ハワイ仕込みのホスピタリティー。富良野のペンションpetit-hotel #MELONマネージャー小川航平のおもてなし街道

プロフィール

小川航平
1994年、静岡県出身。高校ではバスケットボールや柔道、水泳などの運動に打ち込む。日本大学国際関係学部入学。大学4年生の時にはハワイへ留学してホスピタリティーを学ぶ。2017年、L&G Global Business入社。HOTEL SHE, KYOTOを経て富良野のpetit-hotel #MELONマネージャー。

HOTEL SHE,などのホテルを運営する株式会社L&G Global Businessには、多様なバックボーンを持った若い社員が集まっている。そんな社員の紹介記事第8弾は、一番のムードメーカー小川航平をピックアップ。持前のホスピタリティーが評価されて、初めての新卒社員として入社してから、1年で富良野のpetit-hotel #MELONのマネージャーに就任するまでの過程、その後の展望に迫る。


幼少時代から愛されるムードメーカー気質

静岡県で生まれ育った小川は、幼少期からムードメーカーだった。「友だちも多くて、お調子者でしたね。中学校では周りからそそのかされて学級委員をやったこともあります」と当時を振り返る。高校ではバスケットボールに柔道、水泳とあらゆる部活に打ち込む。愛されキャラで目立つことが好きだった小川は、この頃は本気で芸人への道を考えたこともあったという。

その後の大学受験では得意な英語を活かして、地元の静岡にある日本大学国際関係学部へ進学。国際平和を推進する国際法や難民の現状、安全保障などを学ぶ。そこで韓国と沖縄出身の2人の大学生と意気投合。これが小川の価値観を変えることになった。

韓国から来た友人は日韓の貿易問題解決を目指してたり、沖縄の友人は地元と世界をつなぐために県知事を志して世界を飛び回ったり。そんな強い課題意識を持つ二人と毎日集まっては語り合っていた小川はしだいに「僕も何かに挑戦したい」と感じるようになった。

志の高い仲間から刺激を受けてハワイへ留学

大学4年生を前に沖縄出身の友人がフランスへ空手修行に行くと聞きつけ、小川も海外に憧れる。大学では水泳の監視員や税務署、居酒屋のアルバイトなどを経験、自身の生まれ持った愛されキャラも相まって接客が向いていると褒められることが増えた。小川はさらなる接客を学びたいと考え、「ホスピタリティ」の権威でもあるハワイ大学カピオラニコミュニティカレッジへの留学を決めた。

ハワイには8カ月滞在した。「サービス業では自信をもって話すことが大事。だから毎日人前で堂々とスピーチする練習をさせられました」。ホストファミリーがウェディングの仕事をしていたこともあって、結婚式の準備を手伝うなど、英語とホスピタリティを学ぶことができた。


「ホテル 経営」の検索結果から龍崎翔子にたどりつく

友人に触発されて「僕もいつか社長になりたい」という淡い夢を持ちつつ、日本に戻った小川は1年遅れで就職活動をスタートした。英語を生かせる外資系企業やサービス業に的を絞った中で、アメリカにも支店を持つとあるホテル企業に出合う。「ハワイでホテルツアーに参加したことがあって、ホテル経営に憧れていたんです」と小川。面接を受け、その企業から内定をもらった小川だったが、テレビに映ったとある経営者の「経営者になるには小さい会社がいい。チャンスはいくらでもある」という言葉が胸に響いた。内定をもらった会社の従業員数は数百人、これでは経営者になれないんじゃないだろうか、そう考え、ふと「ホテル 経営」という文言をパソコンの検索窓に打ち込んでみた。

一番上に出てきたのは東大発オンラインメディア「UmeeT」に掲載されたばかりの龍崎翔子の記事だった。記事を読んだ小川は衝撃を受けた。記事の最後には当時社員2人だったL&Gの求人募集記事へのリンクがあった。「『petit-hotel #MELONの店舗責任者募集』という求人記事がありました。ここだといきなり責任者になれるのかと思い、その場の勢いで応募ボタンを押しました」。

龍崎からすぐに連絡をもらって東京で会うことになった小川はその日のことをよく覚えている。「僕はクラブミュージックが好きで、音楽について熱く語っているうちに意気投合してしまって。翔子さんも『面接でこんなに話し込んだのははじめて』と言うくらい、仕事の話や将来の目標、富良野で働けるならDJイベントをやりたいといった具体的な話まで、長い時間をかけていろんな話をしました。盛り上がってその場で『是非来てほしい』と言われた僕は反射的に『行きます』と答えていました(笑)」。その後、内定先に電話で謝罪して内定を辞退して、2017年度の新卒、3人目の社員としてL&Gヘ入社することになった。


入社1年で富良野のペンションpetit-hotel #MELONのマネージャーを任される

大学卒業を控えた春休みにアルバイトとしてHOTEL SHE, KYOTOで働き始め、4月からはそのまま半年間ここでホテル業を学んだ。2018年には、彼の人あたりの良さが評価され、当初の応募内容だったpetit-hotel #MELONのマネージャーに抜擢される。petit-hotel #MELONはL&Gが最初に手がけた北海道・富良野の大自然の中にあるホテルであり、冬季のスキー客を中心に世界各国から観光客が集まるホテルである。「最初は僕とアルバイトの2人で切り盛りしていたので、日々のオペレーションで精一杯。失敗をして怒られることもありましたが、おかげさまで社員も増えて、安定してきました。マネージャーとはいえ、今でも調理・清掃業務を含めた運営業務は僕もガッツリやっていますし、その上でどうやって売り上げを上げるのか、経費を節約できるかなど、試行錯誤を重ねています」。

小川の特徴を聞くと、L&G社員は「人あたりが良くて、ホスピタリティー精神がすごい」と口をそろえる。「もともと人が好きで、何かをしてあげたいという気持ちが人一倍あって。petit-hotel #MELONには無料でアルコールを提供するフリーバータイムという時間があるのですが、僕は積極的に話をしてしまうので、ゲストともすぐに仲良くなれるんです」と小川。

彼は勉強した経営やホスピタリティーに関する知識を自分自身と一緒に働くメンバーの接客に落とし込み、試行錯誤することを続けている。その甲斐あって、2月のレビューも平均9以上という業界的にもかなりの好成績を残している。

「僕は富良野をゲストにとって第二の故郷のような温かみのあるホテルにしていきたい。ゲストとの距離が魅力のホテルだけに、リピーターになって毎年来てくれるゲストも多くいます。だからこそ、自分の強みである接客でどんどんゲストと仲良くなって“メロンlovers”の輪をより広げられるよう日々いろんなことを改善していこうと思っています。そのためにはお客様の存在・行動・気持ちに気づくことが大切だと感じています。また、富良野には冬のスキーだけでなく、スープカレーやチーズ、ワインといったグルメをはじめ、ラフティングや熱気球などのアクティビティーも充実しています。こうした魅力をZINE制作などを通じて世界に発信していきたいと思います」。


(執筆:角田貴広 企画:金井塚悠生 撮影:延原優樹)

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