「『人の能力開発をしたい』という思いを、インターネットで全人類に届けたい」DeNA出身の取締役にインタビュー

今回は、取締役COOの長村禎庸(ながむら よしのぶ)をご紹介します。

リクルート、DeNAを経てハウテレビジョンにジョインし、取締役COOとしてビジネス部門の統括に加え、新規事業であるDSP事業の立ち上げなどさまざまな事業を推進している長村。

入社半年で実施した取り組みや現在注力していること、そして長期的に実現したいことについてインタビューしました。

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長村 禎庸(ながむら よしのぶ) プロフィール
大阪大学 文学部卒。株式会社リクルートにてゼクシィの営業を担当。
その後、株式会社ディー・エヌ・エーに転職。入社して数年は広告営業マネージャー、子会社取締役、広告事業部長、採用マネージャー、経営企画マネージャーなどを担当。
経営企画時代にiemo/ぺロリ買収に伴うPMIリーダーを担当し、そのままマネタイズに責任をもつということで広告事業部長に再度就任。キュレーション事業を月商数億円のビジネスに育てた。最後は株式会社ぺロリ 社長室長 兼 人事部長として、ぺロリの事業・組織の拡大に貢献。
2017年6月に株式会社ハウテレビジョンに入社、取締役COOとしてビジネス部門を統括。
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『人の能力開発をしたい』という思いを、インターネットで全人類に届けたい

ーーハウテレビジョンに入社したきっかけは?

代表の音成と知り合ったのは2016年の夏でした。

そのころは転職することなど全く意識していませんでしたので、ただ「面白い人だな」という印象を持った程度でした。その後当時の取締役や部長のメンバーと話していくうちに芽生えた思いが2つありました。

1つは、「この代表となら良いコンビが組めそうだ」ということです。

代表には型破りの発想ができるところ、クリエイティビティ溢れるところ、とんがったところがあって、非常に魅力を感じました。

ただ、新しいものを生む力が強い反面、着実にビジネスを伸ばしていくとか着実に組織を作っていくことに関しては、まだ模索しているように見えました。

自分自身はこれまでのキャリアで、ビジネスやマネジメント、人事の側面から会社やプロダクト、事業を急速に拡大させることについては経験があり、得意とする分野でしたから、代表と自分がコンビを組めばより良いものが生み出せそうだと感じたんです。

もう一つは、ハウテレビジョンなら自分の抱いていた夢を実現できるということです。

実はもともと人の育成や能力開発にすごい興味があったんですね。

とは言え、もし自分自身が人の育成に直接関わってしまったら、一度に育成できる人数には限界がありますから、せいぜい数十人程度ですよね。その限界を感じていたので、研修会社で働こうとか、コーチになろうとはあまり思わなかったんです。

その代わり、「『人の能力開発をしたい』という自分の思いを、全人類に届けられるインターネットに載せたい」という希望をずっと持っていたんですね。

まさにハウテレビジョンはそれをやろうとしていたので、「だったら自分のやりたいと思っていたことが実現できるな」と思い、ジョインしました。

ハウテレビジョンの魅力はエンジニアとの距離が“世界一”近いこと

ーーハウテレビジョンの魅力はどこにあると思いますか?

まずはエンジニアとの距離が近いことです。ウェブサービスって、構想しても実際に作れなかったら意味がないと思うんですが、ハウテレビジョンでは作ってくれる人たちが「一緒にやろう」と歩み寄ってくれる。こんなに仕事がしやすい環境はなかなかないのです。

開発チームは部署のスローガンとして、“ビジネスサイドに絡み付く”というのを掲げています。まさにそれを体現するように話しやすいエンジニアばかりです。ウェブサービスを考える人間にとってこれほど楽しい環境はないと思うんですね。

ーー今までの職場ではエンジニアとの距離はこんなに近くなかったですか?

