きな人と働きたい


──仕事のなかで課題に感じていることはありますか?

ここまではまだ仕込みだと思っていて、まだ自分、というかプロダクトマネジメントがこの組織に必要だという状態になっていないことですね。全然バリューが出ているぞと言える状態にないと思っています。とはいえ、自分ひとりでは何もできないので、これからの1年では、今いるメンバーと、新しく入ってきてくれた方の知見を組み合わせながら、プロダクトマネジメントがチームとして価値を出せるようにして、事業全体でこれまで以上にプロダクトがユーザに価値を届けられるように、と考えています。

──どんな人と一緒に働きたいですか?

ネガティブで前向きな人!ちょっと矛盾ですが!

──どういうことなんでしょう?

課題に餓えている人の特徴として、ある種のネガティブさが必要だと思うのですが、それを前向きな行動で解決していける人、ということです。ポジティブすぎるのも違うし、後ろ向きな行動はもっと違う。現在私は1人チームで、次にもし来ていただける方は2人目としてお迎えすることができるので、一緒に良いチームを作っていきたいですね。

〜取材裏話〜

タコ公園で平日の日中行われた撮影。桜が咲きそうな公園はたくさんの親子連れで賑わっていて、チラチラと怪しい目線を感じながらの撮影でした。インタビューでは、「この話面白いかなぁ?」と時々心配しながらも話してくれた永嶋さん。いつもポジティブにものごとを進めているだけではなく、サービスを使ってくれているお客さんの話をいつもいきいきとしているのが印象的です。そんなミクロとマクロ両方の目線を持っている永嶋さんと一緒に働くと、問題解決のプロになれそう〜。(編集担当・出川談)
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