こんなに近いことはいまだかつてなかったですね。直接エンジニアに話すこともほとんどありませんでした。

よくある組織だと、開発のリーダーがビジネスサイドの相談窓口を一手に担い、その開発リーダーを経由して現場のエンジニアに伝達されるという体制になっています。そうした社内での情報伝達ルールが徹底され過ぎているがゆえに、ビジネスサイドの人は開発リーダーとしか話せないという状態になってしまうことってよくあるんですよね。

でもここはそうではない。開発工数などについては前回のインタビューで紹介された開発の“若きリーダー”の大里が取り仕切ってくれますが、個別の相談とかちょっとした四方山話などがあった時、自分が直接開発のメンバーに話しかけても全く咎められることはありません。

オフィスレイアウトに関しても、ハウテレビジョンのようにど真ん中にエンジニアの席があるって、一般的にはなかなかない席順ですよね。他の会社だったら、コーポレート部門の島などにエンジニアがいるほうが普通だと思うんです。

パーテーションなどの仕切りも無いオープンなオフィスでエンジニアにも気軽に話せるのは、すごく良い環境だなと思います。

「クライアントのニーズ」がカタチになったDSP事業。そこから見えてきたのは自社サービスのすばらしさ

ーー 現在はどんな業務を担当、推進していますか?

主力サービスである新卒向けの「外資就活ドットコム」とキャリアアップ支援サービス「Liiga」のコンテンツの全業務を推進しています。また新規事業であるDSP事業においては、いちプレーヤーとして立ち上げ業務を進めています。その2本立てです。

DSPはDemand Side Platform(デマンドサイドプラットフォーム)、つまり「広告配信のプラットフォーム」です。外資就活ドットコムでも企業の広告掲載をしていますが、それとは全く別の事業です。

「外資就活ドットコム」上では企業の採用広告を掲載していますが、これまでは採用を目的としていない会社から採用以外の目的での広告掲載希望を受けても、ユーザーの利便性を損なう恐れがあるためお断りしていました。

「外資就活ドットコム」には広告掲載できないけれども、ユーザーにはアプローチしたい。「こういった企業からのニーズに応える商品を作りたい」と思って考えたのがこのDSPです。

実際の広告配信は「外資就活ドットコム」上ではなく、FacebookやLINEなど、あまたあるウェブメディアを通じて行います。「外資就活ドットコム」のユーザーにターゲティングして広告配信するわけです。つまり、どの媒体に出すかは関係なく誰に出すかが指定できるので、あらゆるウェブメディアに配信することが可能なのです。

また本サービスには「Liiga」のデータも活用しているので、社会人ターゲティングもできることが強みになっています。特に社会人ターゲティングは人気で、英会話スクールさんやMBAスクールさんなどから依頼されることが多いです。

ーーDSP事業をやってみて気づいたことはありますか?

改めて感じたのは、ハウテレビジョンがこれまでにやってきたビジネスと持っているデータの素晴らしさです。

何といってもユーザーは将来の日本を背負う人たちじゃないですか。例えるなら「外資就活ドットコム」はそういう人たちの“データの油田”といえます。毎卒年30-40万人くらい就活生がいるとしたら、外資就活に登録してくれるのはそのうちのトップ10%の3-4万人くらいです。その会員データを毎年溜めていけるのはすごいと思うんです。

就職先が決まれば「外資就活ドットコム」のユーザーはサービスを使わなくなってしまいますが、就職後は社会人向けのサービスである「Liiga」を使ってもらうことが可能です。将来的にはこのデータの油田を、毎年トップ10%の人材データが蓄積される一大プラットフォームに成長させることが可能だと思っています。



組織拡大に向けアクセルを踏む準備は整った

ーーご自身では特にどんなことに注力していますか?

今はとにかく採用です。なぜ採用なのかと言えば、組織を拡大すればさらに伸びる確証を持っていることが理由です。

「決算期である1月までに来期に伸ばせる芽を作りたい」と思っていたんですね。というのも、何も芽のないところからいきなり「伸ばそうぜ」と言っても本当に伸びるかどうかの確証がなければ、なかなか人を採用できないと思っていたからです。

そういう意味で今期は「本当に伸びるかどうか」の“実験”がたくさんできたと思います。

まず「Liiga」に関してはスカウト数とかマッチング数、内定率とかKPIが安定してきたので、ここからスカウト数や会員数を大幅に増やせば、成長するだろうと思っています。

またDSP事業に関しては、自分で立ち上げ、セールスしてみて実際にかなり売れたので、「これは来期もっとエネルギーをかければ伸ばせるだろうな」と感じています。

あとは長期インターンですね。これは昨年12月に「外資就活ドットコム」上でローンチしたばかりの新サービスですが、すでにかなりの応募が来ているので、非常に良い感触が掴めています。

加えて外資就活のユーザーマーケティング本部やグロースハックチームなどで行った施策も効果が出ており、会員数やDAU数が目に見えて伸びるということを確認できました。

しっかりと目標管理を行い、一丸となって目標達成に向かうチーム作りができれば、まだまだ売上は伸ばせるということが分かった半年でした。組織を拡大すれば伸びるという確証が得られたというのがあります。

だから今アクセルを踏むべきと思っているのです。

ハウテレビジョンは“試せる仮説”だらけ。試したいことが無数に出てくる

ーーハウテレビジョンのメンバーで他の会社にはいないなというタイプの人はいますか?

例えば以前にインタビューにも登場した千田ですね。僕に対して平日、休日を問わず毎日のように「あれやりたい」「これやりたい」と企画書を送ってきたりする。仕事が楽しくて楽しくて仕方ないんだろうな・・・と(笑)。

その気持ちはすごく分かるんです。

というのはハウテレビジョンって“試せる仮説”だらけなんですよ。

「外資就活ドットコム」という良いサービスがあって、それを基にしたビジネスってまだいくらでも考えられ、試したいことが無数に出てきます。だから「あんなことをやってみたらいいんじゃない」と思いつくのは当たり前といえば当たり前なのかもしれません。

実は世の中には試せる仮説のないビジネスも結構多いです。アイデアが思い浮かばなかったり、「今そんなことを試しても仕方がないよな」というようなフェーズのビジネスもすごく多い。

ですが、「外資就活ドットコム」というサービスは学生からの圧倒的な支持があり、トップ学生の高いシェアがある。その高いシェアをもってすればめちゃくちゃいろいろできるんですね。

僕はハウテレビジョンという会社は「起業家精神と教育精神に溢れた、能力開発事業創造集団」だと思っています。

事業創造意欲旺盛なビジネススタッフと、ビジネスと絡みつきながらモノヅクリを楽しむ開発スタッフが、あれやりたいこれやりたいと声をあげ、何かが勝手にはじまり、アメーバのようにそれが広がっていく、そんな会社だと思っています。

当初立てた戦略や計画にこだわりすぎることなく、その瞬間やりたいと思ったことを社内でスタッフを集めて勝手にやりはじめる、そんな組織が良いなと思っています。

多様な世代のユーザーが交流できる「世界初の能力開発プラットフォーム」を目指したい

ーー今後ハウテレビジョンで長期的に挑戦したいことはありますか?

「世界初の能力開発プラットフォーム」を作りたいと考えています。

一般の就活サイトであれば就活が終わったら退会してしまうのでユーザーとの関係がそこで終了してしまいますが、うちには「Liiga」というサービスがありますので、ユーザーとの関係を継続することが可能です。

近い将来この2つのサービスを共通IDでログインできるようにしたいと思っています。そうすれば、「外資就活ドットコム」のユーザーなら改めて会員登録しなくても「Liiga」を使ってもらえるようになります。

さらにゆくゆくは「Liiga」ユーザーの先輩世代向けのサービスも作るかもしれないんですが、それら全てについてIDを共通とし、さまざまな世代の「トップ10%の人たち」が絡み合うようなプラットフォームを作りたいです。

最終的には日本を背負うプロフェッショナルな人たちが世代を超えて絡み合うことにより日本が良くなり、日本が良くなったら世界が良くなる、というような構図を作り上げていきたいです。


「全人類ってどこまで?」を一緒に考えてほしい

ーー最後にこの記事を読んでいる方へのメッセージをお願いします。

「今のアセットを生かして更に大きいことがしたい」とか「既存のサービスを生かしてもっと面白いことがやりたい」とかいうタイプの方に最適の環境だと思います。

あなたが提案した新しいアイデアに対して会社が「やめてください」と言うことは、余程のことがない限りありません。失うものが大きくなければ「楽しそうですね。どうぞ」と言われる環境ですので、新しいことを試すことが好きな方に来ていただけるといいですね。

また、ハウテレビジョンは「全人類の能力を全面開花させ、世界を変える」をミッションとしています。うちの既存サービスはエリート層をターゲットとしていますが、その次のターゲットについてははまだ僕の頭にも想像がついていません。

「全人類ってどこまで?」「全面開花ってどういう状態?」というところまではまだ定義できていないんですね。今はまだ少数精鋭のベンチャーなので、そういうことを私達と一緒に考えてくれる方にぜひ参加してもらいたいですね。

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